第2回:「ピアサポート養成交流会in日南市」
4月30日10時から日南市の「地域活動支援センター和み」で、2回目のピアサポート養成交流会を開催してきました。
当事者6名、支援者4名の参加でした。
いつものように、最初に自己紹介と気分調べ、近況などを参加者にしてもらって、ピアサポートに関しての意見交換をしました。
前段で当事者の方から社交性不安障害という病名に関してどのように説明したらよいかわからないという話を受けて、参加者のそれぞれの病名に関する理解と周りにどのように伝えたかという経験を話してもらいました。
自分は受容したが親や親戚が理解がなかったとか、自分自身が受け入れられなかったとか、発症して1年後に病名を聞かされたとか、色々なケースがでました。
言えることは、精神疾患を風邪などのような誰でもがかかる病気というイメージがないのと、あまりよくないイメージが浸透しているので当人や親ともに特別な病気という偏見を持っていることで、早期の受診をせず重傷化しての受診になるので、即入院と言う最悪の道を進むことになって、回復に時間がかかったり、社会の偏見によって活躍することが閉ざされてしまっている現状だと言うことを、皆さんと共有しました。
休憩の後、最初のテーマであるピアサポートに関して話合いました。
まず、ピアというイメージから話合いました。
仲間・同じ経験を持った人・対等・助け合い等の意見が出ました。
ピアサポートのよさは、仲間の相談を傾聴しながら同じ体験や経験をしていることによって相手の思いに同感できるとこから共感へとつながることを発揮した支援であるということを共有しました。
困ったときに関係機関へ相談したりすると、大体事務的に対応されることを経験したことから、相談者の気持ちに寄り添うことが大事だし、同じ経験者としての仲間であればよりわかり合って支え合う関係ができることが、ピアサポートの利点でもあると確認しました。
ピアサポーターとは、より専門性を持った支援ができる立場であるけど、民間の任意団体のプログラムを有料で受講して認定される制度になっていて、公的に認知されていない現状であるということです。
思いますが、まずは支援センターなどの当事者が集まる場においてピアサポートを実践できる場であり、地域であってほしいものです。
お互いが支えたり助け合ったりする関係を作ることで、サポートするという支え合うスキルを日々の集まる場において磨いていき、そのことが必然的にピアサポーターとしての自覚が芽生えていくことで、自分たちのピアサポーターとしてのマニュアルを作ることも可能になり、ピアサポートのテーマである、「お互いが支え合う」ことが日常化することでピアサポートを誰もが支援として必要なものとして認知することになるのではないかと考えているとこです。
当事者全てがピアサポーターになり、地域にそのスキルを生かす貢献をして、地域住民が全てピアサポーターになるというのが理想です。
第1回:「ピアサポート養成交流会in日南市」
4月16日10時から日南市の地域活動支援センター和みの交流室で1回目のピアスタッフ養成交流会を開催するので、9時前には自宅を出発して日南海岸沿いの道を疾走して快晴の空と太平洋を横目に見ながら気分も快調に支援センターに向かいました。
当事者7名、支援者3名、支援センタースタッフ3名の参加でした。
1回目だったので、「ふれあい交流会」にピアスタッフとして参加した3名の当事者にピアとして事業に関わった経験を話してもらいました。
いつものように自己紹介と気分調べをしましたが、地震の影響で寝不足から調子があまりよくないという当事者の方もいたので、熊本では被害にあった当事者の方が避難して慣れない環境のなかで生活を強いられているのではないかと思いました。
精神の方は、いつものリズムで生活することが、調子を維持することになるので、今回の地震などによって慣れない避難生活などは、特に環境が変わることで調子を崩す要因にもなります。
交流会での話し合いは、各自意見を言っていただくように進めてもらいました。
支援に関して、
・支援センターに関わってもらうことでひきこもりから徐々に外出ができるようになった。
・支援センターを通じて仕事先を紹介してもらったことがよかった。
・支援センターを知る前は、自分で地域の支援を調べなくてはならないので大変だった。
・情報をもっと知ることが出来るようにしてほしい。
・サービスを受けるのに手続きなどが複雑なので簡略化してほしい。
等の意見が出ました。
次回の2回目はどのようなテーマで開催するか決めてもらう予定でしたが、30分前に急に緊急速報が鳴り日向灘で地震発生という報道にビックリして終わることになり、早々に参加者と別れて日南を後にした次第です。
この速報、後で知ったのですが誤報だったそうで、今日は深夜から地震で明け暮れた一日でした。
第2回:「ピアサポート養成交流会in宮崎市」
昨日は、宮崎市での2回目のピアサポート養成交流会を開催しました。
今回は、少ない参加者でしたが、テーマについて深く話すことができて有意義な時間を過ごすことができました。
当事者6名と支援者2名でした。
この事業は、花火大会みたいに多くの人に来ていただくといった事業ではなく、地域で精神疾患や障害を持った方が地域での生き辛さから解放されるにはどのような活動が効果的かということで、当事者の体験を発揮することのできるピアサポート活動(ピア:仲間同士で支え合うこと)がより適切な支援になるのではないかということで、ピアサポートを理解して推進することを目的に実施しています。
今回のテーマである「どうやってピア活動をアピールするか」ということを参加者で意見交換しました。
そもそも生活の中でピア活動をやっている方に出会って話を聞いてもらい、ピア活動に参加するという体験をした方が少ないという現実の中で、ピア活動をアピールするには、自分自身がピアというものに対してどのようなイメージを持っているかを話合いました。
そして、今回の開催場所である日中の居場所としての地域生活支援センターなどに、誰に勧められたのか、また行こうと思ったのか、そのことを話してもらいました。
そのことは、ピア活動を推進するにあたり役立つ体験だと思います。
これからどうしようかと迷っている時に支えられて勧められたことによって、今の自分があるということから、今度は自分がそのような立場になって困っている当事者を支えることができれば、という意識を持った方が増えることを願っているとこです。
その仕組みが作れれば持続可能な循環型の支援が当事者自身によって推進されることになり、当事者は支援されるもの、という一方的な立場ではなく、お互いに支援される、支援する、という関係が成立つ支援の在り方を目指しています。
第1回:「ピアサポート養成交流会in宮崎市」
1回目のピアサポート養成交流会を江南よしみ地域生活支援センターで実施ました。
参加者は18名で当事者10名、医療・福祉関係者8名に参加していただきました。
1部でピアスタッフの方に「ふれあい交流会を経験して!」というタイトルで2名の方に話してもらいました。
休憩の後に、心身をほぐすプログラムとしてピアスタッフにそれぞれが得意にしている気分転換になるゲームを担当してもらいました。
2部は、6名の3グループにわかれてグループワークを実施しました。
テーマは「自分に取ってよかった、不愉快な支援は!」ということで忌憚のない意見交換をしてもらいました。
このようなオープンに話せる機会があると、中々聞くことのできない意見を聞くことができて、有意義な交流会でしたとグループ発表のまとめで話してもらいました。
今回のように当事者と医療・福祉の専門職が参加して、お互いの間の垣根を如何に取り除くことができるか、お互いの立場で話合う機会が多くあることで気づきも多くより適切な支援を実施することになると、今日の交流会のまとめの発表を聞きながら思った次第です。
2回目は、どのようなテーマで開催するか参加者に決めてもらうことにしていたので、各グループで話合ってもらい、以下のテーマがでました。
1、病院とピアが交流を深める方法
2、どうやってピア活動をアピールするか
どうやって居場所を作るか
3、その時の流れで決めてもいいかも
3つのテーマの中から2回目はどれに決めるか参加者の挙手にしました。
決まったのが、2番が決まりました。
次回も楽しいPS養成交流会になりそうです。
第1回:「ピアサポート養成交流会in都城市」
都城市の当事者の方でピア(仲間)に感心のある方にお会いできるということをモチベーションに、会場の「星空の都地域活動支援センター」に伺ってきました。
まだ、ピアサポート自体が浸透していないなかで、今回の呼び掛けに何名の方が参加してくれるのか、興味津々で伺ったら当事者7名の方が参加をしていただいていたので、よかったと思いながら、まずは一安心しました。
1部で語ってもらうピアスタッフ1名が遅れた分を、私ともう一人のピアスタッフの話で時間調整して予定通りプログラムに沿って進行させていたら到着したので、一息入れてから話をしてもらいました。
2部の意見交換会は、ピアスタッフの語りを聞いたのを受けて、今までの体験のなかで、よかった支援に付いて話合いました。
ある当事者の方が、自分が今あるのは、支援者や仲間との出会いのなかで支援センターなどを紹介してもらう機会があったから、家にひきこもらずに地域生活を送ることができることになったので、今度は、自分が困っている当事者を少しでもサポートできる立場になれるようにやっていきたいと、話されたことが印象的でした。
そのことを受けて、ピアスタッフの一人が、自分の体験を書いたり話したりすることで、体験を客観的に見つめることになり、困っている当事者の具体的な困りごとに自分の体験を通じて応えることができるようになります、と話してくれたことは、体験を語ることをやってきたピアスタッフの成長を感じるひと時にもなりました。
まずは、積極的に体験を語る姿勢が仲間を困りごとや生き辛さから解放することになると言うことでした。
2回目は、どのようなテーマで進めるか意見を出してもらい、当事者の方に体験を10分以内で話してもらうことに決まりました。
第2回:「ピアサポート養成交流会in都城市」
今回は、21名ほどの方が参加されて12名が当事者で9名の支援者が参加されました。
1部では、前回決めていた都城の当事者の方が自己紹介を兼ねて10分以内の体験のスピーチをするということで始めました。
また、参加者もそれぞれの思いを話してもらうということでプログラムが進行してゆきました。
最初に当事者の若い方が話されたのですが物怖じしない話し方をされたのが影響して、その後の方達も自分の体験をしっかり話してもらいました。
自己開示の為のスピーチをすると気持ちも落ちつくし、話を聞いた方から共感やよかったという声をかけられるとより話すことで人とつながっているということを実感することができるので、とても効果のあるスピーチになると思います。
ピアサポートの最初の段階はお互いを理解し信頼できる関係を作る仕掛けを色々とやっていく中で問題が発生することでみんなでどうやって解決するか、話合うことでより強い仲間の絆が生まれるので問題が起きることが順調な仲間づくりのバロメーターだと思います。
仕掛けをどうやって作るか、昨日の2部ではどうやって仲間づくりを継続していくかということで話し合った時に当事者の方から以下の投げ掛けがありました。
・このような話合う場を続けていくこと。
・このような話合う場があることを知ってもらうために宣伝する。
・病院や地域や学校でも話す機会を作りたい。
・このようなお互い支え合う場があることを知ってもらう。
・自分たちでは無理なことも支援者の方達と協力して進めたい。
・自己開示をすることで、自分を知ることになり、相手も理解することになる。
これからの展開をしていくには、いい意見が出てきていると思いました。
第2回:「ピアサポート養成交流会in延岡市」
昨日は、延岡でのピアスタッフ養成交流会に私とピアスタッフ3名で行ってきました。
私とピアスタッフ1名は同乗していきましたが、他の2名はそれぞれ自家用車で来てくれました。
延岡に着く頃にメッセージを見たらスタッフのHさんがパニックを起こしたという内容の文章が送られてきたので、それは大変だと思いましたが、自分なりの対処法を持っておられて少し遅れて出発します。と記載されていたので一安心しました。
このように突然起きることにしっかりした自己管理をしたり、いざという時の対処法を持っていると遅れても参加できることができるので、ピアスタッフの方には自分の対処法をメンバーで話合ったりして作り出してもらうことになります。
PS養成交流会の会場である地域活動支援センターみなとには、13名の当事者と関係者4名の方に集っていただき、和やかに養成交流会を進めてもらいました。
1部は、延岡のピアサポートさくらの会の活動を2名のピアの方にスライドを見ながら説明していただき、病院訪問に関した体験を1名のピアの方に話していただきました。
休憩の後、アイスブレイクで気分転換のゲームをしましたが、大笑いをしてしまいました。
2部は、どんなピア活動をやりたいか、どんなところで活動したいか、どんな形態のピア活動がよいか。
・雇用してもらう、・自由に支え合う
と言うことについて、2班に分かれてグループワークをしました。
意見として、入院患者のためにふれあいマップを作成してみては、理由は入院が長期の場合、外の社会にとまどうため、再入院の可能性もあり得るから。
出来るだけ自然の中で広場とか公園等だと気楽に話せるため。また自分を見つめ直すため、もっと、交流会等を行ってみては。
交流会をする上で、報酬か奉仕かで話しました。お金を貰う事で当事者にプレッシャーになってしまう、奉仕だと利害関係なしだということ。
進行役の方が、このような交流会は刺激や元気をもらえるのでこれからも続けたいし、今度は宮崎市に伺って交流会をやりたいですと話されました。
最後に九保大のK先生に参加していただいていたので交流会を締めてもらいました。
その中で、ピアサポートに関してそれを担うピアサポーターは、まずは自分で決めることが前提で、お互いにそこを尊重しながら地域生活の悩みや問題などを話合う場としてピア活動があるとよいのではないですかと話されました。
今日も延岡のピア活動を担っている方達と話合う機会ができて、有意義な時間を過ごさせてもらいました。
第2回ピアサポート養成交流会in延岡市
日高信明
今日は延岡市の「地域活動支援センターみなと」で行われた2回目のピアサポート養成交流会に参加いたしました。
第1部では、みなとを拠点にピアサポート活動をされている「さくらの会」の活動報告がありました。ピアサポーターとしての活動をする経緯、病院への訪問、研修受講、他地域のピアサポーターとの交流など興味深い話を聞くことができました。
全員参加型のアイスブレイクで、笑顔あふれる温かい雰囲気になったあと、第2部のグループワークが始まりました。2つのグループに分かれて意見交換をしました。
どんな活動をしたいかを一人ずつ発言してもらいながら、
1、同じ病気をもった者同士で相談を受けたときの対応について、自分の体験(退院後の生活や就労環境等)を話すことが効果的なのではないか。
2、自分の趣味や得意なスポーツを活かしてピア活動をすると、自宅でひきこもっている当事者も出かけやすくなるのではないか。
3、仕事や生活の悩みをなんでも話せる場所が必要だと思う。
4、ピアサポーター自身もいろんな情報を収集し、発信できるようになりたい。
などの意見が出ました。
「さくらの会」のメンバーが活発に動いていて、「地域活動支援センターみなと」もアットホームな印象を受けました。
交流することで互いの良さや地域性を知ることができました。
これからも、このような交流の機会をつくり、暮らしやすい地域づくりのためにピアサポーターができる活動をしていきたいと感じました。
第1回:「ピアサポート養成交流会in延岡市」
延岡市で1回目の「ピアサポート養成交流会」にピアスタッフ3名と行ってきました。
3名のピアスタッフをそれぞれの待合せ場所に迎えにいって乗せて延岡市に向かいました。
日曜日だったので、10号線は行きも帰りも混んでいなくて2時間ぐらいで目的地の愛宕町の地域活動支援センターみなとに12時30分ぐらいに着いたので昼食を2階の交流室でいただきました。
養成交流会には、13名ほどの延岡の当事者の方に参加してもらって開催しました。
前回の都城市での開催でも感じましたが、同じ精神障がい当事者との交流なので、同感できるという利点を生かして、各地の当事者がピアとしてつながり、ピア活動を推進することで、宮崎県の精神障がい当事者活動の新たなページを開くことができるようなアクションを起こしてほしいと思っているとこです。
都城も延岡も2回目の開催を地域の当事者にどのような養成交流会を開催したいか、プログラムの最後に提案していただき決めてもらうようにしているとこです。
そのことによって、地域の当事者が前向きな発言や中心になって2回目の養成交流会を開催してもらえるか、主催者としてどのように仕掛けていくか試されることになっているとこです。
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