<日々是出会>2025/12/07
11月25日の研修会には、日南市・西都市・小林市など遠方からも参加してくださいました。
参加者の職種も、訪問看護師、相談支援員、市教育委員会職員、子ども支援者、不登校親の会、市議会議員など多岐にわたり、それぞれが強い問題意識を持って臨んでくださいました。
本助成事業が目指しているのは、不登校支援のキーパーソンである訪問看護師が持つ専門性を、単なる「医療モデル」に留めず、「社会モデル」として最大限に活かすことです。
症状の理解や健康管理といった医療的視点はもちろん重要ですが、生活環境や家庭内の関係性、地域とのつながりなど、社会的要因に寄り添った支援が欠かせません。
訪問看護師は、家庭という生活の場に直接入り、本人や家族の思いや背景を丁寧に受け止めながら、その人のペースを大切に支えることができます。
この「生活に根ざした支援」は、医療だけでは捉えきれない課題に対して、柔軟で現実的なアプローチを可能にします。
今回の事業では、訪問看護師の持ち味を活かし、医療支援にとどまらず、社会的孤立の緩和、家庭内や学校との関係再構築、地域との接点づくりなど、相談支援の面でも活躍していただくことを大きな目標としています。
学校・医療・福祉といった枠組みを越えて、「暮らしの中で支える専門職」としての新たな可能性を、この事業を通して実現していきたいと考えています。
この取り組みを直接伝えるため、各学校を訪問して校長・教頭先生へ説明した結果、理解が深まり、保護者の方からの問い合わせも増えつつあります。
(只今:12ヵ所の小・中学校訪問)
さらに、日南市の鈴村和枝市議が12月4日に、宮崎市のくろだ奈々市議が12月11日に、それぞれ12月議会にて不登校支援について質問してくださる予定です。
地域に暮らす家族が悩みを身近に相談できる専門職として、訪問看護師が安心して寄り添える仕組みが整うことになれば、それこそが、家族が地域の中で安心して暮らし、日常を楽しむことのできる社会につながると考えています。
※ 国と宮崎市の二つの図の中に連携先として訪問看護ステーションが記載されることがより充実した支援になると思えます。
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「障がい者写真集団・えん」メンバー写真を掲載してきましたが、講師が2017年11月に交通事故にあって以降、写真ワークショップを休止していますので、当分の期間、講師が以前撮った写真を掲載します。
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