<日々是出会>2026/05/28
毎日新聞の5月19日に「精神科病院 患者虐待260件 24年度通報義務化 看護師最多6割」という記事が掲載されていました。
この数字は、単なる一部の問題ではなく、日本の精神科医療が長年抱えてきた構造的課題を映し出しているように感じます。
もちろん、精神科医療によって救われた方々も多くおられます。
しかし、その一方で「支援」や「治療」という名のもとに、本人の尊厳や主体性が後回しにされてきた歴史も存在します。
特に精神科医療の現場では、
・患者は判断できない
・安全のためには制限も仕方ない
・医療者側が正しい
というパターナリズム(父権主義)的な価値観が、無意識のうちに根付いてきた部分があるのではないでしょうか。
本来、支援とは「管理」ではなく「対話」であるはずです。
相手を管理しやすい存在として見るのではなく、
「その人は何を感じているのか」
「その人はどう生きたいのか」
に耳を傾ける姿勢こそ、本当に必要なのだと思います。
これは精神科病院だけの問題ではなく、「支援する側が権力性を持ってしまう」という社会全体の課題でもあるように感じます。
だからこそ、私たち支援に携わるものとして、
「本当にその人を見れているのか」
「正しさを押し付けていないか」
を問い続ける必要があるのだと思います。
毎日新聞の記事https://mainichi.jp/articles/20260519/ddp/041/040/002000c
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