ぼちぼちの会での意見交換会の報告
ぼちぼちの会(正式名称は宮崎精神障害者地域生活支援研究会)の総会後の研修会で、
「当事者による当事者のためのアンケート調査から見えること」
〜実態調査が示す、求められる支援とは!〜
というタイトルで実施してきました。
当事者スタッフ3名参加してくれました。
トータル30人ほどの参加者で4グループにわかれて、それぞれのグループにファシリテーターを選んでもらって意見交換を進めてもらいました。
話合う項目は、
Ⅴ番の「あなたの住む地域への要望について教えてください」
Ⅵ番の「あなたの就労・仕事について教えてください」
を、それぞれ時間を区切って参加者の意見を出してもらって最後にまとめて発表してもらいました。
発表された内容を、当事者スタッフが板書係としてボードに記載してくれました。
アンケート回答者344名の意志を伝えて、知って、変わる、かが実施主体としてはテーマだったので、今回のグループワークで進めることでの活発な意見交換と、その後のまとめの意見が発表されたのを見て効果があるとわかったことは、有意義なグループワークでの意見交換会でした。
各グループから発表された意見は、ボードに記載しました。
最後に話題提供者である小林の所見を述べさせてもらって終わりました。
以下、私見です。
「やってみたいとか」自由記述の「夢、挑戦」に、仕事という記載が多かったということに注目しました。
多くの方が仕事(一般就労)がしたいという意志を持っているのに、それに答えきれてないというのが現実だし、サービス事業所等に行っていても仕事がしたいという意見にもっと真摯にスタッフは向き合うべきと思います。
夢の問いに、仕事をしたいという記載にどれほどの方が精神障害者の現実を直視し、生きていく以前の問題ではないかと思われた方がいたのかと考えてしまいました。
また、相談に関したことで、対面での相談が、電話・メールよりダントツ多いということと、地域にどのような場所があったら、という設問に、仲間がいる、支援者がいる場所を求めていて、地域でのセミナーはどのような、という設問に、ふれあいの場(お茶会やレクレーション)を求めてる方がダントツ多く、それら等から考えられることは、人とふれあうことを求めているし、街中の交通アクセスのよいとこに居場所があり、人と人とがふれあって支援したり、されたりということが求められていると結論づけました。
皆さんは、データからどのような結論に至るのでしょうか。
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