「精神障がい者は、今の社会を新しく変えて行く存在である!」          

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平成27年度宮崎県委託:人権啓発活動協働推進事業

 「みんなで、ふれあって、つなぐ、
明日のみやざき」

開催報告&当事者と参加者の感想

ふれあい交流会開催報告

県内18ヵ所の開催を終了しました。

参加者数は、668名



公立大学生のふれあい交流会感想

                  ふれあい交流会の感想

今回の交流会を通して、精神障がいは身体障がいよりも身近な障がいであり、誰もが成り得る可能性があるということを認識しました。また、精神障がいを持った方の話を聴いて気付いたことは、きっちりと仕事や勉強をこなさないといけないという強い使命感を持っている方が多く、それに付随するプレッシャーから体を壊すということです。こういう面からも誰もが成り得る身近な障がいであるということを感じます。

発達障がいの方の話では、決まったことをしっかりと行う事が出来る反面、突発的なことに対応することができないという話を聴きました。このような話を聴くと、障がいであると言えば障がいと捉えられますし、性格や個性とも捉えられる気がします。人によって向き不向きがあるのは当然ですし、必ずしも社会のルールに適応させるために、矯正して治すといった概念は正しくないのかもしれないと感じました。社会全体を見ると、矯正しなければなないという流れは少なからずあると思いますが、精神障がいについて多く取り上げたり、この交流会のように当事者からの体験談や思いを聞き取ったりすることで、障がいを知ることから始め、その人の個性を発揮できる場を見つけることが良い方向につながると感じました。

このように直接話を聴いて関わることでしか見えてこないものがあることが分かりました。精神障がいは複数の症状が重なっているケースが多く、単に一括りにできるようなものではないことが分かり、症状に応じてのケアが重要であることも分かりました。また、目に見えない障がいという事で、なかなか理解が進まず、企業が採用をためらうケースがあるということを知りました。そのため、障がい者雇用について大きく取り上げたり、モデルケースを提示したりすることも必要なのではと感じました。身近な障がいであるのにも関わらず、あまり大々的に取り上げられることが少ない気がしました。

このようなワークショップに参加するのは2回目でしたが、今回も様々な気づきを与えられましたし、精神障がいについて考えるよい機会となりました。

ふれあい交流会の感想

 今回のふれあい交流会では当事者の方がなぜ自分がそのようになってしまったのかをお話ししてくださって、より自分もなりえるものだなと実感することができました。学生の頃に発症する人が多いそうですが、社会に出てから発症する例もあり、これから就活が始まる私たちも他人事として捉えるべきではないです。そのためにもこのようなふれあいの場を増やしていくことは必要だと感じました。また、今回のテーマになっていた地域で共生していくためにも、まず触れ合うことが大事だなと思います。私はこのゼミに入っていなかったら、精神障がい者の方々と関わることはほぼなかっただろうし、自分がなる可能性のある病気だと認識することはなかったと思います。

また、マイナスなイメージを持ってしまうのもどんな人たちか知らないからです。一緒に時間を過ごしてみて私は皆さんの優しさを感じました。障がい者雇用について説明してくださったし、どんな質問にも嫌な顔せず丁寧に答えてくださりもしました。このような場を私達以外の人にも体験してもらいたいなと感じました。

ふれあい交流会の感想

第一回のふれあい交流会に続き、今回も貴重なお話をありがとうございました。精神障がいは決して特別な病気ではなく、私もいつか発症する可能性がある身近な病気だということを改めて実感しました。しかし、見た目では精神障がいを持っているかどうか分からないですし、自分が精神障がいになったとしても、発病したことになかなか気づかないのではないかと思いました。

また、同じ障がいを持つ人であっても症状や抱えている問題が異なるので、完全に理解するのは難しいなと痛感しました。ただ、知識や理解がないゆえに「障がい」という言葉だけで差別や偏見を持たれてしまうのが現状です。それはあまり障がいのある方とふれあう機会がなく、マイナスなイメージを持っているからだと思います。地域で共生していくには、障がいのある方とふれあう機会を増やし、一人ひとりが理解を深めていくことが必要だと思います。

ふれあい交流会の感想

 先日は貴重なお話、ありがとうございました。このような機会はなかなかないので第1回と同様、いい経験になりました。

 精神障害を持っていたとしても、その人に障害があるかないかなんて実際見ただけではやはり分からないな、というのが率直な意見です。障害のない人たちと変わりもないのに偏見をもたれるのは不公平だと改めて実感しました。

 精神障害に対して周囲に理解をしてもらうには、実際ふれ合ったり話し合ったりする場が不可欠だと思います。私もこのような機会がなければ知らなかったことがたくさんありますし、精神障害に対して偏見を持っていたかもしれません。周囲の人たちも、もちろん私自身も、もっと障害についていい意味で興味を持つべきだと思います。ふれあい交流会が今後多くの場所で開かれ、より多くの人たちに精神障害について理解を深めてもらえることを願っています。



西都市:ふれあい交流会開催報告

(宮崎もやいの会代表:小林順一の所見)
2016年1月15日
参加者:25名


今日は、記念すべき18回目を西都市で迎えることができ、感慨無量でした。

開催時間が930分からだったので、普段より早めに自宅を出発することにして、朝日を浴びながらバイパスを走って会場のコミュニティセンターに向かいました。

会場玄関で、宮崎市から2名のピアスタッフが一緒に車で来てくれていたので挨拶をして会場の3階に上がり、西都社協の担当の方及び市障害福祉課の方が会場の準備をしていただいていたので、資料など各机に置いていく作業を終わったころに、もう1名新富から出席してくれるピアスタッフが来てくれたので、ピアスタッフを紹介して来場者を待ちました。

今日の参加者は、西都市役所周辺の福祉協力員などに呼びかけていただき25名の参加がありました。

今回の交流会を開催する以前は、イベント開催の時に参加者数にこだわった時期もありましたが、こればかりは努力しても色々な条件が参加する要因になるので、最善を尽くして、少なければそれに応じた有意義な交流会にすることをピアスタッフと思案してきたとこです。

今回の目玉は、当事者の語りと接触体験のグループワークの2本立てで参加者に理解を促すことが出来ることを実践してきました。

今日も最後の各グループのまとめの報告で実践していることの結果が実現できていると思う意見が出ました。

当事者の話を聞く機会が今までなかったので、今回は非常に有意義な時間を経験したし、これからもこのような交流の機会を多く作るべきである。

グループワークの人数が7名であることで親しく接触することができ、多くの意見が出て理解につながるグループワークであった。

地域での生活で、ひきこもっている方に接触するには定期的に伺い信頼関係を作って話ができる関係を作ることが大事だということが参考になった。

当事者などが気軽に行ける交流の場があることが地域に必要で、それが第1歩ではないかという意見があった。

最後に、西都市社協担当の係長さんが、今日参加していただいた方が周りの方に今日の体験を伝えて下さることで理解者が増えることになるので、よろしくお願いします、と締めの挨拶をしていただき、その通りだと思いながら、お礼を伝えて西都市を後にした次第です。

 アンケートのコメント

・また、お話が聞けると良いかな!有難うございました。

・体験者発表を初めて聞きました。

・様々な気づきキーワードを持って帰れます、有難うございます。

・「普通に感じることは、皆が普通に感じている」そこに近づけるように日々の生活を送れるようにします。

・本音を伝えることが出来たし、本音を聞くことができたのがよかった。

・これから先、いろんな会に参加させていただきたいと思います。

・参加してよかったと思います、有難うございました。

・大変よかったと思います、今後も参加したいと思います。



日向市:ふれあい交流会開催報告

(宮崎もやいの会代表:小林順一の所見)
2016年1月14日
参加者:39名


会場の準備をしていたら日向出身のピアスタッフが来てくれて手伝ってくれる中、日向市社協の担当の方と準備や打合せをして設営を終わり来場者を待ちました。

その内、延岡市の地域活動支援センターとびらから3名のピアスタッフが来てくれたので、宮﨑と延岡のピアスタッフ同士お互い紹介をして席に着きました。

5グループ7名で椅子をセットしていたのが徐々に来場者も多くなって満席になったので始める事になりました。

今回が17回目で明日の西都市で18回になり完了する事になります、と挨拶で伝えました。

今回は、日向市社協と日向市障がい福祉課に協力と参加していただいて、地域の民生委員さんが多く参加していただく事になりました。

グループでは、笑いが絶えないとこもありこのような風景を見ると、接触体験の効果が見て取れるので、このプログラムは色々と活用して理解促進を進めるツールにできると実施して感じているとこです。

また、親しく意見交換をする場としてグループワークを実施することによって当事者理解にもつながるし、改めて当事者を見つめ直す切っ掛けになるグループワークであることを気づいてもらっています。

交流会終了後に、会場のテーブルや椅子の片付けを一緒にやる事で、再度親しさが増すみたいで、色々と声かけをしていただいている風景を見ることが恒例になっています。

 アンケートのコメント

・普通に接し寄り添うことが大事、話し相手になりたいと思いました。

・当事者のお話が聞けてほんとうによかった、有難うございました。

・当事者と話が出来て、何ら変わらない。むしろ私達よりもずっと頭がよいし、話も普通にできる。

・障がい者と言われないとわからない。

・時給が安いのには、ビックリしました。

・グループ討議での当事者の方の話がとても印象的でした。見た目ではわからず本人の話を聞いて理解が少しはできた様なきがします。

・当事者の方が疲れないように、無理しないようにしていると聞き反対に教えてもらいました。

・寄り添う人がいることの大切さも教えてもらいました。もっと参加者があるといいのでは。

・発達障害と言う病気に対してほんの少しわずかですが、わかった気がします。

・勉強になりました。

・本日は貴重な体験、有難うございました。

・当事者の体験を聞いて大変勉強になりました。

・当事者の話を聞の中から自分を見出すことができた、生き方を詳しく聞かせていただいて本当に勉強になりました。

・直接、当事者の話を聞けたことが良かった。

・当事者との交流会はこれからも必要。

・普通に接すること、構えないこと、慣れることが大事だと思いました。

・精神障がいの方の話を初めて聞くことが出来た。

・本人の今まで生きてきた経過、悩みなどとても貴重な話でした。

・地域の中で如何に私たちが寄り添うか考えさせられました。

・本当に参加してよかったです。

・苦しい思いをみんなの前で話すということの勇気がすごいですね。

・今日の交流会のような機会があるのはとても良いことだと思います。

・偏見がなくなり、世の中が心のバリアフリーになることを願っています。

・これからもこのような機会を作っていただきたいと思っています。

・もう少し長く話を聞いてもよかったのでは。

・普通の方々と全く変わらない感じがしましたが、本人様は悩まれたのでしょうね。

・今まで精神障害の方と接する事が少なく、理解できてないとこがありました。

・今回の交流会でお話を聞いて改めて精神障がい者の方の苦しみ、辛さがわかりました。これからは、偏見を捨て、普通に自然に接していこうと思いました。

・大変勉強になりました。有難うございました。

・当事者の方の話を聞けてよかった、障害があっても普通の人、今後は普通に接したい。

・当事者の方の話の進め方はとても上手でした。

・このようなイベント・会議は大いに実行すべきと思います。



本郷地区ふれあい交流会の感想

交流会終了後に送ってきた感想です

ふれあい交流会に参加して

「精神障害」という言葉、昔は「暗い」イメージで捉えられていたが、今は情報公開や精神保健センターなど行政面での啓発もあり、少しは多くの人達に「精神障害」という言葉は、知られるようになったが、まだ内実は知られてないことが多い。
 今回、本郷地区社協が後押しして(後援)、NPO法人宮崎もやいの会の主催の「ふれあい交流会」が開かれ参加した。
 理解と接触というキーワードで、「私の人生、山あり、谷あり!」をテーマに当事者2名の方が発表され、自分が発達障害、うつ病で病気になる前の生活や発症後の生活、家族や社会でのかかわり、仕事について職場での苦労や偏見について、本人の体験を熱く語られ、私を含め多くの参加者に感銘を与えた、そして精神障害者に対して「どう接するべきか」「どう理解するべきか」を教えられた。

 2部ではグループワークで各グループに当事者らも参加して、意見発表の感想や、地域のなかで精神障害者に関する困ったことなど、フリートーキングが行われ、3班で、出された意見は、

・発達障害とは、身体的発達の遅れ(身長など)と思っていて、理解不足だった、お話し聞いて感銘したと同時に理解が深まった。

・精神障害者へは、家族や周りの人の支えが大切でないかと思った。

・地域で母子家庭のお子さんが発達障害で連れ出すことの葛藤があったと思うが、高齢者とのふれあい場などにお子さんを連れてこられ、周りの暖かい激励でお子さんが明るくなった。

・精神障害者への雇用支援の法的障害者雇用法での一般企業への受け入れはどうなのか意見が出される。

 最後に、周りの人の支え、家庭や職場での支えが絶対必要、そして今回のように当事者の生の体験の声を聴き、触れ合う機会を多く持つ場こそ、一番心に響き、障害者への理解が深まっていくと思う。当事者にとっては、勇気のいることと思うが!
 法人のこうした事業は、本郷地区社協での今回が初めてとのこととか、本来なら福祉事業を担う宮崎市社会福祉協議会が、リーダーシップを発揮して、各地区で推進していく事業ではなかと思う。


ふれあい交流会に参加して

 主催者側の挨拶のあと、「当事者の語り」として二人の方の発表がありましたが、その内容、態度にしても何ら普通の人と変わらない堂々としたものでした。後のグループ討議の中で、我々以上に自分のことが理解できているという意見があるほどでした。しかし、ここに至るまでにはかなりの苦労があったとのことでした。

 まず、自分を分析し、理解し、納得し、行動に移し、周囲の人に理解してもらわなくてはならない。そして、自分の生きていく道を見出さなければならない。それには精神的苦痛に伴い、周囲の目も克服せなばならず、発表の内容からみると悲痛な思いが伺えます。

 私自身、発達障害というものに関し、あまり理解していませんでした。しかし、今回の交流会に参加して、発達障害は一般の人に比べて少しのズレがあるだけでそれ以外は何ら変わらないことを知ることが出来ました。ただ、今回の二人の発表者は、その中でも特に能力のある方だとお見受けします。
 しかし、多くの障害者が意思の疎通を上手く図れず悩み、閉じこもりがちになっているのではないかと察知します。それを少しでも解消するためには、今回のような交流の場をできるだけ多く設け、相談に応じ、話し合いの中で悩み、不安を取り除いてやることが必要と思います。
 そのためには、一個人、一施設では限界があり、今以上の対応は期待できないものと思われ、行政の活動に期待したいと思います。気軽に入りやすい相談所、施設の増設、ボランティア相談員の育成増員、精神科医との連携等、関連機関の充実を図ることにより、一人でも多くの障害者が安心して暮らせる社会体制が確立されることを期待します。


ふれあい交流会に参加して

ふれあい交流会でお二人の方の貴重な体験談を聞くことが出来ました。

さらに、グループワークでの質疑応答もありました。

 精神疾患と一言で言っても、人それぞれで、本人、家族も気が付くまでに時間がかかり治療できるまでわからない苦痛が続き、また、家族が、精神疾患を受け入れない場合もあり治療が遅れる場合もあるようです。
 受け入れる方も障害と言っても、人と同じ行動をしないだけで、個性と思って付き合えば少しは、理解できるのではないでしょうか。しかい、一度や二度話を聞いたり、触れ合って理解できるものではありません。「ふれあい交流会」や職場等での共同作業で日頃からのコミュニケーションが出来たらいいなと思います。

 印象に残った当事者の一言、私たちは、障害者ではない、人と人との間にある壁そのものが障害でありこの世には、障害者はいない。

これから私たちは、心のバリアフリーを心がけます。


ふれあい交流会に参加して

 本郷地区で開催されたふれあい交流会に出席させていただきました。

 これまでも数回、江南よしみ地域生活支援センターの方々と交流させていただいていましたが、今回のように、当事者のこれまでの体験を具体的に伺うということは初めてのことでした。

 精神障害は年齢に関係なく誰でもなりうる、身近な人にも発症しうる、そういうことを訴えられた時に、おそらく参加された方はほとんどの方が他人ごとではないと感じたと思います。

 同じグループの方からは、多くの人と話して冗談を言い合うこと、地域の高齢者に話しかけること、そしてなにより周囲の理解が大切であること等の意見が出されました。

 当事者の方からは多くの人と知り合えて、元気をもらえたという言葉を頂きましたが、逆に私の方が元気をもらい、言葉にできないあたたかな気持ちを頂いた交流会でした。


ふれあい交流会に参加して

 全く会合の趣旨を理解せずに心準備もなく、出席いたしました。
 会場に入るなり、参加の多いこと、グループ分け等に戸惑った気持ちで着席いたしましたが、幸いにも自治会長と同じグループで安堵しました。

各班の中の当事者(発表者)に思慮しながら開会を待ちました。

当事者の語りを聞いて、最初の発達障害の方。
 山や谷の大きさ、深さ、こそ多少違うものの、私たちと同じ、いや私個人以上の素晴らしい智慧、知識をお持ちの方と感じました。

もう一人のうつ病の方。
 うつ病で、教職失職との山、谷のお話でしたが、…その時、25年ほど前、二人の青年のうつ病者の悲劇を思い出してしまい、お話を聞き流してしまいました。申し訳ありません。

グループワークでの当事者の発表を聞いた当事者の感想
 ご本人が言わなければ、わかりませんでした。大変にご苦労、苦しみ、悩みを抱えて頑張ってこられた。今の状態の気持ちを大事に支えながら笑みを踏まえながら、歩いてほしいです。
 お話の中で、お母さんからの言葉で「大学まで出したのに」の言葉が非常にショックだった、といわれとことに私は理解しました。他に認められる安心感と環境、そして、11の人間関係を希望されました。

 本日の当事者、また私自身の接触体験から感じることは、非常にまじめで几帳面、言われたことを、真剣に取り組み自分自身を苦しめながら(自分自身を追い込む)頑張る。だから、負担をかけないような、言葉が大変に重要と感じました。
 接触時の言葉かけ(追い込まない)、軽んじない、侮蔑馬鹿にしない、言葉がなくても態度表現に注意する。日常健康な方でも感情のもつれから誰もが精神病になりかえない時代環境と感じます。誰もが常識豊かな言動と、励ましと讃えながら、お互いに人間性としての成長を図りながら、明るく街づくりに貢献していきたいです。




清武地区ふれあい交流会の感想

交流会終了後に送ってきた感想です


ふれあい交流会に参加して YK

 ピアの方達と話が出来て、とても良い時間を作っていただいてありがとうございました。 グループ内の話の中で、向き合った事がなく怖い、どう接すれば良いのか分からないと思っていたが、普通に話して良かったんだ。町であっても普通に精神疾患があるって分からない。自分が偏見の目で見ていたと・・・ピアの方が、前で話をしていただいた事をグループ内ですごい勇気あって素晴らしいと・・・みんなの意見で、ひとつひとつ自分の気づきを知った時間でした。

ふれあい交流会に参加して SO

 交流会終了後、ピアの方に参加者である地域の方が声をかけに来られていた。「話してくれてありがとう」、「今までがんばってきたね」、「孫みたいなもんやわ」など、グループワークの始めの方では緊張した面持ちで質問をしていたが、いつの間にか壁がとれているような感じを受けた。精神疾患の理解者が増えれば、理解者がまた地域での理解者を増やし、精神疾患の方を見守っていけるのだなと感じた。

ふれあい交流会に参加して NK

 当事者と民生・児童委員が実際に会話をすることによって、どう接したらよいのか?どう話したらよいのか?という壁が少し取り除かれ始めたように感じた。 

ふれあい交流会に参加して MT

 いつも思うことだが、専門家がいくら分かりやすく喋ろうと努力しても、当事者の言葉に勝てるものはない。当事者がありのままを語る。それが、多くの方の心を動かすのだな~と、今回も実感した。

 「まずは挨拶をしてみよう!」当たり前のことなのに、その当たり前のことすらもできない社会になってしまっている。社会情勢のせいなのか、それが精神疾患への偏見のせいなのか。そして「例え、その時に挨拶を交わすことがもしできなくても、挨拶をし続けてほしい。無視しているわけではなく、その時、挨拶ができないだけ。」「情報が疎くなるので、色々な情報を発信し続けて欲しい。」といった当事者の言葉が、また地域住民を納得させていたと思う。

 特別なことではなく、人として当たり前のこと。大人になるからこそ、偏見が生まれたりする。そんな大人に育てられた子どもだからこそ、偏見を持つものだと思う。幼少からの教育がとても大事ということが、地域住民の言葉として発してもらえたことに、とても感銘を受けました。


延岡市:ふれあい交流会開催報告

(宮崎もやいの会代表:小林順一の所見)

2015年12月20日
参加者:48名


県内18ヵ所の開催のうち16ヵ所目の延岡市のふれあい交流会が、今年最後の開催地となりチョッといつもとは違う気持ちを持って伺いました。

今日の延岡市への道中は、ピアスタッフ2名と一緒にいく予定でしたが、一人が調子が悪いということで参加できないということになり、早速、他のピアスタッフに語りの代役を依頼したら快く承諾していただき延岡に向かうことになりました。

今日は日曜日ということもあり車が少なくてスイスイ進むことができて2時間程度で着いてしまいました。

着いたら早速、会場に行って地域の関係機関の方が準備をしていただいていたので顔合わせをしてお互い自己紹介をして、今日の交流会の協力を感謝する言葉を述べさせてもらいました。

延岡市での開催の特徴は、社協自体の実施ではなかったので、地域活動支援センターみなとのセンター長のご尽力によって延岡市障害福祉課、延岡保健所、社協の相談支援事業所パレットの協力を得て開催されました。

このように、地域の関係機関が積極的に連携して開催することで、地域のつながりが深まっていくこともいい効果の一つと思っています。

プログラムはいつものようにピアスタッフが語り、グループワークの主役を演じてもらい参加者に理解や気づきや学びを感じてもらいました。

委託事業で18ヵ所という無謀で前代未聞な開催もあと2ヵ所で完了ということになりましたが、ここまでくるには各地域で身をもって体験させてもらったこともあり、ゆっくりふりかえって各地域での開催までの経緯を報告として作るのも面白かもしれないと考えているとこです。

終了後、地域でピア活動をサポートしている九保大の知合いの先生と久しぶりに会えたのでピアスタッフ2名とホテルのカフェでピア活動などをじっくり話合って交流したのも、今回の延岡での開催の付録でした。

 アンケートのコメント

・辛い思いをした方々の実体験を聞かせていただいて、病気は克服できるんだなと…この後も強い人であって下さい。

・障がい者の語りを聞いて感激しました。

・生きるためにポジティブに考えていきる。

・障害があることを恥じることなく前向きな考えで感心しました。

・私も地域の障がい者と対話を大事にして協力していきたいです。

・今日の交流会の話を○○や高齢者の集まり(福祉推進チーム、イキイキサロン)の時に話します。

・内容が充実していてとてもよかったです。

・参加できて本当によかったです。

・これからもこのような機会がたくさん欲しいです。

・時間があっという間でした、多くの人に語っていきたいと思います。

・本日地域の民生委員の方々が多数参加くださった点はとてもよかったです。

・これをきっかけに地域での理解者が増えることを期待しています。

・当事者の方から、体験を通じた話が聞けていろいろ参考になりました。

・大変よかったです。しっかり発表されていて、素晴らしいなと感じました。

2名の方の当事者のお話が聞けてよかったと思いました。

・今日のことをかんがみて今からの活動に生かしていこうと思いました。

・中々精神的疾患をお持ちの方々の講演会などに参加することがなくて、今日は思い切って日向からバスに乗ってやってきました。知らなかったことがたくさんある一方で自身肝機能障碍なので同じ見えない障害者同士共感できることも多くあった。

・実際地域の中での偏見差別の実態も聞かせてもらいたかったなと思った。やはり時間不足かな。

・グループワークの時間が少なく話が出てきた時点で終わりとなり残念でした。

・グループワークの時間がもう少しほしかったです。

・グループワークの時間が、あと10分あるとよかったと思います。

・当事者の方と直接お話をさせていただけて、ありがたかったです。

・より多くの方にこのような機会を持っていただきたいと思います。

・一般の人の理解があってとてもうれしいと思いました。

・交流の輪を大輪に!

・色々な人がいっぱいいるなと思いました。頑張るど~

・家族になかなか分かってもらえない、なんでかな~て!


都城市:ふれあい交流会開催報告

(宮崎もやいの会代表:小林順一の所見)

2015年12月19日
参加者:23名


19日は都城市、20日は延岡市と西へ北へと、行脚の日々は続いていましたが、今年も明日の延岡市での開催で終わりになります。

年明けて14日が日向市、15日が西都市と続いて18ヵ所全ての計画を達成することになります。

無謀といえる計画も何とか達成することができることになったのは、各地区社協の担当者の積極的な理解と地域の関係機関の協力があったからこそと感謝しているとこです。

今回の「ふれあい交流会」を通して地域で継続的に開催されることを望む意見が多くコメントとして寄せられていることを、地域の方達が受け取って新たに開催していただくことを望む次第です。

都城市での開催には、ピアスタッフの日高さんが当事者の会a tenpoの副会長ということで南九大にてa tenpoの集まりをやってきていたので、今回のふれあい交流会を南九大の教室を利用して開催させてもらうことになりました。

民生委員や星空の都地域活動支援センターなどの関係者や市民の方に参加していただき当事者と親しく話し合う時間を意義あるものにしていただけたと思っています。

 アンケートのコメント

・とても勉強になりました、会場がわかりずらかった、受付に人を配置してほしい

・私には偏見はないと考えております。でも当事者のお話を聞く機会を有難うございます。

・身近にいらっしゃるので、手を差し伸べたいと思います。

・貴重なお話を聞けてよかった。

・もっとお互いにじっくりと話を聞き、語りあいをしたかった。

・当事者の話が聞けてよかった。

・当事者の苦しかった障害の話に感動しました。

・発達障害は、早期に支援されれば2次障害は避けることができる。

・このような交流会を地域でもっと開催してほしい。

・相談する場所があるとよい。

・障がい者にたいして構えず普通に接することがよい。

・日常の中で挨拶をしてほしい。


串間市:ふれあい交流会開催報告

(宮崎もやいの会代表:小林順一の所見)

2015年12月16日
参加者:74名


今日の串間市での「ふれあい交流会」にピアスタッフ2名と一緒に車で日南海岸沿いを走っていきました。

いつも思うのですが、山間の閉ざされた道より太平洋を見て走ると閉ざされるのではなく心が解放されながら走れるので最高のコースと思っています。

串間に着いたらまず、地域での実施機関として連携していただいた地域生活支援センターWingに伺ってセンター長にお礼をいってピアスタッフと一緒に地域の障害者の作っている弁当をいただきました。

食べてから会場である串間市総合保健福祉センターに行って、メンバーで配置の準備や配布資料などをテーブルに置いていく作業をしました。

資料を置くのにも発達障害の特性である几帳面な面がでたりするのを見ながらそれぞれの特性を生かすことを発揮してもらえる場を提供すれば活躍することができるのだと思ったりしながら自分の挨拶の文言を考えたりしていた次第です。

今回の串間市での開催は、社協が地域の実施機関ではなかったので地域生活支援センターWingのセンター長にお願いしたら、串間市障害福祉課や社協の担当の方に個別に声掛けしていただき協力していただくことになり多くの方に参加していただくことになりました。

センター長が日頃地域での関係を大事にされていることがこのようなときに力になっていただいたのだと改めて地域の活動をしっかり関係機関と連携してつながってやっていくことの大事さを感じた次第です。

地域の多くの方が参加されて、理解につながる切っ掛けになったと、最後のまとめで発表していただいたことは、事業実施の成果であると思っていますし、地域で生活している当事者が少しでも生きやすい地域になることが、この事業の目的でもありますので、開催した意味があったと思っています。

 アンケートのコメント

・特別なことではなくて、普通に接してほしいという言葉を大切にしたい。

・今日、発表されている方は私たちと何ら変わらない。

・精神障がい者の理解が深まった。

・当事者の語りがとても素晴らしい語りでよかったと思います。

・「言うは易し、行うは難し」実践しているものが時折失敗したとしてもさほど大きな失敗でもない限り、失敗した人を頭ごなしにケナすだけではなく、「許してあげられる、ただし、ダメなことはダメ!!」ときちんと寄り添える信頼関係の構築でしょね。

・体験談を聞けたことがとてもよかった、今後に生かしたいと思います。

・普通に接すればいいんですね。

・当事者のお話が聞けてよかった。

・お疲れ様でした。

・当事者の話を聞きながら障害についていろいろ理解することが出来ました。

・人権と関連付けた内容がもっとほしかった。

・挨拶を、言葉をかけていただくと大変うれしいと言われたことに感銘を受けた。

・普通の人と同じように接していただきたいという言葉は、今後の仕事に大いに参考になるものと思う。

・いろんな方の話を聞けてとてもよかった。

・人権についての考えを求めていると思いますが、もう少し人権についての研修及び講習会を開いてもらいたい。

・急用ができ最後まで聞けなかったことが残念です。

・ひきこもりの人がいたら声をかけ普通が一番と思うけど何が普通かそうでないか難しいです。

・あと30分ぐらいあればよかった。

・もっとゆっくり時間があってもいいかな~と思います。

・お疲れ様でした。

・当事者の方の話を聞くよい機会でした。

・年に回数をふやして研修会を開いてもらうと良いと感じた。

・情報交換の大切さ。

・ただ、自殺者の多い地区でありもっと積極的な関わり方がもっと必要だと思います。

・こんなに参加される方がいるのに地域で共生の大切さを願っています。

・障害のある方の声を聞けて大変よかったです。

・精神疾患に関する問題はとても難しくどのように初期に接し、病院など受診につなげるか考えさせられているとこです。

・時間が少なく当事者の考え、訴えと参加者の意見をもっと聞きたかったと思います。

・複雑な世の中、誰もがいつどんなことに出合うことになるかわかりません。地域で皆が仲良く普通に暮らせたら一番幸せだなと思うことでした。

・ありのままに、当たり前に生きることはとても大変ですね。

・お互いに自分のできることを頑張って楽しく生きたいですね。


えびの市:ふれあい交流会開催報告

(宮崎もやいの会代表:小林順一の所見)

2015年12月11日
参加者:60名


前日に小林市で開催したので再び268号線を走ってえびの市総合福祉センターに着きました。

えびの市社会福祉協議会の担当の方に控室に通していただいたら早く来ているメンバーがいたりして開催時間までゆっくりさせていただきました。

今回は、設置から配布資料まで社協の方がしていただいたので、控室でメンバーと色々な地域生活のことなどを話したりして開始時間まで待って過ごさせていただきました。

えびの市は、開催依頼を早くしたので行事として民生委員の学習会として組み込んでいただいたので60名ほどの参加がありました。

今回の開催地区ではベスト3に入る参加者でした。

学習会の後に定例会を実施するということで、4地区にグループ分してあったので多いとこでは18人ほどのグループになりましたが、以前からグループワークの守りごとというのを決めて行っているので少々は多いことで外れることはあっても守ってやっていただきました。

後は、当事者が今回のように多いときや少ないときにどのように対処しながら流れを作るか、経験を通して身に付けてくれることを願うし、今回の事業では、色々な立場で関わったりすることで色々なスキルを提供することになるので、自分の持っているスキルのアップにもつながるし、潜在的に持っている力を掘り起こすことにもなるという実践をしながら、新たな自分を発見してもらいたいと思っているとこです。

終了後に、いつも振り返りをして自分にとって今日の交流会はどうであったかと、共有してほしい課題を確認する場にして終わるということにしています。

えびの市での開催で、多くの方がアンケートにコメントを記載していただき、主催者の一方的な開催ではなく、参加者の交流会で感じた意見が寄せていただいたことは、主催者としてこれからの展開に熱いものを感じることになります。

  アンケートのコメント

・障がい者の方の生の言葉を聞けてよかったと思います。もっと多くの人に理解してもらうために、もっとこのような機会を作って欲しい。民生委員の学習会だったので時間の制限があったのは仕方ないと思うが、これからも取り上げて学習会をしていきたいと思います。

・他人を知ることは自分を知ることにもなる。もっとこうゆう取り組みは必要かなと思いました。

・当事者の話が聞けて、少し理解が進みました。障がい者は健常者であると理解できました。

・風邪ということでマスクをされていましたが、出来たらはずして話していただきかった。聞きづらいです。

・藤咲様、安楽様、新村様の体験により、3名様とも、前向きに全てをとらえて努力勉強されていることがよく理解できました。とてもとても素晴らしいことだと思いました。私も同じように勉強していきたいと強く思いました。

・障がい者と言われたけど自分より立派だと思った。

・甘えだろうか、うつの息子を持ち苦労しているが、安楽さんの方が何倍も立派。

・障がい者の方の努力が大切

・成功されている障がい者の方もおおくいらっしゃるのに感心している

・発達障がいの判断は中々難しいものです。

・身近に仕事上中々中身につぎ込めないことがあります。

・自分たちとそう変わりはないように思えた。ただ突発的に発作があるのが不安、怖いと答えられました。

・当事者の方と向き合うという貴重な時間を頂き感謝します。

・当事者の方の生の声を聞くことによって「気付き」を得ました。

・精神障がい者とは思えない話し方で凄く感激しました。

・いい意見を聞かせていただきました。

・地域での対応の仕方もよくわかりました。

・本当にいい体験談を話してもらったのでよかった。

・発達障害とはどのようなものなのか心に引っかかっていましたが藤咲さんみたいに成功される人もいるのだなと感心しました。

・薬を180錠一気飲みされて直ぐ戻されたのが返ってよい方向に向かっていったのかなと思います。みなさんの努力に頭が下がります。

・今回の交流会大変意義がありました。

・今後も人権について関心を持っていきたい。

・自分の気づきのなさに驚きました。思い悩む人が隣にいたら気づいて、寄り添えたらと思いました。

・きっと何も伝えないし、できないだろうけど、隣に座ってやることがはできるかなと思います。

・お越しくださった方々の苦しかっただろう時を思うと心が震えます。自分らしくゆっくり歩いていってほしいと願います。

・私も障がい児を持っていますのでよくわかります。これからも当事者の方も元気で前を向いて歩きましょう。今日はよかったです。

・社会との「共生」が厳しい状況にあるようだ。

・本人の姿勢も重要となるが、社会的対応がもっとシビアになるべきと思う。

・接し方については、自分自身が考えて行動をする以外にないと思った。

・前向きに生きていらっしゃたので我々もそのように見習って生きていきたいと思いました。

・身近に接して交流会ができたのはよかった。

・もう少し少人数で意見交換ができると意見も出やすかったのでは。

統合失調症の方の意見が大変役に立った。自分で自分を管理することの大切さが身にしみて感動しました。頑張ってください。

・発達障がいは。早くわかれば!!どれほど苦しかっただろうと、心が痛みます。大事になさってください。

・今日は、身にしみる体験有難うございます。思い切って行動される姿に感服します。自然と涙がこぼれました。



小林市:ふれあい交流会開催報告

(宮崎もやいの会代表:小林順一の所見)

2015年12月10日
参加者:31名



雨が降っている中、会場の小林市総合福祉センターに15時開催だったので14時ぐらいに伺いました。

社会福祉協議会の担当の方に挨拶して、会場の机の配置など確認して配布資料をメンバーで各テーブルに置いて行ったりしました。

各市での開催依頼で小林市は最後の依頼になり10月末に伺って色々と行事が決まっている中、年末に向かう時期に民生委員の研修会として決めていただくことになり、今日の開催になりました。

打合せには、福祉部会の会長さんと副会長さんに同席していただいて「ふれあい交流会」の趣旨やプログラムの内容を説明して理解していただき、周りに声掛けをしていただき忙しい時期にもかかわらず25名の参加がありました。

休憩のときに語りを担当したピアスタッフに近づいてきて、自分の身近な方が自殺をしたということを話されて語りに共感したと伝えられる一コマもありました。

グループワークでは、活発に質問などをしていただき親しくふれあうことをしていただいているのを参加者の声を聴きながら感じられました。

終わった後にもピアスタッフに声をかけていただきエールを送っていただきました。

 アンケートのコメント

・障がい者と健常者の区別はないと感じました。

・発達障がい、健常者みんなあるのです。

・今日の体験で少しでも目が広くなり、知識が積めればいいと思いました。

・今回の研修に参加して偏見の解消に大変勉強になりました。

・体験を聞いてよかったです。

・頑張っていて下さる姿に感動、うれしく思いました。

・大変いい交流会、いい勉強になりました。

・今日の交流会はとても充実してよかったです。

・本人さんが心広き人で大変話しやすくてよかったです。

・健常者、障害者の壁はない…痛感しました。

・当事者の声を聴くことが出来て良かったです。



宮崎大学:ふれあい交流会開催報告

(宮崎もやいの会代表:小林順一の所見)

2015年12月8日
参加者:22名



宮崎大学の木村准教授の教室で「ふれあい交流会」を開催するので、1230分にピアスタッフと駐車場で待ち合わせて准教授の研究室に伺って開催場所の教室に向かいました。

4年生15名の学生が教室の配置を語りとグループワークがおこなえるように準備をしていてくれて待っていてくれました。

早速、いつものように「ふれあい交流会」のプログラムに沿うて始めさせてもらいました。

1部の語りは、2名とも仕事の過重と職場の人間関係によってうつ病を発症した方に話してもらったので、病名は同じでも発症の要因はそれぞれ違うので、これから社会に出て社会人として生きていくなかで、同じような状況になった時の対処法として考えなければならない身近な課題なので、グループワークでもみなさん真剣に質問したりしている姿を拝見しました。

ピアスタッフも質問されることで、自分の体験のなかで、このような支援があれば重症化しないですんだ、ということを伝えることができるのは、体験があればこそなので「体験は宝」なのだということをピアスタッフも実感することになりました。

今回の事業は、県内18ヵ所で実施するので、チョッとハードではありますが、実施することで地域の方に理解され、ピアスタッフ自身もエンパワーメントを高めてくれるのを感じることができるので、チョッと多かったですが、主催法人としてはやってよかったという気持ちでいるとこです。

この経験を次のステージにつなげていくには、ピア同士での支え合いの必要性を訴えてピアスタッフを増やしてピアサポートをメジャーにしていくこと、また、精神障害当事者だからこそできる社会的課題に取り組んでいくことが、より独特で独自の新しい道を切り開いていくことになると思っています。

 アンケートのコメント

・本日は有難うございました。当事者の方のお話を聞くことができ、精神障がい者について知ることが出来ました。自分のイメージとは違うことばかりで、まずは知ることが大切だなと感じました

・意見交流という形はリスクもないわけではないがとてもよい機会だと思います。大変勉強になりました。

・当事者の方々と直接お話することができて、本当に貴重な体験でした。精神障害はイメージでは、中々他の人に気づかれにくいのではないかと考えてしまいました。やはり周りの人たちの気配りや少しの変化に気づいてあげられることが大切になると思いました。誰にでも起こりうることであると思うのでゆっくりゆっくり焦らず11日を過ごしていきたいと私自身も思います。


・当事者の方と実際にお話をしたり、話を聞いたりすることで、誰にでもなりうることなのだということを感じました。また、今どのように生活しているのか働いているのか等、貴重なお話を聞いて周囲の人たちの声掛け等のサポートも重要になるのではないかと考えました。今日は、有難うございました。これをきっかけに人権や精神障がいについて、考えたりして深めていきたいと思います。


・当事者の方と直接お話ができるグループワークは特に話が深まって良いなと感じました。実体験を簡潔にかつリアルに語ってくださり、自分や自分の身近な人がいつなってもおかしくないことや、今出会っている人、もしくはこれから出会える人が苦しんでいる可能性が大いにあるということを知ることが出来ました。辛そうな人がいたら声のかけられる人であろうと思いました。

・私がまともに「うつ」ということについて考えたのは、数年前にテレビで放送されていた「フリーター家を買う」というドラマが切っ掛けでした。それからうっすらと「うつ」ということが頭の中にありましたが、今日お話を聞くまでどのような取り組みが私たちの身の回りでおこなわれているのか、人権についてどのような意識があるのか、全く知りませんでした。このような機会を頂き、有難うございました。

・学生にとって非常に貴重な経験だったと思います。学生は疑問に思うことや知りたいことが多く、様々な視点から質問させていただきましたが、当事者の方は快くお答えいただいて本当にありがたかったです。また、当事者の方、一人ひとりに質問する時間があったらもっとお話が聞けてよかったなぁとも思いました。どんどん広めて知っていってほしい取り組みです。

・精神障がいは、誰にでもなりえるものだということを強く実感しました。特にグループワークでは学校で働く場面でのストレスとか周囲との関係など、具体的にお話を伺うことができ、勉強になりました。今は、精神科に行くというと偏見の目があるということも聞き、一方で精神科の受診が何ヵ月もまたなければならない現状があることも知り、自分たちが知らないだけで、多くの人が精神障がいだったり、悩んでいるということを知りました。ストレスを溜めないことが大切だと思ったので、自分なりのストレス解消法を見つけたいです。

・今回参加させていただいて、知らなかったことや聞きにくかったことまでお話を聞くことができて大変勉強になりました。縁遠い話ではなく「誰にでも起こりうること」として捉えて自分自身、そして周りにも目を配って心を配っていきたいと思いました。是非このような活動が幅広く広がって、早期発見・早期治療につなげたり、共存して社会で生活できるようになるといいなと思いました。そのような活動を応援したいと思いました。有難うございました。

・精神障害に関するお話は初めてでしたが、様々な知識をもっておくことが大切だと感じた。自分にも周りの人にとっても、プラスになることがあるので、より勉強を深めていけるといいと思う。

・当事者の方とお話をさせていただくという、大変貴重な体験をさせていただき、とっても有意義な時間を過ごさせていただきました。やはり私たちは、知らないことがたくさんあり、その無知さが偏見へとつながるので、このような場で“知る”ということはとても大切なことだと思いました。是非、このような機会があればまた参加させていただきたいです。

・色々なお話を聞くことができて、本当によかったです。精神障害の辛い時期にスポットをあてるのではなく、ある程度社会参加できるようになり、元気の出てきた当事者の方たちとお話しできたことは、とても有意義でした。うつになっても、以前の生活に元気な頃に近づくことができる。それを今回改めて体感でき、今うつで悩んでいる友人、これから何があるかわからない来年も頑張ることができるような気がします。有難うございました。

・今回、精神障がい当事者から様々なお話を聞くことが出来ました。こういった「もやいの会」などという団体の存在も初めて知り、やはり人権について考える際、知る、理解することがまずは大事だと感じました。今日まで精神障がいに関して先入観がありましたが、しっかり知ることができました。また、情報の大切さも感じました。

・今日は、地域で共生していくためには、というテーマで話し合った時に、あいさつや声かけなど日常的なことが大切であるということに気づくことが出来ました。また、当事者の話で1日をスモールステップで考え、朝起きれたら大成功というように、小さなことに喜びを感じることが大切だという話を聞いて日常生活でも使えることだなと思いました。今日は有難うございました。

・当事者の方の話を聞かせていただくことができて、実際に聞いてみないとわからないことや、今まで構えすぎていたなと感じることもありました。イベントなどもたくさん行われているけれど、そこに参加することが出来ない方もいらっしゃるということだったので、外に出やすい環境づくりなども大切であり、そのためには周りの理解がとても大切で、今回いろいろな話をきいて知ることが出来たのはとてもよかったです。有難うございました。



日南市:ふれあい交流会開催報告

(宮崎もやいの会代表:小林順一の所見)

2015年12月5日
参加者:15名


天気もよかったので、宮崎市から太平洋を見渡しながら海岸沿いを気持ちよく日南市に向かい日南駅の近くの会場に着きました。

会場に着いたら、今回協力機関として日南市の地域活動支援センター和みのセンター長とメンバーさんがいてピアスタッフと一緒に準備を手伝って、昼食を皆でいただきました。

センター長が集客が上手く周知できなかったみたいで少ないということを言われたので、日南も高岡と一緒で地域の社協を通じてチラシは配っていただくけど自由参加というパターンの実施方法だったので、週末と行事が重なる中での開催だったので思ったより参加が少なかったという状況でした。

そのような中で積極的に参加して下さった方がおられるというとこに最大の言葉でお礼を述べさせてもらいました。

いつものように、語りを二人の方に依頼して、最初のメンバーは、今までに3回語られているので少しは人前で語るのにも慣れてきておられます。

2番手は、今回初めての語りでしたが、色々な場でピアスタッフとして板書をしながらまとめるということをしていただく特技を持っておられる方にお願いしました。
語りの要点を3項目に分けて話してもらいました。上手くまとめて語ってもらったので聞く側もわかりやすく理解をさせてもらいました。

グループワークは、3グループにわかれて意見交換をしていただきました。
自己紹介があるのでまずはお互い親しく話すきっかけができて和気あいあいと意見交換が盛り上がるという流れになるので、どの開催会場でもグループワーク後にも親しさが増してお互い話し合っている風景を目にします。

  アンケートのコメント

  色んな「交流」の場をもって、普通に接せられるように。

  グループワークの時間が短く感じました。

  もっとたくさんの参加してほしかった。

  すごくよかったです。

  当事者の人の映画、DVDTVなどのCMで知ってもらうのは、先入観を与えてしまうので、当事者の人の声や触れ合い(直接)という機会を増やしていってほしいなぁと思いました。

  とても良い交流会になりました。

  短い時間でしたが心のあたたまる言葉がたくさんあり、支援に向けて色々やっていきたい。



清武地区:ふれあい交流会開催報告

(宮崎もやいの会代表:小林順一の所見)

2015年12月2日
参加者:60名



清武での「ふれあい交流会」を開催してきました。

多くの民生委員、福祉協力員さんと保健センター、包括支援センターの方達にも参加をしていただきました。

このような会を開催することができたのも社協の担当者さんの思いがあったからこそ周りの方も協力して声かけをしていただいたと思っています。

通常、会議室での開催が主流なのですが、今回は清武文化会館のイベントホールで実施していただいたので、広くて照明なども調整してあったので、ピアスタッフもいつもの雰囲気と違ってチョッと戸惑いなどを感じた開催前の雰囲気でした。

それと当初6名のピアスタッフが参加することになっていたのですが、1名調子が悪くて欠席するということになりましたが、精神疾患を持っているとその時の調子によって出席できないということもあるので、欠席しても大丈夫なので心配しなくていいよ、と声掛けをすることが関係者として最善の対応になります。

そのような状況の中いつものように1部の語りを2名の方にしてもらいました。

最初の方は、いつもは会議室での交流会だとフラットな床の上での語りなのですが、今回はステージの上での語りになったので、チョッといつもと違う雰囲気だったので精神的に負担を感じて、語りの口調にいつもの調子でない感じを受けましたが、いつもの雰囲気と違うとこを話に取り入れて予定の語りをしていただきました。

二人目の方は、予定していた語りの方が出席できないということで、前日急きょ依頼したら快く引き受けてもらい、語り手としてしっかり伝えるべき内容を安定した調子で語っていただけるので、主催者としては予定していたメンバーが欠席といった場合にこころ強いスーパーサブといった役割を果たしていただいています。

このようにピア(仲間)でお互い支えないながら事業の目的を達成するためにそれぞれの持っているスキルを最大限発揮しながら進んでいるとこです。

1部から2部に入る時に、やはりピアスタッフが講師になり、気分転換として「心身をほぐすプログラム」を実施しています。

この時に笑いが生まれたりすることで会場が朗らかになることを狙ってのプログラムなので、単純な動作をしてもらうのですが中々上手くいかないことが笑いになるというプログラムです。

2部のグループワークは、予定では6グループだったのですが急きょ欠席が出たので5グループで実施しました。

1グループ11名〜13名ぐらいで実施していただきました。
参加者が多いのがわかっていたので社協担当の方にも進行役は慣れている方を選んでいただけると、参加者が参加意識を持って意見交換できることになるのでとお願いしていました。

各グループ進行役の方の進め方で和やかに意見交換ができているのを写真を撮りながら感じることができたので進行役の人選が上手くいったことを実感した次第です。

今回の「ふれあい交流会」のように直接、当事者の語りや親しく意見交換をすることで、色々な気づきや学びの機会を得たことは素晴らしいことで、このような機会を地域で継続して実施してほしいというコメントをいただきました。

このように地域での啓発活動としての理解促進には、直接当事者の話を聞くことと接触体験を通じてふれあえる機会を作ることで理解につながるのを確信したし、地域の方もそのような機会を求めておられるのを感じた、今回の清武での「ふれあい交流会」でした。

 アンケートのコメント

精神障害の発症の原因がオーバーワーク等にあることがわかり、普段の声かけについては「がんばれ」ではなく「ゆっくりでよいよ」などのあいさつでよく、平等なつき合いが大事であることがわかりました。

  やはり障害を持たれている方が、地域でその人らしく過ごしていく為には、その地域に住まわれている方の見守りやコミュニケーションは不可欠である為、今後もこのような交流会があれば参加させていただきたいと思います。

  最初の言葉は「あいさつ」が一番よいと、また、一番嫌なことは、詮索されることがとてもつらいことでした。

  まずは、こういった会等の機会を多くつくり、啓発活動で社会の理解を得ていくのが大切だろうと思う。

  私たちもどう接していけばよいのかわからなかったが、あいさつから知り合うことから始めればいいかも…とお聞きしました。

  国立・私立大学も含めて「精神・知的障害者支援」を統合的に○○改革してほしい。

  福祉税導入して支援拡大

  グループワークの時間が足りなかった。もっと当事者の話を聞きたかった。

  子供会などでの交流会の実施が必要ではないか。

  子供の時からお互いに認め合う意識を養う必要があるのではないか。

  子供のころから人間は皆自分と同じ人間だと認識する心を養う必要がある。

  発言された丸山さん、日高さん、よくぞ舞台に上がって下さいました。有難うございました。

  当事者の語りから人権について感じることが大きく、実感できました。

  今後へ役立てる様と、有難うございました。

  当事者の発表があり、どのように関わっていくのか?どういう言葉がけがよいのか?

  本日は、どうも有難うございました。

  精神障害者の人生、語り。

  いつ発症したのか。

  環境・仕事面のオーバーワーク等、勉強になりました。

  精神障害者とのふれあい難しいく思った。

  グループワークの時間が足りなかった。

  弱者を皆で支えていける社会をつくれたらいいのですが。

  障害者、精神障害者の方との対応は難しいと思っていました。今回このような精神障害の方の話を聞くことは初めてでした。

  心の病の大変さや、社会に復帰しようとする気持ちにとても勉強させられました。

  相手を理解する○○を築くことも大切!

  人権という点からは少し的はずれで、精神疾患をもたれた方のお話を聞くことができてよかった。

  今回のようなお話を聞いたことは初めてでした。

  回復されるまでには相当心の葛藤があっただろうなと思われます。

  当事者のお話はとても貴重で初めて聞きました。

  今後も明るく前向きな気持ちで無理をせずに暮らしていかれることを願っています。

  頑張りすぎないで下さいね。

  大変良い会合でした。

  聞こえが悪くて私の方がお世話になりそうです。年には勝てませんね。

  うつ病の方の思いが少しは理解でしました。有難うございました。

  体験談を聞くことができてとてもよかった。有難うございました。

  色々な障害のある人への接し方、対応の仕方をもっと理解し、できるようにならなければ。

  大変貴重な時間でした。有難うございました。

  このような貴重な交流会に参加することができて、良い体験や学びがありました。

  今後も人権に関する講演会が多くあれば偏見等がなくなってくると思う。

  初めて参加させていただき有難うございました。

  特に当事者の方の話があって本当に良かったです。

  「もやいの会」の事も知りよかったです。

  当事者との交流は、これからも継続してほしい。

こうゆう交流会を、色々な地域で実施してほしい。



高鍋町:ふれあい交流会開催報告

(宮崎もやいの会代表:小林順一の所見)

2015年12月1日
参加者:16名


高鍋町で「ふれあい交流会」を開催してきました。

快晴の天気だったので気持ちも浮き浮きした気分で高鍋町中央公民館の会議室に伺いました。

今回は、児湯地域で当事者会オアシスのメンバーの方が3名参加していただき、宮崎市から1名の4名の当事者参加で開催しました。

語りは、児湯地域の2名の方にお願いして、語りの内容などを事前に打合せて構成していただいたので、今回の目的である疾患理解及び予防と偏見に対する啓発を含んでしっかり語ってもらいました。

言葉を噛み砕くように自分の体験を語られたので聞いてる方も非常にリアリティを感じながら理解につながる語りとして拝聴することができました。

2名のそれぞれの体験を聞きながら、その方の考え次第で色々な人生を歩くことになり、その人しか体験できない貴重な体験話を聞かせてもらいました。

今回の語ってくれた2名の当事者との出会いも素晴らしい人材がいることを知る切っ掛けになり、まだまだ素晴らしい資源を持った当事者が埋もれているのではないかと思ってしまいました。

グループワークは、3グループにわかれておこないましたが、各グループ和気あいあいとみなさんが親しく話し合いながら笑いがあったりするのを聞いて、接触体験でのグループワークのよさが会場に溢れていることを実感した次第です。

 アンケートのコメント

 貴重な機会でした。

 ありがとうございました。

 上手に宣伝をしてもっと参加者を募るべきだと思った。

 貴重なワークショップで楽しかったです。

 今日の会には、民生委員等にも参加してほしかったと、グループワークでも話題にあがっていましたが、地域の方々にも聞いていただきたいお話がたくさんありました。



宮崎市高岡地区:ふれあい交流会開催報告

(宮崎もやいの会代表:小林順一の所見)

2015年11月28日
参加者:10名


天気のよい日で、高岡の保健センターに着いたら土曜ということもありセンターの業務は休日ということで静かな雰囲気の会場での開催になりました。
 
今回のふれあい交流会は、地域の民生委員や福祉協力員さんを対象に社協を通じて開催をしている中で、地域として社協や民児協を主体に開催できる地域と、社協を通じてチラシは配っていただくけど自由参加という、2通りの地域の連携の仕方で実施することになっています。

今回の高岡地区は、後者で社協や民児協が積極的に声掛けしていただくパターンではなかったので、自由参加ということになり週末で行事の重なったりしていることもあり少ない参加者で開催しました。

ただ、今回の開催には、子供ずれのお母さんが2組参加していただくといった、今まで開催した中では初めての出来事もあり、少ない参加者だったのでゆったりした雰囲気でピアスタッフにファシリをお願いして、親しく参加者とメンバーが意見を交わすことができるように進行してもらいました。

お母さんたちも終了後、子供ずれで参加してよかったというコメ
ントを頂いた次第です。

 参加者の感想

                 ふれあい交流会に参加して
                             K
Manderson

今日は、午後から宮崎市高岡町にある高岡福祉保健センターにて、ふれあい交流会へ参加させて頂きました。

当事者の2名の語りから、就労先で心身の負担が発端となり受診や入院になった話しがありました。

真面目であればあるほど、熱心であればあるほど、無意識に自分自身を追込み蔑んだりするなどして心の行き場を失い、疾患数は増加。

気になる言動が軽度ですと、無神経で自己中かつ怠慢な『性格』と決め付けられてしまう、、、当事者の方やご家族が抱える問題は、とても大きく切実です。

今日のような交流会は、携わる方のお人柄や取り組まれる姿に感銘し集まった一般人。現状を伝えたい人と、聴いて訊いてみたい人とが集まった交流会は良いお話しでした。このくらいの規模ですと、参加者全員が質疑応答出来るのでいいですね。
次回も、宜しくお願い致します。


                 ふれあい交流会に参加して

中邨 光

初めて交流会に参加しました。
私自身は、短期間ではありますが、精神科の病院での実習の経験があったり、発達障害ある子どもに関わる仕事をしていたりで、なんとなく関係者でありつつ、当事者の方々へは、ある程度の理解のもと参加したつもりです。

が、やはり思ったのは、関係者であり、それなりに理解していることと、《当事者である》ということは、全くの別次元なのだと思いました。

地域生活をなにかサポートすることはできないだろうか。そんな思いを数年いだいていますが、当事者の声をもっともっと私自身が拾っていかなくてはならないのだと思いました。

精神科の疾患は、だれにでも身近なものでありながら、理解されにくいところがあるので、こんなイベントを通して、お互いにひとりの人間として対話しながら学ぶ機会はいちばん大切だと感じます。

規模の大きな講演会で頭で考えながら理解する良さもあると思いますが、小規模でも、心で感じて内側から溢れる気持ちで理解していきたい、と思いました。

対・人の理解、自分の感覚として体感する...

何でも《体感する》これがいちばん、偏見をなくし理解を深めるのに必要なことなのかもしれません。

 アンケートのコメント

 
当事者の方に直接話を聞ける機会ですごく勉強になりました。

 
もっとたくさんの方にこんな機会があるといいなと思いました。

 
当事者の方々のお話はとても参考になりました。

 色んな意見も聞けて良かったです。

 精神障害者の理解がもっと深まって、誰に話しても偏見のない社会というのがい
  いと思います。


 
中々難しい点もあるのかもしれないけど、だれでももっと生きやすくなるといい  なぁ。


宮崎市東大宮地区:ふれあい交流会開催報告

(宮崎もやいの会代表:小林順一の所見)

2015年11月24日
参加者:54名



東大宮地区での「ふれあい交流会」が無事に終了しましたので、報告をします。

今回は、54名ほどの参加者で実施しました。

1部の語りでは、地元の当事者の方が初めて語りをやっていただき緊張されましたが、上手く時間内で話していただきました。

語りを担当する方には、運営会議で原稿を読んでもらいスタッフから意見を言ってもらうことで、客観的に自分の原稿を改めて考察することができるようなやり方をしているので、話す内容に関しては、吟味して自信を持って望めるのですが、人前で話すことに対する緊張は、慣れるしかないので、舞い上がった時には原稿を朗読してもよいという約束事をスタッフ全員で了解して望んでいます。

もう一人の語りを担当した方は、赤江東地区で開催した時に語ってもらい、参加者の方達から賛辞をいただいたので、今回はより自信を持って語りに望んでもらいました。

グループワークでも、最初に語りの感想を自己紹介を兼ねて話していただくので、みなさん当事者の体験を聞いたことがない中で、生き辛さなどを話しても重く受け止めるのではなく、知らないことを知る切っ掛けになり、気づかせてもらったという、新鮮な出会いを感じた内容のグループの報告を聞くことができ、開催した甲斐があったと思う次第です。

また、地域で何ができるかということをグループワークで話してもらったグループもあり、地域に気軽にいける居場所があることが、引きこもって社会と縁が切れて支えのない方達に、支え合うことを可能にする居場所が地域にあると色々と困ている方達が助かるのではないかと投げかけてもらい、主催者に取って最大のエールでした。

これは、法人としても最大の課題で地域に居場所があるとないとでは、当事者が地域で自立していく上で雲泥の差となってしまいかねませんので、何とか実現したいテーマなのです。

  アンケートのコメント

・当事者の方に力になることがあれば協力したいし、自分もしっかり勉強して役に立てたらと思います。

・本日は有難うございました。

・ストレスの多い社会でいつ、だれでも病気になるかもしれないと思いました。

・音が聞き取りにくい方々がいらしゃたことが気になりました。

・心という見えないものに対して、自分自身だれもがこわれやすいということに目が向けられるものでもあり支援の在り方を考える機会にもなり、これを地域につねに意識するものにできることが○○と思いました。

・班編成の人数も適数で当事者1名を加えて身近な質問を遠慮なくできたと思う。

・もう少し時間がほしかったですね。

・完全に理解できることに時間がかかりますが、声掛け、あいさつから始めますね。

・有難うございました

・各グループの大変よい意見が出ました、有難うございました。

・当事者の方の勇気ある意見をいただいて有難うございました。

・中々触れ合う機会がなかったのでよかったと思います、また次回を楽しみにしています。

・当事者の方の何でも聞いてくださいという姿勢がすごいと思います。

・実際に話を聞くとすごく身近に感じるのでより何ができるかを考えさせられると思いました。

・働く場所の提供が必要だと思います。

・あせらずゆっくり回復できる場所が必要ですね。

・グループワークの時間がもう少し欲しかったです。

・山あり谷ありの2人の方のお話が直接聞けてよかったです。

・有難うございました。

・普段考えてもみなかったお話を聞き、自分と言うものの在り方に振り返り、生きることを改めて見つめようと強く考えた。

・体調の悪いとき、本当に“がんばって”の言葉はつらいですよね。

・自分は一生懸命頑張っているのにこれ以上どうやって頑張ればよいの?となりますよね、私も他の病気で言われたことがあり解るようなきがします。

・どのような言葉がその人の励ましになるのか。



宮崎市中央東地区:ふれあい交流会開催報告

(宮崎もやいの会代表:小林順一の所見)

2015年11月21日
参加者:37名



宮崎市の中央東地区で「ふれあい交流会」を開催しました。

1時間前に会場に着いて、地域社協の担当の方に参加者数を聞いたら30名ほどで、ピアスタッフ7名をあわせれば、グループを6班作って準備にとりかかることにしました。

ピアスタッフも早く来てくれていたので加勢してもらって机やイスを皆でスクール形式からグループ形式に配置換えすることで、心身の準備運動になったのではないかと思ったとこです。

いつもの通り1部では、ピアスタッフ2名に体験を語ってもらい、来場者に精神障がい者の理解と精神疾患の予防になるように多くの体験の中からチョイスしてもらって目的に沿った語りをしてもらいました。

今回は、発達障害の方と発達からうつ病を患った方に語ってもらいました。

今回の2名の発表者は、今まで4回実施した「ふれあい交流会」の中で、1回は経験しているので、最初の時よりも語りの流れや言葉が吟味されてバージョンアップしていることを私自身感じましたし、それよりピアスタッフのメンバーがふりかえりで評価していたことが、よかったと思った次第です。

2部のグループワークは、参加者がお互い親しく意見交換することで精神障がい者に対するイメージを解消するのと地域の方がもっと身近に話す機会があることで地域のことを自分ごととして考える機会を作ることも目的にして、効果のある接触体験を兼ねたグループワークを実施しました。

参加者みんなが対等に意見を言って参加意識を感じてもらうには、親しく意見交換ができることが重要な要因になるので、できるだけ話す人が偏らないように注意するためにも「グループワーク」での守りごとを作ることにしました。

ピアスタッフが何回か経験した中で色々な意見を出してもらって必要最低限度の守りごととしてまとめたのが、以下の内容です。

参加者みなさんに意見を言っていただき、みんなで楽しい時間を分かち合うためには、
・意見は1分以内にしましょう。
・発言者の意見は黙って聞きましょう。

ということになり、今回からそれを用いてグループワークを実施したら参加者に万遍なく意見を言ってもらい、静かに聞いてもらうことができた、と終了後のふりかえりでメンバーがいっていたので、即実践したことが効果となって現れたことに、みんなで讃え合いました。

グループの報告として
・地域での声掛けとして、普通に挨拶をしてもらうこと。
・頑張ってという言葉には、ストレスを感じるということを知った。
・ありのままの存在を受け入れることが大事。
・地域とつながっていることを地道に継続的にやっていくこと。

 ピアスタッフの声

「ふれあい交流会」に参加して

相良 真央

精神障害者への偏見・差別が軽減し、私たちが地域で当たり前に暮らせるようになるには…

地域の方々と密なトークができたと思います。

私たちは病気や障害がありますが、人間=病気、障害ではありません。

話の中で難しいなと感じた部分ですが、「病気(障害)の人」と見られたいわけではない。

だからといって、健常者と同じというわけではない(特別な配慮を必要とする場面もある)。

それは、「使い分け」「矛盾」「わがまま」ではありません。

以下、振り返り(反省会)の時間で出されたご意見から考えたことです。

「病気の人・特別な人」「健常者・普通の人」「権力者」「生活困窮者」「支援者」

カテゴリー分けすれば、どのような分け方でも可能ですが、いつの間にか、Aという場面ではA'という基準で分類していて(今回であれば「〇〇病の当事者」「発達障害当事者」「健常者」など)、

その中で自分がどの中にいるか、相手がどこにいるか、無意識に考えているのではないか。

また、次にBという場に行ったら、B'という基準で分けて自分や誰かを当てはめるのではないか。

カテゴリー分けを無自覚に行ってしまうことから、

「普通の人と変わらない(から特別な配慮はいらないのでは?)」「障害者…大変ですね、どう対応されたいですか?(当事者は対応「される」側にいる)」

というような言葉になる、という側面もあるのではないかと思いました。

一人の人間を単位として分けるのではなく、状況や場面など小さな「事」単位で見るのはどうでしょうか。

*私は「フルタイムの仕事」が「体力を消耗しやすい病気の後遺症」があるので難しい。

→福祉的就労が必要かもしれない。障害年金が必要かもしれない。

*私は「ざわざわした場所」が「聴覚過敏の特性」があるので苦手。

→懇親会の場所を静かな所から選ぶという配慮が必要かもしれない。雰囲気作りによく使われるバックミュージックはない方がよいかもしれない。

決して「フルタイムの仕事ができない」=「障害者というカテゴリーの人間」だから、ではないと思います。そしてできることもたくさんあります。

しかし、ちょっとした「ずれ」が起こるのは、個人の問題ではなく、社会の課題だと思います。

私たちは病気や障害に関する経験から、積極的に動く自信や勇気、体力があまりないこともありますし、動ける時間にも波がありますが、少しでも、周囲の人に語りかけるよう行動しなくてはならないのだなと思いました。

  アンケートのコメント

・当事者の生の声が聴くことが出来てよかった。

・当事者の方が頑張ってらっしゃるお話を聞いて感動しました。


・精神障害の方への偏見をなくして、普段、普通に接して行くことが重要だなと思いました。


・再就職がしにくいという人権侵害が少なくなればと思いました。


・有意義な話を聞き、残念な話もありましたが、お体を大事に、社会のため頑張ってください。


・もっとたくさんの地域住民が参加してくれるようなるといいですね。


・もっと交流会に関して参加して、今後生かせるだけのやり方を学びたい。


・子供の時、小学中学の時のいじめが○○のように思えました。


・親しい友達、先生周りの方が早く気付いてほしいと思います。


・当事者への言葉づかいが難しいと改めて思った。


・勉強になりました、有難うございました。



宮崎公立大:ふれあい交流会開催報告

(宮崎もやいの会代表:小林順一の所見)

2015年10月7日
参加者:30名


今回は、公立大の辻ゼミ学生20名と当事者スタッフ7名と関係者3名による「ふれあい交流会」を実施してきました。

発達障がいとうつ病の当事者2名の方に、語りを担当していただき、最初は疾患に関して発症前後の話や入院がどのようなものか、退院後の生活が入院前とどう変わったかなどの中から、疾患の予兆や障がいを持ったことで地域での生き辛さをダイレクトに話してもらうことで学生もリアルに感じてもらったと思います。

グループワークでは、当事者を目の前にして意見交換をしてもらい、より親しく触れる接触体験をしてもらいました。

このような体験が、精神障がい者に対するイメージを解消していく有効な方法であることは実証されているので学生の時にこのような接触体験を多く体験してもらう機会を作ることが大事と思っています。

思春期に発症する精神疾患の理解と精神障害者に関して「危険・怖い」というイメージを持っている学生が9割いるという調査報告があることを考えれば、当然、思春期の学生に疾患と障害に関する理解促進に関する対策を打つべきですが、中々そこまで行政も積極的な対策を打っていないのが現状です。

そこの課題をNPO法人として積極的に担った事業を今回も委託事業という方法で実施している現状です。

今回の公立大での開催のように、思春期の学生を対象にした学校での開催を推進することが、これから法人としてやらなければならない重要課題として取り組んでいくべきと考えているとこです。

関係機関と連携して、当事者の語りやグループワークにおいて精神疾患の理解と精神障がい者の理解を兼ねた啓発活動を推進することで、思春期の疾患者が減少して早期に回復している、精神障がい者に対する負のイメージが減少しているというデータを示すことになれば、先進事例として発信できることになります。

ピアスタッフの声 

公立大での「ふれあい交流会」に参加して

相良 真央

公立大学でのふれあい交流会という、貴重な機会を頂けたことに感謝しています。

学生の方々と同じ場を共有すること自体が、私にとって新鮮で、新たな視点をもつきっかけになります。

辻先生、学生の皆様、ありがとうございます。

今回「山あり谷あり」を発表されたお二人と、私は他の場でも一緒に活動させて頂くことも比較的多いのですが、お話の中で初めて知ったことも多く、「出会い直し」ができたように感じました。

付き合いの中でお互いの存在に馴染むことと、時々このような感覚を持つことの、両方を大切にしていきたいと思いました。

それぞれ、違う大変さを通ってきた皆が、今同じ場にいることの意味を考えさせられました。

グループワークでは、皆が次々に発言し、30分があっという間でした。

その中で、私にも質問をしてくださいました。私は当時辛かったけれど、当時の私に興味を持つ人がいるのだと感じました。

今の私には…、将来の私自身が、今の私に興味を持つことができればいいと思います。そうなるように、今の生活を大事にしなくてはと思います。

今後も公立大の皆様とのふれあい交流が続きますように。
皆様、ありがとうございました。

学生のコメント 

・このような集まりがあるのは、とてもよいことです。もっと地域のイベントとして多くの方々の理解につながるようなイベントがあればと思います。

・自分はまだまだうつや発達障がいに関しての知識がまだまだであると感じた。

・今日当事者の方の話を聞けてよかった。

・地域のつながりの薄さも問題として上がってきたので、これは社会全体の問題であると実感した。

・偏見をなくすためには、やはりこのような機会に参加することが大切だと感じた。

・当事者の方の話を聞いて、自分と何も変わらなず、純粋に話していて楽しかったです。有難うございました。

・当事者の方の貴重な話を聞くことができて、自分自身良い経験になりました。

・見た目は一緒なので症状に気づきにくいので私たちに何ができるのだろうか、考えさせられました。

・メディアの情報よりも、今回のような実際に話し合いながら知ることで本当に理解を深めることが出来たのではないか思いました。

・自分自身まだ不十分な点が多いとこもありますが、長い時間かけてでも話し合いたいと思います。

・もう少し時間がほしかった。

・直接話すことで、障がい者に対しての考えが変わると思うので、もっとこのような機会を増やしていくべきだなと思った。

・直接話すことが大事だなと思いました。

・直接障害を持った当事者の方から話を聞けて、とても参考になりましたし、人権や障害について深く考えるきっかけにもなりました。とても内容の濃い会であったと思います。

・「障がいがあるからと言って、特別扱いしたくない。でも障害について知ってほしい」というとても微妙な感じに、私たちはどう接していいか又考えてみないといけないなと思いました。

・私はたぶん「何でもしてあげちゃう人」になってしまう気がするので、とりあえず、話をして、理解をすることが大切だと思いました。

・いろんな形の理解の仕方があって、答えなんてないんじゃないのかなと思いました。ただ少しでもお話が聞けて、関わることができて、このような機会は、本当に大切だと思いました。有難うございました。

・同じ精神疾患を持っている方でも、抱えている問題がともなっていて、難しいなと思いました。すべて理解することもできないので、普通に接していくしかないのかなと感じました。


赤江東地区:ふれあい交流会開催報告

(宮崎もやいの会代表:小林順一の所見)

2015年9月29日
参加者:63名



今日は、雨の中赤江東地区での「ふれあい交流会」を開催してきました。

会場に着いたら、早速2階の受付けに行き配布する資料を担当の方に渡して配ってもらうよう準備をして、会場に入って挨拶する場所や当事者が語るのに座ってするには、今机が設置してある場所から移動する段取りを確認したりしました。

6グループにわけられた机やイスのある会場をみて、多くの方が参加するなか、ここで精神障がい者の理解につながるふれあい交流会が行われている風景を想像しながら挨拶の流れを考えさせてもらいました。

開催の時間が迫るにつれ、多くの地域住民の方が雨の中参加していただき、これも赤江東地区社協の役員の方の声かけなどによっての結果に感謝する次第です。

今回、地域の方55名が参加され、ピアスタッフメンバーと関係者を合わせて8名参加だったので、全体で63名の方が参加されました。

雨という悪コンディションの中参加する予定のピアスタッフのメンバー全員が参加できたので、主催者としてはこの時点でほぼ半分成功したなあという気持ちになりました。

1部の2名の方の語りも、15分以内という制限をしっかり守っていただき、語りの内容もゆっくりわかりやすく流れに沿うて話してもらったので、聞いている住民の方からも高い評価をいただきました。

休憩後、心身をほぐすプログラム(アイスブレイク)を当事者が講師になって実施すると、前回と同じく笑いがあったりして気持ちがほぐれてグループワークに進むことになります。

主催者としては、気分転換を見込んだ効果的なアイスブレイクだと思っていますし、講師が当事者であることで、やってあげるという一方的な対象ではなく、積極的にやれるのだということを実感してもらうことにもなります。

2部のグループワークは、小グループにわかれているので当事者に直接聞くことができるので、質問タイムを取り入れていますが、現時点ではこのような機会が地域ではないということから、質問攻めになるという流れになってしまうことを、参加する当事者には前もって伝えて参加してもらっています。

今日参加して、質問されることが負担になると言う意見は参加者からは出ていない現状ですが、用心に越したことはないので、交流会終了後、当事者スタッフにはふりかえってもらう中で気になる質問や困難な質問などあればスタッフ皆で共有したり、どのように返答するか意見を出し合って乗り越えていくスタンスでふりかえってもらっています。

今日のふりかえりを踏まえて、次回はより話し方やワークの進め方や返答など社会生活する上で必要なスキルを高めてもらって社会に挑戦してもらえればと妄想している主催者です。

参加者の感想

 今回、この交流会に参加して、当事者の方々が、勇気を持って自らの体験談と病気についてのお話し下さったことに深く感銘を受けました。

 有難うございました。 

 統合失調症の方の話の中で、「人を理解する」ということは、ストレスの多い社会で暮らす私たちにもなかなか実践できないことであります。
 病気をとおして色々なことに気づき、前向きに生きている姿に、こちらの方が勇気と力をいただきました。
 うつ病に関しては、ストレス社会では誰でもなりえる病気ということが、当事者の語りで痛感しました。責任ある仕事を任され、過労によりうつ病を患い、死ぬことばかり考えるようになり入院、そこでの生活で徐々に心の回復していった話は、心が痛みました。
 その後、「宮崎もやいの会」に出合い、社会に貢献されている姿は眩しく感じ、こちらも勇気をいただきました。

 この交流会は、当事者の方と語り合うことで映像とかでは伝わらない情報などを得られ、なお一層理解を深めることが出来ました。
 「障がいを個性ととらえる」ことで、普通に接してほしいという当事者の願いは、全ての人に当てはまることです。

 私は、今日の会に参加して正しい情報を知ることが出来ました。障がいのある方もない方も地域で自分らしい生活ができるような社会を目指すため、少しでも多くの人が「人を理解する」ことを実践することを願います。
 大変有意義な交流会でした。
 有難うございました。

  アンケートのコメント

・精神障害者のことについて知らない方も多くいるので、いろんな場所でこのようなグループ討議は必要で大事かな?
・時間が短かったので、まとめきれなかいとこがあった。
・何名かの当事者の方のお話を直接聞くことが出来、大変参考になった。
・家族の対応に付いて、いろいろ聞くことが出来ました。今後の対応に役立てたいと思います。
・色々の病気があるのは知っていたのですが、当事者のお話で、自分での理解、手助け、できるかな~。
・自治会にも障害者がいるが、このような会があることを知っているのか、参考にしたいと思う。
・聞いて上げるのが一番。
・一般の方と少しも変わらない。
・理解していく、良いきっかけになり、大変参考になりました。
・当事者の方の声を聞けたのは良かったです。
・普通に接する事の大切さを思いました。
・当事者を囲んでのグループワークはとてもよかった。
・今日、出席してくださった当事者の方に感謝で一杯です。
・私が抱えていた悩みがいかに小さいか、当事者の話を聞いてよくわかりました。
・貴重な意見を聞かせていただく地域に帰ったら役立てたいと思います。有難うございました。
・当事者から直接お話を伺えて大変参考になりました。
・お二人の話を聞きまして、本人は自分自身をよく分析して説明されて、責任感のあるのを感じました。
・職場での無理解で精神に疾患ができるのではないかと思います。
・どうして切り抜けるか誰にでもあてはまることだと思います。
・目に見えない精神障害は接するのが非常に難しいと思いました。
・日高さんは痛みに耐えて講演して下さったのですね、有難うございました。痛みが一番嫌だし、きついですね。
・安楽さん、日高さんに見習って頑張らなければと思いました。
・当事者の体験談を聞いて、自分のことのように考えました。
・自分もうつ病などになる可能性がある。
・当事者との話し合いが有効だった。




精神障害者自立支援ネットワーク宮崎9月例会
ふれあい交流会開催報告


(宮崎もやいの会代表:小林順一の所見)

2015年9月23日
参加者:17名


昨日の夜、精神障害者自立支援ネットワーク宮崎の9月定例会で「ふれあい交流会」を実施しました。
現在、地区及び市単位で定員50名あたりで、開催していますが色々な集まりの機会を通して参加者の数に囚われず少人数でも実施することで、今より理解者が増え理解が深まることと、参加してもらっているピアスタッフの方達の体験を語るスキルアップやコミュニケーションのスキルアップにつながる事業なので開催することに意義があると思い、今回の「ふれあい交流会」は実施しました                 
17名参加(内当事者6名)で途中退席が1名でした。
2名の当事者に語ってもらって、その後グループワークを5〜6人の3グループにわかれて行いました。
グループワークでは、最初に自己紹介と語りの感想を短く参加者に話してもらい、次に当事者に疾患や障害に関して質問をしてもらって、最後に地域で精神障害者と共生するにはどのような活動があるとよいか話合ってもらいました。
本郷地区では、10名のグループで行い予定の30分で終わりましたが、今回は5名ぐらいだと話が煮詰まって予定の30分を過ぎるぐらい盛り上がるという結果になりました。
参加者の皆さん自分の意見などを発言して交流されたのである意味満足した表情をしていただいてたと思いました。
どのような集まりであれ向き合った形で語り合うことができる時間があることが必要だと思う、今日この頃です。

 参加者の感想 

ふれあい交流会に参加して

岩元 智広

ふれあい交流会にて、2名の当事者の語りとグループワークに参加させて頂きました。

以前から関心を持っていた理由としては、自分自身の辛かったこともコンプレックスも、それがあったからこそ得られた気付きも、これからどう社会に働きかけていきたいかも、誰かに語り分かち合えることが、自分自身のエンパワメントになるし、自己受容につながると思っていたからです。私が過去に受けた企業研修で学んだことですが、オートクラインといった言葉があります。誰かにあれをしなさいこれをしなさいといわれるよりも、本人が自分で語れたり、宣言できた時の方が遥かにその人本人に効果があるようです。そこには障がいがあるない関係なく、誰にも当てはまるように思います。しかし、語ることには勇気がいるようにも思います。真摯に自身の体験を語る当事者の方に触れて、私自身いつも勇気をもらっています。当事者理解を地域に促進することに加え、語ることが1つの社会貢献になるのだろうと感じました。

また、グループワークでは双方向の触れ合いで、字面での勉学より遥かに学びになりました。その人個人の理解に努めるために非常にみのりある時間でした。

今回は支援者や私のような学生などの集まりだったので、ある程度事前知識がある分ワークを行いやすく感じましたが、地域での交流会で一般の方との触れ合いが更に増えて欲しいとも思いました。増えていく中で、各テーブルの当事者の方が設定したテーマでグループワークを行い、ディスカッション形式になっていくのもよりお互いの理解を深められるのではないかと思いました。

その人のことは、その人にしかわからないし、その人が一番良く知っているので、いつでも教えてもらったり学ばせてもらう姿勢を失わないよう、大事にしたいと感じました。

私も当事者の方に負けじと、勉学に励んでいきます。


「ふれあい交流会」には、自分の人生を肯定する出会いがあった

                               瀬戸口 康成

 当事者の語りとグループワークで、精神障がいを理解することは、
自分の人生の中で、不本意だったり、理不尽に感じたことを、
受けとめて、乗り越えるきっかけになると私は思います。

 理不尽な症状が現れると、ひきこもりたくなる。
そんな時に、こんなことを考えたと伺いました。
「しっかり話を聞いてほしい。」

「誰かに話を聞いてほしい。」
「医療関係者以外がいい。できれば、一般の人。」
「ピアの訪問があれば、一番うれしい。」

 調子が悪い時でもOKな声掛けの言葉は?という質問には、
オール拒否の時もあるという答えが返ってきました。
 そんな時は、そっとしておいて、別のタイミングで声をかけさせて
もらえばいいのかなと思いました。

 当事者の方とのふれあい(接触体験)は、自分の消してしまいたい
歴史との再会となり、自分の人生を肯定する出会いとなりました。
精神疾患のことを、少しでも、自分事として考えた結果だと思います。


    精神障害者自立支援ネットワーク宮崎9月定例会「ふれあい交流会」
                                
                                生駒新一郎
本日は遅れて17名の席に参加させていただく。
当事者の方の語りの後、アイスブレークを挟みグループワーク、発表。

発症した当事者も抱く「精神障害の偏見」
クローズ、クローズでオープンにしても、突然襲われる不安。
薬等の医療機関との関わり具合も波の大小に影響する。
家族の理解と家族のとんでもない誤解、人との関わりの中でこれでもかというくらいに磨り減ったこころは、ストレスが超超超ー過多で自力ではなかなか元気を取り戻しにくい。
見えないから偏見や誤解が起き易く、個人で抱え込むことになぅてしまう。
以前、5年前にカウンセラーに胸に溜まりに溜まったものを聴いて頂いた時に、「風邪をひいたら内科の受診をするように、こころが疲れたーというときは迷わずに、心療内科を受診して。疲れきった心を自力で回復するのは難しいときもあるから」と言われたが、今夜も同様の話しがでていた。
通院への偏見、幻聴幻覚への偏見、服薬の偏見。
発症の当事者自身も周辺も付きまとう、心のつかれに疲れきった状態への偏見と誤解。

だれでも、心に負荷がかかりやすり環境がある。
重いものがずっしりくる心の状態では、つかず離れずの寄り添う人が必要。
完全拒否のときもあるが、必要な時に声かけと傾聴が、カチンコチンの氷を徐々に溶かす力となる可能性がある。なかなかそうならない場合もあるが。
同じ境遇の者同士であれば、余計な説明不要で、分かり合える安心感もある。

理解と接触。
関心を抱き近づいて語り合うことで、見えないものが肌で感じて来られる。

アイスブレークの「私の名前は〇〇です。 私は一言で言うと〇〇です。」
なんの垣根もなく短くお互いへの関心を持つきっかけになるものだなーと感じた。
このような場があることが、理解と歩み寄りの共生につながるものと思った。


一方的でなくグループワークを一緒にする双方向の形で非常にみのりある時間でした。
専門学校でも当事者と一緒にグループワークをするといったことが増えればと思います。字面より実体験に触れることが一番の学びと感じます。次回は他の学生も連れて行けるよう頑張ります!


 昨日は、お世話になりました。ありがとうございました。
 楽しく、そして何気に自然に(特別ではないという意味)語りあえたのではないかなと思えました。
 患者であるとか、ないとか、健常者であるとか、障がい者であるとか。そんな色んなくくりを作っているのも、私たち人間であり、そのくくりを気にしないのも、私たち人間なんですよね。
 小さい頃からの教育が、偏見をどう作りだしてしまうか、またその偏見すら気づきえないということも、とても興味がわきました。
 勿論日本の精神科における歴史もあるのでしょうが、できることから、やってみる!まずはその必要性を強く感じる夜でした。
 これからも、一緒に頑張りましょう。
 これからも、是非、よろしくお願いいたします。


 一般参加者として語りを聞かせて頂きました。新鮮な発見と理解が進んだ感じです。
 同時に、当事者とそうじゃない人との交流会という設定ですので、グループワークが質疑応答の場になった印象でした。当事者が一方的に応える役目を担っている感じです。
 当事者が知らず負っている負担の大きさを懸念すると同時に、見えない境界が引かれているような感覚を持ちました。一緒に何かを作り上げるまでには、もう少し交流会を繰り返す必要があるのかなと思いました。


 有意義な会でしたね。
 双方向で、それぞれの思い・考えを伝えあうことで理解が深まっていくと思います。


本郷地区:ふれあい交流会開催報告

(宮崎もやいの会代表:小林順一の所見)

2015年9月17日
参加者:44名


第1回目の「ふれあい交流会」を13時30分から本郷地区社協の会議室で開催しました。

天気も快晴だったので気持ちよく会場まで行って準備や最後の打合せなどをすませて開始を待つ緊張感を味わってきました。

出席する当事者の方達も打ち合わせていた時間に来ていただき、主催者としては、まずホットして安心した気持ちを感じた次第です。

2名の方に「当事者の語り」に出ていただき、今回は、精神疾患の理解を通して予防につなげるのと精神障害を持ってしまったことで社会の偏見を感じたことを自分の多くの体験の中からチョイスして上手く流れにそって話してもらいました。

その後、当事者を交えて5グループにわかれてグループワークを行いました。

どのグループも全体的に活発に意見交換をされているのを見ながら、グループワークを実施したことに確かな手応えを感じた次第です。

直接、当事者の体験を聞いたり、グループワークで話したことの参加者の感想は、非常によかったという意見が多かったのと、できればこのように直接当事者の話を聞く場を色々な機会を通して作っていきたいという意見もあり、関係者としては、当事者が語ることで理解につながる場が多くあることが大事と思っているので、いい機会になったと思っています。

このように当事者からすると、体験を聞いてよかったとか共感してくれる方がいることで、体験をマイナスとして思ってたことが、参加者にとって人生を振り返ったり気づきにつながったりするきっかけになることは、当事者として存在意義や自尊心を持つことにつながって新たな人生を歩むことが可能になる機会として感じてもらいました。

当事者スタッフのふりかえりで、今回の「ふれあい交流会」を通して色々な経験を積んでいく機会を与えてもらうことで、自分達のエンパワーメントを高めることになるのでいい経験と感じています、という意見などあり、交流会の回を重ねるごとにパワーアップになることを願いながら会場をメンバーと後にした次第です。

す。

ピアスタッフの声 

本郷地区の「ふれあい交流会」に参加して! 

兒玉 美香

精神障害は「外から見ているだけではわかりづらい」。
だから、
私たちの存在を あなたの心の目でみてもらいたい。
私たちの声を あなたの心で聴いてほしい。
知識として頭で理解することも大切だけど
目の前にいる私たちを 一人の人間として感じてほしい。

 本郷地区社会福祉協議会の方々とは、江南よしみ地域生活支援センターのバレー交流会などで数年前から交流を深めていたこともあり、「病気」「障害」というチャンネルより、「一緒にバレーをした仲間」「一緒にバーベキューをした仲間」という感覚で自然にお話をすることができました。
 過去のつらい経験を話すことは、当時の感情を思い出す作業なので大変なこともありますが、語り続けることで「今の自分が」少しずつ成長していることを感じることができるようになりました。
 当時の私は、周囲のサポーターに気づくこともなく「孤独」を感じていましたが、今は「たくさんのサポーターに支えられている」と感じることができるようになりいいことばかりではないけれど「幸せ」に暮らせるようになりました。

これから県内各地で交流会が開催されます。
どんな出会いが待っているのか、とても楽しみです☆


本郷地区の「ふれあい交流会」に参加して

日高 信明

917日の本郷地区で開催された「ふれあい交流会」に参加しました。
 民生委員など地域で相談支援に携わっておられる方が、敬老会等お忙しいなか、多数のご参加をいただき、ありがとうございます。
 交流会では、最初に2名の方の体験談を聴くことができました。
 精神疾患や発達障害といっても、同じような体験を経て大人になったのではなく、診断時期の違いや環境などによって人それぞれの体験があることを知りました。
 映画、ドラマや小説の世界ではなく、この地域に様々な困難を抱えて過ごしていることを、当事者とのふれあいのなかで、参加者が体感することができたのではないかと思っています。
 この交流会で当事者を身近に感じていただき、「もっとよく知りたい」「このような交流会の機会をまた設けたい」との感想もいただき、ありがたいと思っています。
 決して遠い存在ではないこと。
 誰もが当事者やその家族になり得ることがあること。 地域はいろんな方々がお互いに支えあい、共に生きて行くこと。 そんなことを考えあうきっかけづくりが出来たのではないかと思っています。
 これからも、各地域において「当事者とのふれあい」の場が設けられ、「誰もが暮らしやすい居心地の良い地域づくり」が出来たらと思いました。
 私も当事者として、これからもこのような活動に参加していきたいと考えています。
 本当にありがとうございました。


本郷地区の「ふれあい交流会」に参加して!

藤崎可奈恵

 ふれあい交流会に参加して、発達障害及びうつに対する一般の方の理解が進んでいないことを感じました。
 発達障害についてはメディアを通して医療従事者やドクターも偏見をもっているのを感じています。
 今回、当事者の語りを担当して思ったことは、緊張しましたが、ずっと引きこもっていて孤独を感じていた私にスポットライトがあたって、多くの方が話を聞いてくださったことにすごく達成感を感じました
 精神障害を持ったことも含めて自分の体験は貴重なことなのだと肯定的に感じることができました。
 グループワークでは、色々と地域の方々が疑問を感じておられることをひしひしと感じ、手助けになりたいと、心から思いました。
 精神科の話になった時、アルコール中毒とか痴呆とか自分には分からないことを質問されて戸惑うこともありました。
 また、発達障害であるが故、自分の話が相手の方を不快にさせていないか分からない点が不安でした。
 最初の段階で一言、発達障害の特性について語っておけば私自身も楽だったのかな?と思いました。
 今回のふれあい交流会を通して、私自身も精神障害という言葉に抵抗を持つ一人ですので、このような機会を活かして精神障害を地域の方々、及び私自身も障害を正しく理解することで偏見を持たずに精神科や障害者施設を利用できるようになりたいと思いました。

 次回は民生委員さんだけでなく、多くの地域の方達とふれあって話してみたいです。


本郷地区の「ふれあい交流会」に参加して!

相良 真央

 本郷地区でのふれあい交流会に参加させて頂きました。
 会場に到着してまず参加者の多さに驚き、またありがたく感じました。 
 発達障害と二次障害に関しての体験を話したのですが、体験そのものを話すこと・体験から学んだことを伝えること・参加者の方々に伝わること、の間の距離を感じました。自分が伝えたいことを明確にすることと、参加者の皆様に主体的に感じ取って頂ける工夫を、今後考えて実践できればと思います。
 また、時間配分が上手くできず、申し訳なく思っています。次回の機会を頂けるまでに、レベルアップできるよう努力しようと思っています。
 グループセッションでは、地域の方々との「ふれあい」ができたことに、このような機会・場をつくる意義を感じました。
 また反対に、このような場が他に中々ないことを痛感しました。

 日頃、発達障害のことを積極的に考える人たちと接することが多いため、地域の方々が発達障害や精神障害のことを、どのように、どのくらい理解されているのか実感できていないので、私にとって大変勉強になりました。
 皆様がたくさん質問してくださったように、今度は、私も参加者の方々に積極的に質問してみたいです。
 今回に限らずですが、発達障害のことは話せば話す程、もどかしさも募ります。病気の体験も、まだまだ、伝えたいことと私の実際の言葉が違っているような気がしています。
 しかし、このような機会自体が大事なことだと感じます。

 今後も地域の方々との交流を通して、お互いに新しい知見を得られればと思います。

   
 
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