<日々是出会>2025/10/30 上半期が終わったとこで、助成事業メインの訪問支援に対する課題整理しました。
4月から始まったWAM助成事業では、不登校やひきこもりのご家庭を支える「訪問支援」による活動を進めています。
6月から7月にかけては、実際に訪問支援を行っている経験豊富な講師の方をお招きし、訪問看護師がどのように関わっていくのかを学ぶ3回の研修会を開催しました。
8月以降は、教育委員会や相談機関などに本事業への理解を深めてもらうことを目的に、関係者の協力を得ながら各相談機関への訪問アポを進めました。
9月からは、市教育委員会、市教育相談センター、市自立相談支援センター「これから」、県ひきこもり地域支援センター、県子ども・若者総合相談センター、民生委員児童委員協議会などを訪ね、連携した支援体制づくりをお願いしてきました。
そうした地道な取り組みの中で、少しずつですが、訪問支援を希望されるご家族や関係機関からの紹介・問い合わせが増えてきています。
半年間を振り返ると、まだ依頼の件数が多くはありませんでしたが、その背景にはいくつかの課題も見えてきました。
1. 訪問看護のイメージが十分に伝わっていないこと
「医療の専門職」という印象が強く、「身近に相談できる存在」として結びついていない。
2. 家族の方の心理的なハードル
「相談しても支援につながらなかった」「家庭のことを知られたくない」という不安や抵抗がある。
3. 情報が届くまでの流れやタイミングの課題
教育委員会や学校、地域の窓口などを通じて、家族が実際に支援を利用できる導線がまだ十分に整っていない。
4. 制度や利用のわかりづらさ
費用や依頼の流れなど、利用に関する具体的な情報が伝わりにくい。
5. 成功事例や安心の声の少なさ
訪問支援を受けたご家族の体験や、「支援を受けて安心できた」という声が広がっていない。
これらの課題を踏まえ、
• わかりやすい広報の工夫
• 実際の支援事例や体験談の紹介
• 依頼しやすい仕組みづくり
• 関係機関とのつながり強化
を大切にしながら、家族にとって本当に心強い訪問支援の形をつくっていきたいと思います。 |
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「障がい者写真集団・えん」メンバー写真を掲載してきましたが、講師が2017年11月に交通事故にあって以降、写真ワークショップを休止していますので、当分の期間、講師が以前撮った写真を掲載します。
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今日までの来訪者は
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