<日々是出会>2025/09/12 今回のWAM助成事業のメインの支援は、不登校やひきこもりの初期の支援によって長期化を避けることができるし、長期化によって二次障害としての精神疾患の罹患率が高まることを食い止めることになり、当人や家族の長期にわたる負担による経済的・精神的な疲弊を軽減することにつながるプロジェクトだと考えています。
早期に不登校やひきこもりに関する情報を感知する機関といえば、まずは学校や相談機関が最初に認知するのですが、今までは学校にしても相談機関にしても具体的な継続した支援が可能でないが故に家族からすると一時的な支援になってしまい根本的な解決につながる継続的な支援が提供されるべきなのですが、それができない現実にNPO法人としては助成金を得てその課題を解決したいということで、早期発見・早期支援・早期回復を願った、今回の助成事業としてプランを立てました。
今回の助成事業の不登校に関しての現状と支援内容は以下です。
1. 現状と課題
・ 宮崎県内の不登校児童生徒数:約 3,000人(宮崎市:約 1,000人)
・ 宮崎県内のひきこもり者数:約 10,000人(宮崎市:約 3,500人)
・多くの家庭が「相談はしたが、具体的な支援につながらない」状態
・支援が遅れると、孤立や学びからの断絶が長期化して家族が疲弊
・学校現場だけで抱えきれないケースが増加中
2. 早期支援の必要性
・不登校 初期段階で訪問型の伴走支援を行うと、復学や社会参加の可能性が高まる
・保護者の不安や孤立感が軽減され、家庭関係の悪化を防止
・学校復帰だけでなく、在宅学習・地域活動など多様な選択肢へ橋渡し可能
3. WAM助成事業の特徴
・福祉医療機構(WAM)の助成により、今年度より事業開始
・家庭訪問支援を軸に、学校・家庭・地域をつなぐ 「初期介入モデル」 を構築
・制度の空白になりやすい初期段階に焦点を当て、切れ目のない支援を実現
・訪問看護ステーションの特徴やスキルを活かして訪問型の伴走支援を継続的に実施して、傾聴を基本に家族や子供に対しての生活支援や地域の支援機関の情報提供、緊急の場合に医療支援ができることも訪問看護師の持っているスキルで、医療支援のみでなく家族に包括的な支援を提供できることが最大の特徴です。
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「障がい者写真集団・えん」メンバー写真を掲載してきましたが、講師が2017年11月に交通事故にあって以降、写真ワークショップを休止していますので、当分の期間、講師が以前撮った写真を掲載します。
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