「アートステーション・どんこや」の制作風景撮影記
撮影 小林 順一
2009年に「どんこや」が「猫じゃ猫じゃ展」をフローランテ宮崎の展示棟4棟借りて展示会をやったときに、私たち「精神障がい者写真集団・えん」もその内の1棟借りて展示会をやるという事で実行委員会を作って具体的に話し合いながら進めていた時に、どんこやのメンバーが展示会に向かって作品づくりをしているのを拝見する機会に恵まれた時に、私自身驚愕を感じたのを記憶しています。
彼らが描くために体全体を使っている姿が、私には描くための動きでなく、舞踏などと同じ体を使ったパフォーマンスを見た時の衝撃を感じ、写真魂に火をつけられることになり、それ以来通って制作風景を撮り続けました。
彼らの制作風景を見ていると、ハンディーがあることで圧倒的な力強さと、しなやかな動きが同居しているとこに魅力的なものを感じながら制作風景を撮った記憶が蘇ってきます。
彼らの持つエネルギーがアートに集約されていく様は、見応えのあるパフォーマンスの世界であり、これからも被写体として関わっていきたいと思っているとこです。

野海靖治氏

深井けい子氏
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