<日々是出会>2023/09/21
多職種連携とスローガンがあっても現実は医療と福祉が別々に支援しているので包括的にその人に必要とされる支援が成り立たない現状であるし、既存の支援や前例に則した支援をやっているのが精神障がい者支援の医療・福祉の現実であり、他の障害者の世界では「自分たちのことは自分たちで決める」という自己決定権やストレングス(自分の強み)などを生かした支援を行うことが主流になっているなかで、真摯に現状の支援でよいのかと疑問を持つ支援者に巡り合い、宮崎にも新たな支援を模索する方達が存在するということで、地域での支援の在り方として、地域密着小規模他職種連携によって全人的に支えることを実践する支援を目指すことをコンセプトにした「語ルシストの会」を立ち上げることになりました。
精神科病院や大施設での管理的な支援に憤りを感じて小規模であれ自分たちの目指す一方的でなく伴走する支援を実践するために立ち上げた人たちが、同じ小規模同士が連携して、大手やフランチャイズの事業所に対峙するためには支援の差別化が必要で、既存や前例を打ち捨てて新たな伴走する支援を作り出すためには実践してフィードバックできる場や真剣に話し合う場があることが求められていると思えます。
ビジネスでも福祉でもアートでも、誰もがやっていることや既成のことをやっていては衰退するのは必然で、いつもイノベーションや自己改革をやり続ける意思を持って推進することによって支持されるのであって、永遠に螺旋状の円を描いていくことを同じ仲間や同志の方達と研鑽していくことが継続できる最大の方法だと思えるので、「語ルシストの会」のコンセプトである人と人とが親しく交流をしながら真摯に忌憚のない話し合いができる場がある事が大事であると思えます。
これから、この会自体が地域の中で支持される会になり社会貢献できる資源として提供できるように、各々の専門職のスキルアップなどの研修会や「8050問題」という地域の課題などに積極的に研修会を企画できたらと考えています。
また、多職種と同じように同業種の連携も小規模の事業者が生き残るうえで必然と考えますので、積極的に色々な課題を話し合って協働した取り組みが大事と思います。
今回このように振り返ることができたのも「語ルシストの会」を継続的に開催してこれたからこそで、立ち上げに貢献して頂いた立山裕也氏(ココロとカラダのリハビリステーションほのか代表)や「語ルシストの会」のネーミングを考案して頂いた前畑和樹氏(みつばち診療所勤務)など40代前後の専門職の方たちが参加し、刺激し合う仲間たちに出会えたからこそと感謝しています。 |
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「障がい者写真集団・えん」メンバー写真を掲載してきましたが、講師が2017年11月に交通事故にあって以降、写真ワークショップを休止していますので、当分の期間、講師が以前撮った写真を掲載します。
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