「精神障がい者は、今の社会を新しく変えて行く存在である!」          

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運営者の日々是出会

<人・モノ・情報の出会いによって活動を展開>
2020/12/05
Change.orgに統合失調症の息子を持った母親が「義務教育で精神疾患を教えて偏見を無くしてほしい」という内容のキャンペーンが掲載されています。

親として子供が精神疾患に罹患した時のことを思い出すとあまりにも疾患について知らなかったことが、症状を重症化させて入院という事になってしまい、その後の親子関係に影響するという現実です。

そのことで、日常生活の中で精神疾患について知るという事がない現実であることを痛感した次第です。

また、思春期に発症するのが、統合失調症などの精神疾患であり、その年代の子供に対してしっかり疾患に対する理解を推進することが早期の発見・治療につながり、入院などしなくても回復する流れを教育現場でも理解されることが、重症化を避けることになることも現実です。

知らないが故に偏見を持ったりしていますが、現在419万人の精神疾患者がいる現実を直視すれば、誰もが罹る病気であり、多くの方が社会における偏見によって持っている力を発揮できず生き辛さを感じた生活を強いられている現状です。

義務教育の中で精神疾患の理解促進の授業が行われることによって、子供や親が精神疾患について知ることになれば、偏見も解消することにつながるということで、Change.orgにキャンペーンとして掲載されています。

「義務教育で精神疾患を教えて偏見を無くしてほしい」(change.org)
https://www.change.org/t/%E6%95%99%E8%82%B2-ja-jp...

2020/11/04
竹内結子さんの自死を知って、近頃、芦名星さん、三浦春馬さんの自死が続いているので多くのメディアが連日自殺に関した啓発をしていますが、今まで年間2~3万人の方が亡くなっている現実を見つめてもらいたいものである。

1998年から14年連続で3万人超という現実が続き、03年には最多の3万4427人になり、 その後、景気回復や、相談体制の拡充をはじめとする地域の取り組み強化を背景に、2012年に3万人を割って、2010年から10年連続で前年より減少している。
このように自殺者は減少傾向だが、これは法テラスなど相談窓口を充実させるなど社会的サポートが周知されてきた結果である。

2019年以降2万人前後ではあるが、年間2万人の方が自ら命を絶っている現状である。
近年の自殺対策白書では、若者の急増とこれまで注目されていた失業や就職失敗だけでなく、事業不振、生活苦も自殺者増加と強い関連があるという結果が出ている。

今年の8月の自殺者数が1849人(速報値)となり、前年同月比で246人増加したことが、厚生労働省と警察庁の集計で明らかになった。

このように、新型コロナウイルスの感染症で亡くなる方よりも、経済危機で亡くなる方が多いと論評する人もいるほど深刻な状況であり、新型コロナウイルスによる倒産で解雇や雇止めなどによって職を失った方達が経済的に困窮して悲観的な気持ちから命を絶つ道を選ぶことに対して、そんな時にこそ、身近な相談機関を利用したり、親しい知人に話したり、悩みをぶつけたりすることで、悩みや苦しみを解消する機会になるので、日頃からお互いが支え合う人間関係を構築しておくことが、困ったときに自分を救ってくれる最大の生きる術である。

ところが、現代は効率や成果主義によって人の在り方が評価される個人主義なのですが、それがより深まり孤立主義に至ってしまっている現実で、強いものだけが評価されることになり、他者に関わることを避ける時代であるが故に孤立がより一層増して相談などできない関係になっている現実である。

そのような時代に、国は公助として共生社会を打ち出していますがしっかりした具体的な施策を打ち出すべきだし、経済的要因で命を絶つということが統計で分かっている以上は、解雇や雇止になった方々に対する対策として、倒産しないように企業を支える経済対策やそれでも倒産した場合には解雇や雇止めになった方々に再就職や再チャレンジできる経済支援を徹底的に打ち出して、国を支える人々に生きる可能性を発揮できる施策で支えてもらいたいものである。

働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト(厚労省)
https://kokoro.mhlw.go.jp/

2020/10/19
宮崎市の高齢者施設「介護支援ホームささえ愛」で新型コロナ感染による集団感染が発生してから一月半ぐらい経って取材に応じた記事が10月8日の宮日新聞に掲載されていました。

地域で、コロナ感染が起きると誹謗中傷による被害がニュースで取り上げられることが多くありますが、今回の記事は、『温かい言葉「救われた」「手紙や電話…前向く力に」』という言葉が示すように職員の方達の心が折れそうな状況にこのような励ましの言葉がどれほど救いになるかという記事の内容でした。

通常、高齢者の感染は重症化して亡くなるケースもあるので入院された方が全員退院されたという事なので稀なケースといえるのではないでしょうか。

札幌市の介護老人保健施設「茨戸アカシアハイツ」では、92人が感染し、17人の方が病院ではなく施設で亡くなるということに対して、職員のメンタル面のケアも必要になる状況です。

職員は「感染した入所者を入院させてほしい」と訴えたが、市からは「入院はできない」という回答があったといいます。
何故入院して治療を受けられなかったのか、施設で亡くなるという最悪のケースを避けることはできなかったのか、ということが検証され報告書がまとめられています。

報告書は「札幌市は感染管理、人員、物資の面から支援していたが、大規模な集団感染事例への知見が不足していたことなどから総合的な支援にはつながらず、有効な手段とならなかった」と指摘した。
報告書は教訓として、①高齢者施設などにおける感染対策②初動体制③施設への業務継続支援を挙げた。②では、現場の情報を正確に把握するために現地対策本部の設置の重要性を強調し、的確な初動が行える体制の整備を求めた。③では、医師・看護師、介護職員を早急に投入できる支援体制の構築の必要性を訴えた。

沖縄の高山義浩氏(沖縄県立中部病院感染症内科・地域ケア科)が「高齢者施設でのコロナ集団感染を防ぐには」という記事を掲載されていましたので、要旨を記載します。
・日ごろから発生することを想定しながら仕事ができているか。
・介護従事者が発熱した場合、保健所ではなくコロナの診療をしている医療機関を受診すれば、医師の判断に基づいてPCR検査が受けられます。
・介護従事者に発熱や呼吸器症状を認めたら、コロナかどうかによらず仕事を休むのが原則です。
・高齢者施設とは、もっとも死亡するリスクの高い人たちが集団生活をしている場なんです。この施設内での発生が疑われた時点で、PCR検査については躊躇することなく、広範囲かつ繰り返し実施される必要があります。これは死亡者を減らすうえで、極めて優先度の高い施策といえます。
詳しいことは以下のページです。
https://news.yahoo.co.jp/.../takayamay.../20201007-00201867/

このように今回、宮崎で起きた新型コロナ集団感染に関して、施設職員の方達の適切な支援によって死亡者もなく乗り切ることができたスキルを検証して、県内の各施設がノウハウとして実践できる資料を市や県は作るべきと思います。
また、今回のケースは大事に至らなかった事例ですが、これから第3・4波が来る以上、宮崎でも集団感染が起きたときの為に、行政と民間の連携を他の県の事例を参考に構築するべきと思います

2020/09/07
全国的に感染拡大が第1波よりも多いことを、毎日メディアが感染者数を報道することで、不安などを煽ってしまっていますが、現在、若い世代が感染して無症状や軽症の患者の方が主流なのですが、徐々に経済活動や社会活動によって人と会うことが増えてくれば必然的に感染者が増えることは避けられないことでしょうが、一番守らなければならない領域は高齢者及び基礎疾患を持った方々をしっかり守ることが最終的な対策だと思えます。

そのような中、感染拡大が起きている沖縄において、現場の時々刻々と変化する厳しい状況の中において的確に現場を把握し、感染対策を打っていくことを官民挙げて推進され、お互いリスペクトしながら推進されていることを、沖縄の高山義浩氏(感染症医と在宅医)がFBに記載されている文章に多くの気づきと参考になることを感じています。

https://www.facebook.com/profile.php?id=100001305489071&epa=SEARCH_BOX

現状認識として、
『4月の中旬ごろの新規感染者数は5~10人/日ぐらいで推移しており、入院している重症者数は7~12人ぐらいでした。現在の新規感染者数は50人/日前後ですが、本日時点の重症者数は2人に過ぎません。一部の報道が「最悪」という表現を使ってますが、何が最悪なのか不明確です。』
『軽症の若者たちの感染者数で一喜一憂するのではなく、力を注ぐべき重症化リスクの高い集団(主として高齢者)における感染者数に注目して、確実に支える対策をとっていくことが大切です。』

というようにメディアに対しても「最悪」という言葉によって不安を煽るのではなく、最悪にならないためにはどのような対策が必要なのか、調べて記事にすべきといっておられます。

菅官房長官や西村大臣の沖縄に対する定例会見での発言、「政府から沖縄県に何回となく、確保すべきであると促してきた」「浦添市にあるJICA施設での患者受け入れを検討している」という発言に対しても丁寧に沖縄の現状を踏まえて説明されている真摯な姿勢に好感を持てます。

如何に中央が地方の現状認識と乖離しているのか、現政権の特徴である自分たちの政策を押し付けて、修正したり、説明責任のない姿勢に、この暑さもあり辟易してるとこです。

そのような中、「コロナ対策が支離滅裂の安倍政権、今こそ「落選運動」を」という記事を拝見しました。

憲法学者の上脇博之・神戸学院大学法科大学院教授が語っています。
「落選運動とは問題のある政治家を当選させたくないという表現活動であり、憲法で保障されている表現の自由、言論の自由に含まれる。」
という事なので、現政権の諸々の対策のフラストレーションを選挙で意思表示したいものです。
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12180-748271/


2020/08/06
現実は、終息しそうにないコロナ禍だし、九州全域や他の県での豪雨被害も起きているし、政治は、改竄、隠蔽、説明責任なし、金で票を買う、などあってはならないことが現実に起きているのを目の当たりにしたり、以前から国の借金が増え続けて現在1,100兆円(1人に換算すると792万円)あり、この借金を返さないで子供や孫に負担させること自体許されないことであると誰もが感じている中で、民主主義が形骸化して機能しなければ利権や汚職がはびこり、特定の人間に富が偏り格差が広がることになり、大多数の富にあずかれない方々は目先の生きることに追われて国の借金を返すなどという意識どころではなくなる社会がすぐ近くに来ているのも現実で、そのような社会にならないためにも、しっかりと説明責任を果たすことができる政治家を選択することで、公正で平等な開かれた民主的な社会が可能だし、そのような社会を子供や孫に引き継いでもらいたいと願う今日この頃です。

ここにきて新型コロナウイルスの感染者が増えてきている状況ですが、ウイルスをある場所に閉じ込めることは不可能なので、当然人間が動けばウイルスも同じように動くことになるし、無症状の感染者であれば尚更外出や人と接したりするのは必然で、そのことで感染者が増えるという結果は想定内として対策を考えるのが政治だと思います。

今のとこ、若い方たちの感染者が多いので、症状も軽症な方が多いのですが、いずれは、社内や家族内感染によって、院内感染や施設内感染という流れの上に高齢者や基礎疾患を持った方への感染が危惧される状況を避ける対策を具体的に政治が打っていくことが求められています。

それに経済と感染対策のどちらかを優先させてしまうと、医療崩壊になり死者を増やすか、失業者を増やすことで国として経済破綻になるか、という状況を避けるには二者択一での政策ではなく第3の道を模索して、しっかりした対策を具体的に打ち、誰もが納得のいく説明責任を果たす政治が求められています。

政治家を選ぶのは、私たち国民の権利なので最大限生かす行動が求められている現状です。

2020/07/05
6月20日と27日に県立看護大学の学生2名が、かふぇらての栄養講座と音楽ライブ講座と食育に任意で参加して利用者の方達と交流しました。

講座後、食育活動の時間まで利用者の方達と交流会を開催して、通院や入院の経験のある利用者の声を聴くことによって、これから社会の中で看護師として仕事をするうえで、貴重な経験になると思っているので、このような機会をできるだけ作りたいと思っているとこです。

学生のふりかえりのレポートから
・かふぇらてで学ばせていただいたことを忘れず、よい看護が提供できる看護師を目指します。
・今日みなさんに教えていただいたことを忘れず、少しでも支えとなるナースになれるように、頑張ります。

利用者の方も学生との交流に新鮮な気持ちを持って自分の体験などを通して意見交換ができることで、自分を客観的にみつめられるし、伝えたいことを上手くまとめて話せる工夫もすることになるので、コミュニケーション能力を高めるのにとてもよい機会の提供だと思います。

また、自分の体験がこれから看護師として生きていくうえでの参考になることで、自分の体験に対してマイナスなイメージを持っていたけど捨てたものではないということに気づかせてくれることで、自己肯定感や有用性を認める機会になっていることをふりかえりの言葉で感じる次第です。

・新規に学生のふりかえりのレポートを掲載しました。
・広報誌7月号にも学生との交流に関して掲載しました。

2020/06/13
街を散策及び徘徊しながら時代の変化を記憶するために記録していますが、街に人がいない風景を日中目にすると非現実の世界が現実化していることに不思議な感覚に囚われてしまいます。

コロナ禍の今、すべての国民が自主的に活動を自粛した生活に耐えると共に不安を抱えた生活を強いられているなかで、如何にスピードを持って強いられたことへの救済措置の対策を打っていくか、が今国会での最優先課題であることに時間をかけて国民の納得のいく対策を成立させるべきなのに、現政権は今国会に「検察庁法改正案」を提出するという横暴極まりない成立をもくろんでいることに憤りを感じています。

東京高検事長・黒川弘務氏の定年を半年間延長することを閣議決定していたこともあり、流れは法改正という思惑につながるのは必然で、見え見えの戦略です。
(黒川氏は緊急事態宣言下で賭けマージャンをし、東京高検検事長を辞職する)

Change.org(「変えたい」気持ちを形に)に「【要請】東京高検・検事長黒川弘務氏の違法な定年延長に抗議し、辞職を求めます」が掲載されていたので賛同しました。

同じく森友学園問題で自殺された財務省職員の赤木さんに関した「私の夫、赤木俊夫がなぜ自死に追い込まれたのか。有識者によって構成される第三者委員会を立ち上げ、公正中立な調査を実施して下さい!」も以前から掲載され33万人の方が賛同しています。

コロナ禍の中で、感染拡大の制圧に法的に規制及び封鎖をする諸外国と違い、日本は自主的に自粛をするという、外圧で閉じ込められるのではなく、自ら鍵をかけて自分を守り他者を守るというリベラルな精神によって感染拡大を防ぐという独自の方法によってコロナ禍を乗り越えようとしているとこに期待できるし、説明責任と情報公開のない現政権は右傾化と監視社会に移行を目指すでしょうから、徹底的にリベラルな精神によってアンチを貫く精神が求められているコロナ禍の時代です。

2020/05/17
4月末から散策しだして5000歩前後の万歩計の数字が表れています。

それにしても、ただ健康のために歩くという目的になると義務的になり続かない性格なのですが、写真を撮ったり、好きなミュージシャン(ドリカム・ミーシャ・松任谷由実)の音楽を聴くことが、スマホだけ持って散策できることに時代の進化を感じています。

3年前に2ヶ月半ほど入院生活を体験した時に音楽が、行動規制され退屈な時間を解消してくれることを実感したのを思い出しながら、ドリカムの「朝がまた来る」「何度でも」「その先へ」「決戦は金曜日」を毎朝のルーティンにしてたほどだったので、今でも聞くたびに気持ちが落ち着いたり高まったりします。

「何度でも」を検索すると、東北震災・熊本地震の応援ソングに選ばれ、今回の新型コロナウイルス感染で全国の医療従事者を応援するためのプロジェクト「#最前線にエールを何度でも」を開始したそうです。

ドラマ『救命病棟24時』を見ていたこともあり、自分が宮大付属病院の救命救急病棟に入院することになり、ドリカムの曲が入院という状況の人に元気のエネルギーを送っていることを実感したことを思えば、今回のコロナ感染での自粛や休業に心折れそうな方々に元気と1歩踏み出すきっかけになることを願っています。

コロナ感染の最前線で危険な現場で仕事をされている医療従事者の方達に対するリスペクトを感じる次第ですけど、地域社会で差別的な態度や言動などが起きていることを見聞きするたびにヘイトの感情を表に出して排除しようとする方がいることにまだ未成熟の日本だと思えます。

ラグビーワールドカップの時に日本チームが示した勝利する目的のためにワンチームとして、お互いがつながって力合わせて戦うという姿勢をこのような危機の時には表すべきで、個人的に差別的・侮辱的かつ攻撃的・排斥的な言動は避けるべきことであると思えます。

コロナ後の世界がどうなるのか、人と人とがつながり、お互いが支えあう社会になってほしい、参考になるページがあるので記載します。

・内田樹氏「コロナ後の世界~「独裁か、民主主義か」という歴史的分岐点~」
http://blog.tatsuru.com/2020/04/22_1114.html…

・新型コロナ問題で台湾が教えてくれたこと~マイノリティーへの向き合い方でその国が真の「先進国」かどうかが決まる~
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g00860/…

・琉球新報<社説>コロナと監視社会 民主主義の基盤固守を
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1115801.html… 

2020/05/06
久しぶりに宮崎もやいの会のHPに新規のデータをアップしました。

1月25日の映画「ケアニン」上映会&加藤忠相氏講演会にボランティアとして参加した学生の感想レポートです。

これから社会に旅立つ学生が、今回のイベントに参加して感じたことを忌憚のない言葉で記載しています。
http://www.m-moyai.com/index.html

イベントは今から3ヵ月前になりますが、その間新型コロナウイルスの感染拡大であらゆるイベントが中止になったり、あらゆる行動が自粛や禁止などになってしまい、なんだか1月のイベントが遠い昔のことみたいだし、随分と生活スタイルを自主的に変える選択を強いられていることに違和感を感じているとこです。
早くコロナ感染が終息することを願い、コロナ感染によってライフスタイルを変えるべきとこはイノベーションしていくことも必要かと思っています。

昨日、久しぶりに家の近くを午前中に散策してみました。
実は、妻がスマホの万歩計のアプリを利用して毎日ウォーキングをやっているのに刺激されて、私も万歩計をダウンロードしたので、ウォーキングを兼ねて写真を撮りながらのんびり1時間ほどかけて徘徊することにしました。

写真を撮りながらの散策は、以前精神障がい者の日中支援として写真WSとして実施していたのですが、交通事故以降休止しているので個人としても実施していない状況でしたが、コロナ感染対策として体内の免疫力維持のためには、運動や食事・睡眠などが必須だということもあり、1時間ほど家の周りを散策しながら改めて私の写真としてのテーマである、見慣れた日常風景を如何に新たなコードで風景を発見できるか、ミッションとして始めた次第です。

2020/04/29
前回、「高齢者は死ね」ということについて記載しましたが、もう一つの「人は家畜になっても生き残る道を選ぶのか?」ということに関して記載します。

森田洋之氏のコラムのタイトル「人は家畜になっても」という言葉に衝撃を受けたことと、家畜という言葉に連想して、1960年代に日本医師会会長の武見太郎氏が精神病院の不祥事を目にして「精神病院は牧畜業者」という発言が脳裏に浮かんでしまいました。

武見氏が精神病院を牧畜業という言葉で表した背景には、国として精神障がい者が社会で問題を起こさないために社会から隔離することを目的に多くの精神障がい者を収容(入院)する精神病院を建設するための資金を低利で貸し、経営的に利益を上げるために少ない職員で多くの患者を管理する精神科特例を作り、力で威圧することが可能な環境(閉鎖的)だったが故に、管理するための暴力的な不祥事が発覚する民間精神病院に、同じ日本医師会の会長として憤りを感じた発言(揶揄)だったと思えます。

そのような連想もあり、家畜(飼育)という言葉に刺激されて森田氏のコラム「人は家畜になっても生き残る道を選ぶのか?」を興味深く拝見しました。

森田氏は、元夕張市立診療所院長として、財政破綻し、病院閉鎖の現状でも元気に幸せに暮らしている夕張市民のことを書いた「破綻からの軌跡」という著書を出版されていて、破綻した地域での地域医療を担うなかで住民の生き生きとした生き方を具体的に実体験したことで、現代の医療や施設の在り方が、人として最期を迎える在り方として最善なのか、と同時に今回のコロナパニックによって人としての権利を制限され、外出禁止を強いられるという、今までにない規制される現実に医療者として憂いを感じたことを真摯に問うたコラムになっています。

森田氏曰く
・高齢者医療の現場である病院・施設は「ゼロリスク神話」による管理・支配によって高齢者の収容所になりつつある。
・多くの高齢者の願いは、「自宅で好きなものを食べて、自分らしく生活をしたい」という至極単純なものだ。それなのに、世間や医療のゼロリスク神話はいともたやすく高齢者の生活を奪ってしまう。
このような現実の中で、管理・支配をしない高齢者地域医療を確立していくか。
高齢者の意思を尊重した「自宅で好きなものを食べて、自分らしく生活をしたい」という望みを地域で実現することが自身の課題だということで、医療及び多職種連携による夕張での実践が、その後の地域医療のコンセプトとして日々生かされた活動につながっていると思えます。

そのような中での今回のコロナパニックを客観的に凝視した結果、以下の言葉に要約されると思えます。
『意識するかしないかに関わらず、我々はリスクと共存し、それを許容して生きてきたのだ。
それなのに今、コロナによる恐怖と医療従事者による「ゼロリスク」の先導は世界中の経済を止め、生活を破壊し、人々は自らカゴの中に入ろうとしている。そして巨大な権力は近い未来、医療が持つ壮大な力を巧みに利用するだろう。
そんな未来を子供達に残してしまうのか…しかも自分たちがその片棒を担いでいるのか…。』

「死への恐怖、命を守る」という命題によって、人を管理し支配する社会を生み出す可能性があるということが、今までフィクションとして近未来物語として描かれてきましたが、今回の規制による自粛や制限という現実に対して、想像力を働かせれば現実味を帯び、身近なとこに押し寄せてきて、知らず知らずに管理と支配の枠組みの中に取り込まれていっていることに警笛を鳴らし、知らしめることを切に願った渾身のコラムだと思えます。
これから先、想定しない危機が起きたとしても、如何に個人として自由や自己決定権を手放さないで危機と共存していくかが問われる時代かもしれません。

「人は家畜になっても生き残る道を選ぶのか?」の記載は以下です。
https://www.mnhrl.com/corona-jail-2020-4-14/…

2020/04/23
・「高齢者は死ね」萬田 緑平氏
・「人は家畜になっても生き残る道を選ぶのか?」森田 洋之氏

上記のドキッとするキャッチコピーは、世界に猛威を振るっている新型コロナウイルスによって日本もヨーロッパやニューヨークと同じように医療崩壊を招くのではないか、という状況に対して在宅医療を担っている二人の医師から発信された文章に記載されていた言葉です。
「高齢者は死ね」という言葉は、萬田緑平氏の「新型コロナウイルス問題への萬田の私見 part 7」で、連続して私見としてFBに記載されています。
https://www.facebook.com/ryokuhei.manda?epa=SEARCH_BOX       
萬田氏の地域医療のポリシーは『「必ず亡くなるのだから死ぬまで楽しく、上手に、格好良く生きましょう」と伝え、最後まで生きる手伝いをする。』という姿勢で取り組まれてきた中で、今回の新型コロナウイルスの日本における感染拡大による医療崩壊という問題に対して、真摯に死生観として投げかけられている内容です。

「高齢者は死ね」という言葉のインパクトが強くて高齢の方から異論が出てきそうですが、文章を読めばパラドックス(逆説)であるということがわかるし、地域での高齢者の最期を看取ってこられた医師として、今回の新型コロナウイルスで大施設での感染が広がると多くの高齢者が重症化して病院へ入院ということになり、医療崩壊につながることは目に見えていることが自明であれば、「施設高齢者は本人の治療の意志がないと病院に運んじゃダメだ。」と大胆な意見が記載されていますが、それだけ当人の意思に関係なく家族や施設・医療の意思によって生命を維持され延命させられている現実を凝視することを、平時においては見ないで済ませていたことが、今回の非常時においてそのことがネックになって医療崩壊の要因になってしまうという現実を突き付けられることになり、改めて高齢者になる身としては、自分の死生観を考える機会を与えられたと捉えているとこです。

私としては、自分の意志で死を決めさせてもらうことが、納得いく人生の最期の終わり方ではないかと思えるし、最期に意識のない植物状態での延命を望まないことが社会に対する貢献だと思えます。

萬田氏の今回の文章が、今まで正面から問うことを避けていた高齢者の最期の問題、パンドラの箱を開けることで、納得のいく最期をどう生きるか、家族や他者に委ねず、共に決めることで、納得のいく最期を迎えることができるのではないかと思えます。

P.S
そのように自分の意思をしっかり家族や医療・介護者に伝えておくことを、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)といって、患者さん本人と家族が医療者や介護提供者などと一緒に、現在の病気だけでなく、意思決定能力が低下する場合に備えて、あらかじめ、終末期を含めた今後の医療や介護について話し合うシステムがあるそうです。

2020/04/15
宮崎市で3日に新たに3名のコロナ感染者が確認されました。
県内に7名の方が感染されていますが、全て国外・県外(感染拡大地域)に行って感染したという状況です。

それぞれ、大事な用件で県外に行かれるのでしょうが、今の時期感染の可能性は、行くより、行かない方が低いのであれば感染してから悔やんでも後の祭りであるということを自覚した行動が求められているということです。

特に高齢者の方や基礎疾患を持っておられる方に感染すると重篤化して死に至るというケースも報告されているのであれば、誰もが大事な人に感染させることを避ける行動が、最大で最善のアクションだと思えます。

今、東京がニューヨークと同じような感染の道を進んだら医療崩壊になり多くの人命を失うことになるのか、参考になる事例としてカルフォルニア州が外出禁止令を出したのが19日でニューヨーク州が22日に外出禁止令を出した違いが、これほどその後の感染拡大と死者数に影響するのか、驚きのデータです。

宮崎も感染者が少ないからといって油断した行動が、最悪の結果になることは自明のことですし、今の生活リズムを守るには、今まで以上に不要不急の行動自粛や日々の感染予防に細心の注意を払うことだと思えます。

外出禁止になることで家に籠ることになり日々の生活リズムが崩れ体調に異変をもたらし入院ということを避けたいという精神障がい者からの声であり、日々自分を生かせる居場所がありコミュニケーションを通じて回復の道を歩んでいる方に取って外出禁止はリスクの多い対策なので、そこにいたらないことを望み、そのための感染予防に注意しています。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3947229.html

P,S
沖縄県立中部病院の高山義浩氏などが賛同して「新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金」の寄付を募集しています。
https://readyfor.jp/projects/covid19-relief-fund…

2020/03/29
日本でも徐々に拡大している新型コロナウイルス感染ですが、東京や大阪・兵庫など爆発的感染があるということで、外出を控える注意喚起が促されています。

諸外国など非常事態宣言により強制的な外出禁止など強硬な政策で感染に対する予防を取っているのを目にすることで、できればそのような状況にならないにはどうすればよいか考えさせられます。
日本の場合は、諸外国みたいに強制的に非常事態として感染を防止するのと違い、個人の自主的な予防意識に呼び掛けていることなので、どこまで個人的に意識を持って制限するか、自分の行動が社会に影響するということをどこまで意識することが出来るか、私たちに問われているということです。

個人としての感染予防は、
・まずは日々の手洗い
それから、感染しやすい場所に行かない
・密閉空間(換気が悪い)
・密集場所(人が密に集まって過ごすような空間)
・密接場面(多数の人が接触するおそれが高い場所)
特にこの3要素が重なる場所は避けることに注意した日常生活が求められています。

皆さんも早く収束することを願っておられるでしょうが、精神障がい者にとって、外出禁止などによって家に籠ることで孤独な生活になり悲観的な考えがよみがえり、体調を崩し再発して入院という経験をしておられるので、日中楽しく過ごせる場所があることが回復にはとても必要であるということです。

日中、事業所や施設などに行ったり、人と会ったりすることで、病気のことを過剰に考えることを忘れて、目的を持った生活、好きなことに熱中することや気分転換や癒されることによって、心のバランスを保って地域生活をリズムよく過ごすことが出来るので、そのような日常でなくなることで不安になる方がいるのも現実です。

感染症対策によって、回復する機会を奪われることにならないように十分非常事態宣言が発令されないように、個人として感染予防の必要性を自覚して、自主的に予防しましょう。

P.S
高山義浩医師が、『症状あるときは「マスク着けて出勤」ではなく、「症状が治まるまで病休」です』と発信しています。
https://www.facebook.com/profile.php…

2020/03/16
今、新型コロナウイルス感染に関することが連日報道され、それぞれの立場による専門家やコメンテータの思惑などによって状況を解説されていますが、そこには冷静で客観性に裏打ちされた分析ではないことによって、多くの方が惑わされることになったり、不安を抱いてしまう結果になっているのも現実です。

ということで、不安を解消できる客観的なデータに基づいて記載された資料をSNSの情報過多の中からドラスティックでシビアに書かれた資料を探して掲載しました。

森田洋之氏(医師で南日本ヘルスリサーチラボ 代表)の「間違いだらけの新型コロナウイルス?いま日本人が知っておくべき6つのこと」という資料は、随時アップデートされて現状に即したデータを示されています。

高山義浩氏(沖縄県において感染症医と在宅医)が具体的な問題に対して真摯に対応されている資料が掲載されています。対策としての封じ込めることの意義、PCR検査に関するQ&Aや学童保育などへの感染対策の質疑応答やこれからやってくるシナリオを基に沖縄での対策のシナリオを拝見することが出来ます

萬田 緑平氏(在宅緩和ケア医)の「新型コロナウイルス問題への萬田の私見」ということで、医者であると同時に人間としての独自の視点で、今回の新型コロナウイルスへのアプローチを私見として試みている資料にも出会いました。

森田洋之氏(医師で南日本ヘルスリサーチラボ 代表)
・「間違いだらけの新型コロナウイルス」
https://www.mnhrl.com/covid19-6point-2020-2-28/…

高山義浩氏(沖縄県において感染症医と在宅医)
PCR検査に関するQ&A
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=2735521836501306&id=100001305489071

・学童クラブの担当者やボランティアの方々に対して、新型コロナウイルスの流行に備える感染対策:質疑応答
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=2731200086933481&id=100001305489071

・対策としての封じ込めることの意義
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=2726515674068589&id=100001305489071

厚生労働省が新型コロナウイルス感染症の本格的な流行に備える目的で、その規模を仮定として示すシナリオに基づいた沖縄でのシナリオ
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=2743197642400392&id=100001305489071

萬田緑平氏(在宅緩和ケア医)
・「新型コロナウイルス問題への萬田の私見」
https://www.facebook.com/ryokuhei.manda/posts/2766743233404020


2020/03/02

巷では、新型コロナウイルスの感染に関した情報が日々報道されていますが、間違った情報を拡散しないことが、SNSを利用するものの道義的責任だと感じているとこです。

『映画「ケアニン」上映会&加藤忠相氏講演会』に参加した方々に任意で感想レポート書いていただけませんか、と依頼したら12名の方からデータを送って頂きました。
早速、宮崎もやいの会のHPに掲載しました。

主催者としては、映画と講演のイベントをどのように自分事としてフィードバックしてもらったのか、客観的な視点によって評価なり、今日的な課題であったか、ということを確認するためにも、参加された方の記憶として刻まれたものを言葉で残してもらうことを依頼して、そのデータから、改めて法人としてフィードバックして次につなげることができればと、イベント終了後に感想レポートの依頼を以前から継続しているとこです。

送ってもらった文章を読むと、イベント開催の趣旨より広く深く受け止めておられることが、文章から感じとれる内容に主催者としてはとても感激しているとこです。

何事も予定調和で終わることも大事ですが、忌憚のないシビアな言葉が記載されていることで刺激されることになります。
それからボランティアで参加してもらった学生さんにも感想レポートを依頼しているので、どのように受け止めて感じてくれたのか楽しみにしているとこです。

PS.
Dr森田洋之氏(南日本ヘルスリサーチラボ)のコラムで「間違いだらけの新型コロナウイルス?いま日本人が知っておくべき5つのこと。」掲載されています。
https://note.com/hiroyukimorita/n/n03451f873e99


2020/02/12

映画「ケアニン」上映会&加藤忠相氏講演会」が無事終了しました。

多くの方に協力して頂き、参加して頂いた方々に、この場を借りて、お礼を申し上げます。
協力・参加、有難うございました。

今は、イベントのアンケート(72名分)のコメントをデータにしたりして法人(宮﨑もやいの会)独自の報告書制作と法人の広報誌(すてっぷ)に特集として今回の『映画「ケアニン」上映会&加藤忠相氏講演会』についての記事を掲載するのに、参加された方で文章を書いてもよいという方々にお願いしているとこです。

イベントを実施すればそれで事足りたというわけにはいかないのがNPO法人のミッションなので、しっかりふりかえって結果を凝視して次につないでいくという作業が大事と後始末に奔走しています。

今回のイベント開催で、加藤忠相氏の書籍「あおいけあ流介護の世界」を販売するので、鹿児島の南日本ヘルスリサーチラボ代表の森田洋之氏と出会ったことに縁を感じています。

森田氏は、宮崎医科大学医学部入学、宮崎県内で研修を修了し、平成21年より北海道夕張市立診療所に勤務していて、「破綻からの奇蹟 ?いま夕張市民から学ぶこと? (これからの日本の医療・介護の話をしようシリーズ1) 」という書籍を出版して、夕張が財政破綻・医療崩壊という中で医療活動を実施しながら意外な発見があったことが記載されています。

これから地域社会が崩壊すると言われている中でどっこい楽しく生きていくことの秘訣が満載です。

最近、新たな共著で「社会的処方: 孤立という病を地域のつながりで治す方法」という書籍にも執筆されています。
従来の医療の枠組みでは対処が難しい問題に対し、薬ではなく「地域での人のつながり」 を処方する「社会的処方」というテーマで6名の方が執筆されています。


2020/02/01

昨日の『映画「ケアニン」&加藤忠相氏講演会』に多くの方に来場いただき、有難うございました。

今朝、スタッフとして手伝って頂いた方々のイベントのことに関するコメントの記載を読んで改めて企画してよかったと思った朝でした。
また、来場して下さった方のコメントを見たりして、自分をふりかえっているコメントを見ると、企画としてよかったと自賛しているとこです

帰り際、映画「ケアニン」を観て、久しぶりに涙を流しました、と感慨深げに伝えて下さった方達が多くおられました。

人と人とが仕事とはいえ関わる中で、お互いが思い合うというあたりまえのことを介護という世界をテーマに物語として伝える映画としてのリアリティが見る側の機微を揺さぶる内容でした。

涙した後に、加藤さんの講演を聴くことになり、スタッフの方の言葉ではないですが「感動と笑い、涙と勇気」「背中を押してもらった」という内容の講演でした。

忌憚のない言葉で、あたりまえの介護をクールでホットな語りで来場者を引き込んでいく語り口に皆さん頷きながら聞いておられました。

最初に、良い介護人材とは、成功事例とは何なのか、と聞かれて、改めて考えるということに気づかされるということが、その後の話の内容によって幾つもある講演でした。

国の施策を活かして利用者に寄り添った施設が開設できる現実であるけど、介護に限らず運営者次第であたりまえの支援ではない運営が行われている現状であることに憤りを感じてしまいます。

そのような現実の中、あたりまえの介護を実践している加藤さんの実際の施設の話を聴くことで勇気と希望と可能性を実感した方達が多くいたことをアンケートなどで感じた次第です。


2020/01/16

とうとう、近づいてきました!
25日開催の『映画「ケアニン」&加藤忠相氏講演会』が、後10日ほどで開催です。

早いもので、去年の7月ぐらいから企画して進めてきましたが、その間、色々な領域の方と出会ったり、個人的に久しぶりのイベントだったので、不安でしたが色々と進めていると段取りが甦ってきました。
一番問うことは、今日的な課題であるか、ということを考えながら思ったことは、介護の問題は地域において複合的なつながりがあり、介護だけの領域ではなく包括的に捉えることが課題解決には必要ということにワクワク感を感じながら進めてきました。

今までイベントを実施して、終わってよく耳にするコメントが「よいイベントなのに、もっと多くの方に来てほしかったですね」という声を聞く機会があったので、今回はそのような声を払拭するためにもSNSなどデジタルツールを使って賛同者の方々に広く宣伝してもらっているとこです。
また、支援してくださっている方々にも後1~2人の方に声掛けてもらって来場していただくようにアナログ的方法でお願いしているとこです。

申込の締め切り日が、15日になっていますが、まだ会場には余裕がありますので、15日過ぎでも受け付けられるようにしています。
どうぞ、よろしくお願いします。

配給会社の株式会社ワンダーラボラトリー(映画を通じた「人が人を支える社会づくり」がミッション)から今回の上映会に関して、ケアニンのパンフレット(600円)、ケアニン2チラシ、自主上映会の提案チラシが送ってきました。

それと、加藤忠相氏が森田洋之氏(医師・元夕張市立診療所所長、宮崎医科大卒)と共著で出版している「あおいけあ流介護の世界」(1,000円)も会場で販売することにしています。

どうぞ、介護及び福祉に関する「映画と講演会」を通して地域密着の施設や支援の在り方を改めて考える機会として、有意義な時間を過ごして頂ければと考えております。


2020/01/04

新年明けましておめでとうございます。
2020年が皆様にとって佳い年でありますよう願っています。
宮崎の正月3が日は、快晴の天気が続き、とても過ごしやすい日々でしたので、今年も幸先の佳い幕開けだと感じているとこです。

新年早々1月25日に、NPO法人宮崎もやいの会主催で『映画「ケアニン」上映会&加藤忠相氏講演会』を計画しているので、開催日までに集客に力を注ぐことになりますが、今回のイベントに参加される方に、申込された動機やイベントへの期待などを聞いたので、以下のページに掲載しています。

http://www.m-moyai.com/index.html

https://www.facebook.com/events/2238874099573899/

申込のコメントとして、親の介護に関してのことだったり、自分自身が介護される立場になった時に、どのような地域支援があるとよいのか、ということを考えておられて、今回のイベントをいい機会として捉えている方達が多いのも高齢化の波と自分事として考える方達が多く、そのようなコメントが寄せられています。

介護は3Kと言われることで、人材不足になり、従事者に過剰な負担がかかることで精神疾患に罹患する方もおられる職場であるのも現実ですが、そのような職場を改善する試みが起こってきているのも見聞できる今回のイベントです。


2019/12/09

先日、「こころのふれあうフェスタ2019」作品展(主催: 宮崎県障がい者芸術文化支援センター)の一環として、12月1日にパネルディスカッション「アートと障がい者支援についてのトークイベント」にパネラーで参加してきました。

坂本金一(造形作家)さんが、自閉症や障がい児の子供などに絵画や造形を教えて感じたことを話されました。

吉野由夏(どんこやメンバー)さんが、アートに触れてから自分の世界が広がっていったことやアートを通じた人との交流などによって積極的を気持ちを持つことで自分自身がネガティブな心からチャレンジする気持ちに変わったことなどを話されました。
吉野さんは、2009年に「アートステーションどんこや」と法人と一緒に「猫じゃ猫じゃ展」をフローランテ宮崎で展示会をやった時にどんこやのメンバーさんが作品を制作する姿などを撮らしてもらったりしたので、10年前の姿を思い出すと同時に今日の発表する姿を見て感激しました。

障害のある子を持つ親の立場で吉野さんの姿を見た時に前向きに成長している姿が感じられることが親としては嬉しいことなので、どれほどご両親が喜ばれていることか胸が熱くなりました。

このようにアートを通じて障害を持った人達が前向きな心になったり、自分の思いをイメージ化して描いたり作ったりすることで、障がい者として閉ざされた世界から飛び出して新しい世界に旅立つことで新たなアートの世界を生み出してほしいと思っています。

今まで心身ともに五体満足に生きてきて、突然障害を持ってしまうことで、今まで当たり前と感じていた世界が、突然違った世界に感じられること自体が、新たな発見であり、その違いをアートとして体現することが大事で、一般的な世界から逸脱した精神が独創性を生み出し、表現として成立することにつながると感じています。

ハンディを逆に活かした生き方を、積極的にアートにも活かすことがオリジナル性を生み出すことになるのかもしれません。

2009年にどんこやで撮影したメンバーの制作風景と作品を、2013年に法人の写真展「「I love みやざき」で展示した時の撮影記を掲載しています。
http://www.m-moyai.com/donkosatueik.html


2019/11/23

久しぶりに平和台の塔の前にある「ひむか村の 宝箱」の池辺 宜子さんを訪ねて、今回、開催する『映画「ケアニン」上映会&加藤忠相氏講演会』のチラシを届けに伺いましたが、只今、シュタイナー教育から生まれたライアーという楽器の野外での演奏会を公園でやっています、とスタッフから聞いたので、カフェ周りを散策して写真撮ったりしてカフェでオーガニックのコーヒーを飲みながら待っていました。

池辺さんは、宮崎もやいの会を立ち上げる数年前に「ひむか村の宝箱」を開設していたので、交流できるスペースのない法人に夕方から店を提供して利用させてもらったりするぐらい色々と協力してもらった支援者の一人です。

コーヒーを飲みながら待っていたら帰って来られたので、チラシを渡して色々話している時の表情がよかったので、写真を撮らせてもらったのですが、楽器のライアーは、癒しの竪琴として紹介されるぐらい癒しに効果があるということだったので、その効果で表情が優しい雰囲気を醸し出していたのかもと思いめぐらせました。

支援センタかふぇらてを開設してからは、以前みたいにフリーに時間がある状況ではなくなったので、気晴らしに伺うということがなくなったのですが、それでもここという時には訪ねて、お願いしたりしている状況です。

今回のイベントも高齢の親を持つ身としては切実な問題なので身近な方達に問題を共有してもらって、より親の願いを叶えられる地域での支援の在り方を考える機会にしてもらうように話して、協力をお願いした次第です。

申し込みは、以下のサイトから。
https://www.kokuchpro.com/event/m_moyai/
http://urx.space/07fg


2019/11/02

NPO法人宮崎もやいの会として、久しぶりに企画したイベントのチラシができました。

来年の1月25日(土)に開催する『映画「ケアニン」の上映会と加藤忠相氏の講演会」のチラシができたので掲載します。

映画ケアニンは、地域の小規模介護施設で働く若者が主人公で、日々の介護の仕事を通して介護者&人として成長する姿を描いた映画であり、その映画のモデルになった小規模多機能施設を運営している加藤氏に講演してもらい、より介護の仕事の持つ魅力を語ってもらうことにしています。

介護の世界の問題だからと介護関係者だけの問題でなく福祉に携わっている方達に通底している問題でもあり、高齢者であれば誰もが自分ごととして考えなければならない課題であるのも現実です。

誰もが最期は納得する人生で終わりたいと思うのが当たり前で、そのために住み慣れた地域でいつもの日常を過ごしたいというのが思いで、それをどのように実現していくか、その課題に向き合って施設運営している方達が全国にはおられる中、加藤氏もその一人だと思えます。

地域での支援を考えた時に、他職種の連携によってより包括的に課題解決が可能になるのですが、連携がないために取り残されている人達がいることも現実で、地域によっては積極的に縦割りから横断的な連携を実施して成果を出してきている地域もあるのが現実です。

地域での生活を考えたら色々な課題に遭遇するのは当たり前でワンストップで相談を受け、他職種チームで支援するというシステムができることが成熟した地域社会ではないかと妄想しています。

名義後援は、以下です。
一般社団法人宮崎県介護福祉士会
一般社団法人宮崎県社会福祉士会
一般社団法人日本精神科看護協会宮崎支部
一般社団法人宮崎県精神保健福祉士協会


2019/10/10

来年の1月25日(土)に市民文化ホール イベントホールで「ケアニン~あなたでよかった~」の上映会と映画のモデルになった介護施設の運営者:加藤忠相氏の講演会を開催することになりました。

このイベントの機会を生かして、9月から12月までの期間、毎月1回「加藤忠相氏の介護実践から学ぶ会」を実施することにしました。

加藤氏の介護理念は、介護に止まらずあらゆる立場の方に、特に看護・援助・支援に携わっている方に刺激になる実践なので、講演会前に学ぶ機会になればと企画しました。

「学ぶ会」の日程は、毎月1回、第2週の土曜日、10時から12時まで、市民プラザ4階で実施します。
案内は、イベントページを作りますので、詳細はページを確認していただくとよいと思っています。
https://www.facebook.com/events/2384731588280371/

NPO法人宮崎もやいの会としては、2015年に県内18ヶ所で「ふれあい交流会」を開催してから公にイベントを開催していなかったので、久しぶりに上映会申請及び加藤氏のゲスト依頼をワンダーラボラトリーの担当者に連絡して、30日の夜に担当者から加藤氏の出演はOKですので、開催準備を勧めてくださいという連絡があり、一安心したとこです。

これで、本格的にチラシの制作やSNSでの案内やイベントページを具体的に発信することを進めていきながら、何とかしたいと思っている方々と盛り上げていけたらよいと思っています。

一人でも現実の在り方に疑問を持って新たな道を模索されている方に出会う機会になることを期待しているとこです。


2019/9/17

福祉のイノベーションで検索していたら、「僕らの仕事は、管理や支配をすることではなく、介護保険上の自立支援をすることなんです。」「自分の思い通りにいかない人を鍵や薬でコントロールしているだけです。」という言葉が目に留まったのでクリックしたら神奈川県藤沢市で老人介護施設を運営している株式会社あおいけあ代表の加藤忠相氏の講演での文章にヒットしたみたいで読ませてもらいました。
https://ninchisho-online.com/archives/15733/

加藤氏の言葉が、介護だけの問題ではなく精神の世界でも、べてるの家の向谷地生良氏が、精神医療は囲療であり、看護は、管護であり、福祉は、服祉であるといったことを思い出させてくれるぐらいインパクトのある言葉でした。

大学卒業後、特別養護老人ホームに介護者として勤めたけど介護の在り方に疑問を持ってしまい25歳で起業することを選んだという稀有な人物です。

世の中、先駆者といわれる方の特徴は、既存の在り方に疑問を持つことが新しいシステムを構築することにつながり、より納得のいくシステムにイノベーションしていくことが不可避であるという時代でもあると思えます。

介護の世界のことをドラスティックにドライな視点で、じいちゃん・ばあちゃんに向き合って実践して感じた視点で書かれた文章に出会って、何が大事なのか、真摯に介護に向き合っている姿勢とその姿勢を客観的な言葉で論理的に語られているとこに、共感した次第です。

大施設という成果と効率を求めた施設のミッションは、施設中心に全てを成立させて、それ以外は不要なものとして排除していくという中に、人権や尊厳を無視した管理的なシステムが横行している現実に疑問を感じて、それを実行することに決別して新たな道を切り開いていくことを選ぶ人たちがいることに、まだまだ期待できる未来を感じたと同時に、私もそうありたいと感じた次第です。

加藤氏の施設をモデルにした映画「ケアニン~あなたでよかった~」の自主上映会ができるシステムがあったので申請して、上映会と講演会を令和2年1月25日(土曜日)に市民文化ホールのイベントホールで12時開場の13時開演、16時30分終了というスケジュールで開催することになりました。


2019/8/15

豊中市社協でのコミュニティーソーシャルワーカー(CSW)の実績を見ていくと、家から地域へというときの地域資源をどうやって確保するかというときに、国の緊急雇用創出基金や安心生活創造事業を市が予算化して社協が委託を受けて実施してきたことが記載してある文をみて、なるほどこの手があるのを再び確認したとこでした。

県の家族会に身を置いていた時に国の予算があることを知ると県の担当にこの予算を使うことで効果があるということをレクチャーし、理解してもらい、委託を受けて活動を推進したり、理解のある担当者だと国の予算を先に知っていてこの予算はこの活動には使えます、と積極的に進めてくれるという過去の経緯がありました。

かふぇらての運営に携わってからは、あまり国の予算など見て精神障害者の地域での支援施策を生かした活動を実施するとこまで余裕がないのが現状だったので、興味が持てませんでした。

近頃、CSWの地域での必要性を感じてからは、色々と可能性を探っている中で、「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」の構築という資料を厚労省が掲載しているのを見て、鹿児島県が構築支援事業を活用して地域移行推進に取り組んでいるのを知り、以前、鹿児島県がピアサポート人材育成事業として、国の緊急雇用創出事業臨時特例基金を活用して実施したのを聞いて、通常、商工政策課が利用する予算を障害福祉課の担当者が精神障害者の雇用という視点から予算化したことに感心した次第でした。

今回も精神障害者の地域移行推進とピアサポート活用を促進する事業を国の予算を活用して実施しているのを見て、隣の鹿児島県の担当者の機転の利いた事業展開に感心しながら、精神の入院患者が鹿児島県は全国ワースト1を返上するために精神障害者の雇用や地域支援を積極的に事業として展開していることに、宮崎も全国ワースト3であるのに何を具体的に施策としてやっているのかと思いいたっているとこです。


2019/8/1

「孤立している方々への地域支援がどれほど大切であるか考えさせられます。」という文章を受けての続きです。

犯罪を起こす人たちの背景を見てみると、地域で孤立していることが見て取れます。

現代社会の個人主義や成果・効率主義がもたらす自分さえよければという風潮が、孤立を生み出し、上下関係や主従関係によって縛られ、閉塞感を日々感じながら誰もが孤立して生きているということは、誰もが今の世の中、犯罪者になる可能性はあるということになります。

犯罪の要因である孤立を如何に回避することができるか、地域で人と人がつながる仕組みを作り、地域の人たちの協力で孤立を防いでいくことができるか、コミュニティ再生によって犯罪は防止できるのですが、現状は、コミュニティが崩壊していて孤立が進みSOSの声を上げられない家族や当人が声を潜ませて生活しているのが現状です。

そのような状況に積極的な支援を実施して効果を上げている大阪の豊中市社会福祉協議会をモデルに2014年にNHKで深田恭子さんがコミュニティソーシャルワーカー(CSW)を演じた『サイレント・プア』というテレビドラマがありました。

このドラマのモデルになったのが、大阪府の豊中市社会福祉協議会で、地域に制度の狭間にいて自らSOSを出すことができずに孤立する人たちを、行政と連携して支え、もう一度社会につなげていく活動を推進する専門職をCSWと位置づけ、2004年に大阪府が全国で初めて導入した制度です。

このような制度が、全国的に広がり地域に根差した支援として定着することで、多くの声を出せない人々が、日々の生き辛さから解放され、人とつながったり社会につながることで、自信や希望や誇りを持つことになり、自殺や犯罪の防止につながる支援だと思えます。

宮崎も積極的にCSWの育成や地域への配置を考えた施策につながる働き掛けをしていくことが求められている現状ではないかと思えます。
まさにCSWの活動は、アウトリーチによる地域での支援なのです。


2019/7/11

ちょっと考えさせられる事件が続いています。

今回の吹田市での警察官拳銃強奪事件の容疑者が精神障害者保健福祉手帳を所持していたという記載がされていたことで、また、精神障害者に対して刷り込まれた偏見で犯罪者というイメージを持つ方がいるのも現実で、そのことが報道などで大きく取り上げられると、今まで順調に地域生活を送っていた多くの精神障害者の方に不安な気持ちを抱かせ、体調を崩したり、人の目が気になって外出できなくなってしまいます。

このような不安な気持ちの時こそ、一人の人間として優しく接することが不安解消につながるので、できるだけ優しく接することが、地域で共に生きてる人間として大事な対応の在り方だと思います。

容疑者が精神障害者であると、大きくメディアに取り上げられるたびに、精神障害者=犯罪者というイメージに囚われますが、実際の犯罪検挙人総数の中で精神障害者の数がどれほどか、調べたとこ平成29年度の犯罪白書で、検挙人員総数226,376人で、精神障害者等が4,084人で1,8%という数です。

精神障害者等には、精神障害者2,463人、疑いのあるが1,621人ということで、精神障害者の数にすると1%ぐらいになり、もっと少なくなります。

このようにメディアの報道によって、とても偏った、誤ったイメージを持ってしまっているのが現状です。

それに精神障害者で事件を起こしている人は、治療中断者など地域での支援を受けていない方であると報告されています。

地域で医療・福祉の支援をしっかり受けていれば、身近に信頼できる相談者がいるので、犯罪につながることを予防することになります。

孤立している方々への地域支援がどれほど大切であるか考えさせられます。


2019/6/23

東京都練馬区の事件を観て、とうとう起きてしまったかという印象でした。

親として何歳になっても子供として対応してしまう習性が、ひきこもってしまっている息子に、長年、否定や批判といったネガティブな言動によって確執が続くことで、親も子も心が疲弊してしまい、親として将来のことを案じて絶望感や不安感が募り、悲劇を起こしてしまう原因になっている現実です。

ひきこもりに限らず精神疾患者及び知的・重度障害者や高齢者や幼児と同居している家族が孤立した状況には、並々ならない負担による厳しい現実があるのですが、そこに適切な支援がなされていないがゆえに悲劇が今も続いているのが現実です。

1970年に横浜市で母親による脳性マヒ児の絞殺事件が起き、子育てに疲れ絶望的になった母親の犯行に減刑嘆願運動が起きましたが、「重症児に生きる権利はないのか」「罪は罪として裁け」と訴えた脳性マヒ者団体「青い芝の会」による重症児殺し告発運動があり、「なおるか、なおらないか」「働けるか、否か」によって決めようとする、人間に対する価値観が問題なのだと問題提起していました。

親だから子供を殺してもよいのか、という問いにイエスという方はおられないでしょうが、親子であれ一人の人間として対等に接することが基本なのですが、確執や将来を悲観した状況では冷静に対応できない面もあるので、そのような状況に当事者・家族が信頼している専門職が訪問し、相談できる支援が必要と考えます。

精神障害者の地域支援においてACT(包括地域生活支援プログラム:24時間365日)という訪問型の支援があるのですが、この支援が当事者・家族にとって、今のとこベストな支援だと思えます。
国は、アウトリーチ支援事業として3年ほど推進しましたが、定着しなかったという現実です。
(日本の精神医療は、病院に来てください!という在り方)

それでも心ある精神科医や専門職などによってACTが地域支援として立ち上げられている現状でもあり、全国津々浦々に開設されることを願っています。

精神に限らず孤立している家族に対する支援として、訪問型の地域支援が、安心して地域で暮らすことのできる支援と思えます。

ACTの紹介は、以下です。
https://actips.jp/about-act/a

親子の感情表出(Expressed Emotion:EE)が、高いか、低いかで、回復に影響するといわれています。
https://www.lab.toho-u.ac.jp/…/a…/expression_recurrence.html


2019/6/9
今まで、NPO法人宮崎もやいの会のホームページをBBIQのホームページ容量貸しを利用していましたが、5月31日で終了するという連絡があり、久しぶりに移行するための手続きなどで、脳をフル稼働にして働かせました。

新しいレンタルサーバーでの登録やアカウントやドメイン登録・設定など済ませて、新規作成をしていってサイトデータのアップロードと進むのですが、途中でなかなか理解のできないことがあったりするとそのことに集中するので脳が覚醒状態になってしまって疲れから解放されない状態が続きました。

何とかサイト移転を済ませることが出来ましたが、色々な問い合わせに対応してくれた新しいレンタルサーバーの担当者の方には感謝しています。

新しいレンタルサーバは、今まで以上に容量が大きくなり100ギガまで使えるので画像など豊富に利用した掲載が可能になるので、法人の活動を紹介するのに最適なサイトが構築できると思っています。

個人の写真サイトの「wave gallery」の無料サーバーのジオシティーズも3月で終了したので、同じレンタルサーバーの無料サーバーに移転しました。
久しぶりに20年ほど前にインターネットに興味を持って個人の写真HPなどを制作しているときの気持ちがよみがえってきて、ワクワク、ガックリ、憔悴、喜び、最後にやったーという感情がうごめきました。

新しいことを始めるときの心構えは、2歩前進5歩後退というぐらいの受けとめを繰り返しながら進んでいくしかないということを気づかせてくれた過去のHP制作の思いでが脳裏をかすめて行きました。

2019/5/24
宮崎で活躍している真北聖子さん(車いすのシンガーソングライター)のいとこの漫画家・みやざき明日香さんが、昨年『強迫性障害です!』というコミックエッセイを発売したら反響が大きかったらしく、続編となる『強迫性障害 治療日記』が発売されたことを紹介されていました。

早速、地域活動支援センターかふぇらてで2冊購入したので読みました。

精神疾患の強迫性障害(強迫観念・強迫行為)によって日常生活がままならないことになり、スケジュールに狂いが生じて予定通り過ごせないので、勤めることや外出することに消極的になって家に閉じこもる生活を強いられてしまうことになるなかで、どのようにして障害を持った自分を受け入れることができ、自分の得意とする漫画で実体験を赤裸々に描いて公に発信するというアクションを起こすことができたのか、興味のあるテーマです。

彼女自身、自分の体験が他の方の回復の参考になったり、強迫性障害の理解につながる活動になることが、ミッションだということで、自分のストリングスである漫画という表現手段を通じて自分自身を公に発信することに情熱を傾けて連載されたのだろうし、自分の体験を描くことで自分自身を論理的且つ客観的に見つめることが、物語のストーリー性を高め、強迫性障害の改善につながる要因にもなったのだろうと思えます。

誰もが発症する精神疾患であるからこそ、色々なリカバリーストーリーを誰もが公に発信してもらうことで、悲観的な気持ちで苦しんで過ごしている当事者に少しでも回復への参考になったり、リカバリーという可能性につなげるには、自分の体験をピア(仲間)と客観的に検証する(べてる流当事者研究)ことが現状を変革してくれる実践だと思っています。

2019/5/4
 興味のあるイベントがあったので紹介します。
一つは、「べてるが高鍋にやってくる~レッツ!当事者研究~」が3月16日に開催されました。
 私にとっての「べてるの家」は、息子が精神疾患を罹患した時に知合いから北海道に当事者が積極的に自分達の生活をビデオに撮って作った「ベリーオーディナリー・ピープル」というタイトルのビデオを販売しているということを聞き、見ることで、当事者が積極的にチャレンジして生きているということを知り、悲観的な気持ちから希望につながる切っ掛けになり、今があると思えます。
 北海道の浦河町を拠点に精神障害者が運営する「べてるの家」の利用者が、精神疾患の特有な症状をドクターの研究対象ではなく、自分達で研究しようと「レッツ!当事者研究」というワークを作り出し積極的に実践しています。
 当事者研究とは、統合失調症の当事者の多くは症状に対して受け身であるだけではなく、すでに様々な自己対処を行っていると理解し、当事者研究ではそうした様々な「自分の助け方(自助)」に焦点を当てて、より良い自助ができるように、当事者が主体的に考え、実践していくことが核となっています。
 このように自分の苦労を自分で解明すると同時に仲間と一緒に徹底的に話合って考えることが、べてる方式と言われています。
 キャッチフレーズに「三度の飯よりミーティング」といわれるぐらい話合うことが回復には効果的であるということで、話合いが根付いているべてるの風土なのです。
 もう一つは、やっどみやざき主催の「宮崎県における強制不妊手術を考える集い」が3月14日に開催されました。
 旧優生保護法によって、宮崎県で283件の強制不妊手術を受けられた方がおられます。
 全国で、国に謝罪と補償を求める裁判も行われています。
 優生保護法に関して、1974年に脳性マヒの当事者会「青い芝の会」の横塚晃一氏が、「生産第一主義の社会においては生産力に乏しい障害者は社会の厄介者・あってはならない存在として扱われてきたのですが、この法律は文字どおり優性(生産力のある)は保護し劣性(生産力のない)なものは排除するということなのです。」ということを先駆的に発言し、後に各障害者団体から優生思想をもとに作られていることに異議を唱えられ1996年に優生思想に基ずく部分を削除して「母体保護法」に改正されました。

2019/4/3
 先日、「yah!doみやざき」の新しい社屋の事務所に行って、永山・山之内さんに久しぶりに会って、お互い忌憚のない会話をしてきました。

事務所に伺うといつも入れたてのコーヒーを出してもらえるので、カフェに行った気分になり好き勝手に意見交換できる場になっています。

お互い身体と精神の障害者に関する課題を抱えているので障害の種別は違いますが大局での障害者というとこでの理解促進などの活動を如何に構築していくか、一般市民にどのように理解され共有してもらうか、会うたびに話題にしているとこです。

また、彼ら身体に障害があっても精神障害者に対しての理解が深いことに感心させられます。

法人としての「yah!doみやざき」が全国ネット「DPI日本会議」に入っていることで、他の障害者の状況に対する報告などを見聞することで、精神障害者の地域における支援や地域移行の遅れなどを認識して働きかけをしてくれています。

彼らは、重度な障害があれ、地域での生活を押し進める根拠として、従来、援助者・支援者が全てを決めるというあり方が一般的でしたが、2006年に国連総会で採択された「障害者権利条約」の中に「私たちの事を私たち抜きで決めないで」という文言が謳われたことで、今まで以上に障害者自身が自分の意志を示すことが可能になり、人として当たり前という意識を持つことができ、今まで閉ざされていた生活から地域での生活に移行したり、人生を自分で選択してエンジョイすることが可能な社会に変化する過程であることを積極的に活動として生かしているとこにリスペクトしています。

精神障害者も彼らと共に「私たちの事を私たち抜きで決めないで」という意識を持って、社会の中で生活していくことが求められていると思っているとこです。

2019/3/6
 先日、久しぶりに支援者の池辺 宜子さんが運営している平和台の「ひむか村の宝箱」に行ってきました。

支援者でオーナーの池辺 宜子さんに会にいったら、丁度、知合いのアーティスト・玉田一陽さんもいたので、久しぶり二人に会って話すことができました。

ひむか村の宝箱が去年の12月1日にリニュアルオープンしたのですが、中々伺う機会がなく、やっと行くことができたので、新しい空間に身を置いてきました。

以前、天井は板でしたが、今回は白色に塗ってあったので、広く開放感を感じる空間になっていて、商品が並べてある販売空間とテーブルのあるカフェできる空間を仕切っているので、ごちゃごちゃした空間から目的に応じた空間に仕切られていたので新鮮さを感じることになりました。

リニュアルするのに、日南市のタギリホテルのカンマタカヤさんの仲間達タギリチームが協力して作っただけあって、新しいセンスを感じる空間に生まれ変わっていたし、その中にいる宜子さん自体が新しい雰囲気を醸し出しているのを感じてしまいました。

14年前のオープンから色々と関わってきた人間としては、リニュアルする以上、空間として新しいセンスを感じさせてくれることを望んでいたのですが、しっかり具現化されているのを感じることができたので写真を撮った次第です。

宜子さん曰く、これから「ひむか村の宝箱」の第2章が始まります、と言っているので、新しい試みに期待しながら宝箱から生まれるイノベーションを見続けたいと思っているとこです。

・「ひむか村の宝箱」には、オーガーニックやフェアトレードの商品や手作り商品&作品が展示されています。

・月1回「森のこども園」を開催されています。

2019/2/14
 先日、施設外活動でフローランテ宮崎に行ったらオーガニックフェスティバルを園内でやっていたので、それぞれの店をぶらぶらと拝見してきました。
知合いも店を出していたので覗いて近況など話したりしながら時を過ごしました。

 2000年頃にネットの世界に「陽転市場」という、手づくりの工芸品や特徴のある農産品を作っている方達を紹介及び販売するサイトを作って県外に発信していた時期があり、その時に紹介された早川農苑のHayakawa Yuriさんを知って有機農法の素晴らしさと同時に厳しさも知ることになりました。

 綾では、その時期周りの農家がみんな有機農法をやっていたわけではないので、害虫の問題などで苦情を言われることもあったし、手のかかる農法だったので苦労はつきものでしたが、いつも明るく農業体験や収穫祭などを実施されて野菜の新鮮さをアピールしたり、農業を誰でも体験して楽しさを感じてもらえる試みを積極的に実践れていたことが、今の早川農苑や綾の有機農法があるのだと思います。

 私も子供の問題があり、できるだけ土にふれることで癒されるとよいということで農業体験に参加したり、ページの更新のために写真撮ることも兼ねて随分と伺って、ゆりさんと会って有機農法に掛けるミッションを多くの人に知ってもらおうとページに反映させた記憶が甦ってきました。

 昨日、早川農苑のブースに伺いましたが、早川さんは来られていなかったので会えませんでしたが、あの頃からするとオーガニックの世界も人々から認知されてきたものだと思った次第です。

 また、知合いのGeoffrey Mark Paulことレイキマスターのジェフが「アイキスパイス」というスパイスの生産・販売の会社を起業して、今回出店していたので久しぶりに会って、活躍していることを目にしているよ、と話しかけた次第です。

 帰りに「やさしく学ぶ瞑想」という講座のチラシをもらい、現代はストレス社会なので心を癒す講座は求められているのではないか、と伝えました。

2019/1/16
 1月も半月が過ぎてしまいました。
 今年も、無病息災で過ごせたらと思っていますが、こればかりは自分の意志だけではどうにもならない面もあるので、なるようにしかならないし、何かが起きた時には、何とかなるさ(ノープロブレム)と思っています。

 生きていれば色々な問題や試練が日々あるわけで、それを悲観していても何も変わらないので、問題があって当たり前だし、順調だし、何とかなるさ、という気持ちで過ごしたいものです。

 以前、旅行好きの知り合いが、若い時に南米かアフリカを一人旅をしたときに、1日1便しか走っていない汽車に乗り遅れて悲観していたら、地元の人が、ノープロブレム、明日が来れば乗れるさ、と言ったことが印象に残った、と話してくれたことを今でも思い出します。

 現代人は、あまりにも時間に縛られた生活をしていることで、チョッとした失敗でも大げさに心の中に引きずってしまい、何とかなるさ、という心の余裕を失い、悲観的になってしまうのかもしれません。

 そのような心の在り方が、精神疾患の要因になる可能性大であり、年々増加の一途をたどる精神疾患者ですが、個人主義、成果主義、自己責任論、という時代の中で、自分で解決することを強いられることによって孤立してしまっている現状(孤立主義)では、より疾患者が増えるのは不可避なことだと考えられます。

 できることなら一人で考えることの限界を知り、引きずらないためにも、自分の弱さを話せる仲間に話して、問題を共有してもらうことで、気持ちが落ち着き、解決につながる道筋が見えてくることになると思います。

 個人主義、成果主義、自己責任論という既成の価値に囚われない、新たな多様な思考や関係性が求められていることを強く感じます。

今までの日々是出会は、以下に保存しています。


日々是出会:2017~18年
・日々是出会:2016年

・日々是出会:2015年
日々是出会:2008~09年
・日々是出会:2007年


   
 
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