「精神障がい者は、今の社会を新しく変えて行く存在である!」
ということで、不安を解消できる客観的なデータに基づいて記載された資料をSNSの情報過多の中からドラスティックでシビアに書かれた資料を探して掲載しました。
森田洋之氏(医師で南日本ヘルスリサーチラボ 代表)の「間違いだらけの新型コロナウイルス?いま日本人が知っておくべき6つのこと」という資料は、随時アップデートされて現状に即したデータを示されています。
高山義浩氏(沖縄県において感染症医と在宅医)が具体的な問題に対して真摯に対応されている資料が掲載されています。対策としての封じ込めることの意義、PCR検査に関するQ&Aや学童保育などへの感染対策の質疑応答やこれからやってくるシナリオを基に沖縄での対策のシナリオを拝見することが出来ます。
萬田 緑平氏(在宅緩和ケア医)の「新型コロナウイルス問題への萬田の私見」ということで、医者であると同時に人間としての独自の視点で、今回の新型コロナウイルスへのアプローチを私見として試みている資料にも出会いました。
高山義浩氏(沖縄県において感染症医と在宅医) ・PCR検査に関するQ&A https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=2735521836501306&id=100001305489071
・学童クラブの担当者やボランティアの方々に対して、新型コロナウイルスの流行に備える感染対策:質疑応答 https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=2731200086933481&id=100001305489071
・対策としての封じ込めることの意義 https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=2726515674068589&id=100001305489071
・厚生労働省が新型コロナウイルス感染症の本格的な流行に備える目的で、その規模を仮定として示すシナリオに基づいた沖縄でのシナリオ https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=2743197642400392&id=100001305489071
萬田緑平氏(在宅緩和ケア医) ・「新型コロナウイルス問題への萬田の私見」 https://www.facebook.com/ryokuhei.manda/posts/2766743233404020
巷では、新型コロナウイルスの感染に関した情報が日々報道されていますが、間違った情報を拡散しないことが、SNSを利用するものの道義的責任だと感じているとこです。 『映画「ケアニン」上映会&加藤忠相氏講演会』に参加した方々に任意で感想レポート書いていただけませんか、と依頼したら12名の方からデータを送って頂きました。 早速、宮崎もやいの会のHPに掲載しました。 主催者としては、映画と講演のイベントをどのように自分事としてフィードバックしてもらったのか、客観的な視点によって評価なり、今日的な課題であったか、ということを確認するためにも、参加された方の記憶として刻まれたものを言葉で残してもらうことを依頼して、そのデータから、改めて法人としてフィードバックして次につなげることができればと、イベント終了後に感想レポートの依頼を以前から継続しているとこです。 送ってもらった文章を読むと、イベント開催の趣旨より広く深く受け止めておられることが、文章から感じとれる内容に主催者としてはとても感激しているとこです。 何事も予定調和で終わることも大事ですが、忌憚のないシビアな言葉が記載されていることで刺激されることになります。 それからボランティアで参加してもらった学生さんにも感想レポートを依頼しているので、どのように受け止めて感じてくれたのか楽しみにしているとこです。 PS. Dr森田洋之氏(南日本ヘルスリサーチラボ)のコラムで「間違いだらけの新型コロナウイルス?いま日本人が知っておくべき5つのこと。」掲載されています。 https://note.com/hiroyukimorita/n/n03451f873e99
映画「ケアニン」上映会&加藤忠相氏講演会」が無事終了しました。 多くの方に協力して頂き、参加して頂いた方々に、この場を借りて、お礼を申し上げます。 協力・参加、有難うございました。 今は、イベントのアンケート(72名分)のコメントをデータにしたりして法人(宮﨑もやいの会)独自の報告書制作と法人の広報誌(すてっぷ)に特集として今回の『映画「ケアニン」上映会&加藤忠相氏講演会』についての記事を掲載するのに、参加された方で文章を書いてもよいという方々にお願いしているとこです。 イベントを実施すればそれで事足りたというわけにはいかないのがNPO法人のミッションなので、しっかりふりかえって結果を凝視して次につないでいくという作業が大事と後始末に奔走しています。 今回のイベント開催で、加藤忠相氏の書籍「あおいけあ流介護の世界」を販売するので、鹿児島の南日本ヘルスリサーチラボ代表の森田洋之氏と出会ったことに縁を感じています。 森田氏は、宮崎医科大学医学部入学、宮崎県内で研修を修了し、平成21年より北海道夕張市立診療所に勤務していて、「破綻からの奇蹟 ?いま夕張市民から学ぶこと? (これからの日本の医療・介護の話をしようシリーズ1) 」という書籍を出版して、夕張が財政破綻・医療崩壊という中で医療活動を実施しながら意外な発見があったことが記載されています。 これから地域社会が崩壊すると言われている中でどっこい楽しく生きていくことの秘訣が満載です。 最近、新たな共著で「社会的処方: 孤立という病を地域のつながりで治す方法」という書籍にも執筆されています。 従来の医療の枠組みでは対処が難しい問題に対し、薬ではなく「地域での人のつながり」 を処方する「社会的処方」というテーマで6名の方が執筆されています。
昨日の『映画「ケアニン」&加藤忠相氏講演会』に多くの方に来場いただき、有難うございました。 今朝、スタッフとして手伝って頂いた方々のイベントのことに関するコメントの記載を読んで改めて企画してよかったと思った朝でした。 また、来場して下さった方のコメントを見たりして、自分をふりかえっているコメントを見ると、企画としてよかったと自賛しているとこです 帰り際、映画「ケアニン」を観て、久しぶりに涙を流しました、と感慨深げに伝えて下さった方達が多くおられました。 人と人とが仕事とはいえ関わる中で、お互いが思い合うというあたりまえのことを介護という世界をテーマに物語として伝える映画としてのリアリティが見る側の機微を揺さぶる内容でした。 涙した後に、加藤さんの講演を聴くことになり、スタッフの方の言葉ではないですが「感動と笑い、涙と勇気」「背中を押してもらった」という内容の講演でした。 忌憚のない言葉で、あたりまえの介護をクールでホットな語りで来場者を引き込んでいく語り口に皆さん頷きながら聞いておられました。 最初に、良い介護人材とは、成功事例とは何なのか、と聞かれて、改めて考えるということに気づかされるということが、その後の話の内容によって幾つもある講演でした。 国の施策を活かして利用者に寄り添った施設が開設できる現実であるけど、介護に限らず運営者次第であたりまえの支援ではない運営が行われている現状であることに憤りを感じてしまいます。 そのような現実の中、あたりまえの介護を実践している加藤さんの実際の施設の話を聴くことで勇気と希望と可能性を実感した方達が多くいたことをアンケートなどで感じた次第です。
とうとう、近づいてきました! 25日開催の『映画「ケアニン」&加藤忠相氏講演会』が、後10日ほどで開催です。 早いもので、去年の7月ぐらいから企画して進めてきましたが、その間、色々な領域の方と出会ったり、個人的に久しぶりのイベントだったので、不安でしたが色々と進めていると段取りが甦ってきました。 一番問うことは、今日的な課題であるか、ということを考えながら思ったことは、介護の問題は地域において複合的なつながりがあり、介護だけの領域ではなく包括的に捉えることが課題解決には必要ということにワクワク感を感じながら進めてきました。 今までイベントを実施して、終わってよく耳にするコメントが「よいイベントなのに、もっと多くの方に来てほしかったですね」という声を聞く機会があったので、今回はそのような声を払拭するためにもSNSなどデジタルツールを使って賛同者の方々に広く宣伝してもらっているとこです。 また、支援してくださっている方々にも後1~2人の方に声掛けてもらって来場していただくようにアナログ的方法でお願いしているとこです。 申込の締め切り日が、15日になっていますが、まだ会場には余裕がありますので、15日過ぎでも受け付けられるようにしています。 どうぞ、よろしくお願いします。 配給会社の株式会社ワンダーラボラトリー(映画を通じた「人が人を支える社会づくり」がミッション)から今回の上映会に関して、ケアニンのパンフレット(600円)、ケアニン2チラシ、自主上映会の提案チラシが送ってきました。 それと、加藤忠相氏が森田洋之氏(医師・元夕張市立診療所所長、宮崎医科大卒)と共著で出版している「あおいけあ流介護の世界」(1,000円)も会場で販売することにしています。 どうぞ、介護及び福祉に関する「映画と講演会」を通して地域密着の施設や支援の在り方を改めて考える機会として、有意義な時間を過ごして頂ければと考えております。
新年明けましておめでとうございます。 2020年が皆様にとって佳い年でありますよう願っています。 宮崎の正月3が日は、快晴の天気が続き、とても過ごしやすい日々でしたので、今年も幸先の佳い幕開けだと感じているとこです。 新年早々1月25日に、NPO法人宮崎もやいの会主催で『映画「ケアニン」上映会&加藤忠相氏講演会』を計画しているので、開催日までに集客に力を注ぐことになりますが、今回のイベントに参加される方に、申込された動機やイベントへの期待などを聞いたので、以下のページに掲載しています。 http://www.m-moyai.com/index.html https://www.facebook.com/events/2238874099573899/ 申込のコメントとして、親の介護に関してのことだったり、自分自身が介護される立場になった時に、どのような地域支援があるとよいのか、ということを考えておられて、今回のイベントをいい機会として捉えている方達が多いのも高齢化の波と自分事として考える方達が多く、そのようなコメントが寄せられています。 介護は3Kと言われることで、人材不足になり、従事者に過剰な負担がかかることで精神疾患に罹患する方もおられる職場であるのも現実ですが、そのような職場を改善する試みが起こってきているのも見聞できる今回のイベントです。
先日、「こころのふれあうフェスタ2019」作品展(主催: 宮崎県障がい者芸術文化支援センター)の一環として、12月1日にパネルディスカッション「アートと障がい者支援についてのトークイベント」にパネラーで参加してきました。 坂本金一(造形作家)さんが、自閉症や障がい児の子供などに絵画や造形を教えて感じたことを話されました。 吉野由夏(どんこやメンバー)さんが、アートに触れてから自分の世界が広がっていったことやアートを通じた人との交流などによって積極的を気持ちを持つことで自分自身がネガティブな心からチャレンジする気持ちに変わったことなどを話されました。 吉野さんは、2009年に「アートステーションどんこや」と法人と一緒に「猫じゃ猫じゃ展」をフローランテ宮崎で展示会をやった時にどんこやのメンバーさんが作品を制作する姿などを撮らしてもらったりしたので、10年前の姿を思い出すと同時に今日の発表する姿を見て感激しました。 障害のある子を持つ親の立場で吉野さんの姿を見た時に前向きに成長している姿が感じられることが親としては嬉しいことなので、どれほどご両親が喜ばれていることか胸が熱くなりました。 このようにアートを通じて障害を持った人達が前向きな心になったり、自分の思いをイメージ化して描いたり作ったりすることで、障がい者として閉ざされた世界から飛び出して新しい世界に旅立つことで新たなアートの世界を生み出してほしいと思っています。 今まで心身ともに五体満足に生きてきて、突然障害を持ってしまうことで、今まで当たり前と感じていた世界が、突然違った世界に感じられること自体が、新たな発見であり、その違いをアートとして体現することが大事で、一般的な世界から逸脱した精神が独創性を生み出し、表現として成立することにつながると感じています。 ハンディを逆に活かした生き方を、積極的にアートにも活かすことがオリジナル性を生み出すことになるのかもしれません。 2009年にどんこやで撮影したメンバーの制作風景と作品を、2013年に法人の写真展「「I love みやざき」で展示した時の撮影記を掲載しています。 http://www.m-moyai.com/donkosatueik.html
久しぶりに平和台の塔の前にある「ひむか村の 宝箱」の池辺 宜子さんを訪ねて、今回、開催する『映画「ケアニン」上映会&加藤忠相氏講演会』のチラシを届けに伺いましたが、只今、シュタイナー教育から生まれたライアーという楽器の野外での演奏会を公園でやっています、とスタッフから聞いたので、カフェ周りを散策して写真撮ったりしてカフェでオーガニックのコーヒーを飲みながら待っていました。 池辺さんは、宮崎もやいの会を立ち上げる数年前に「ひむか村の宝箱」を開設していたので、交流できるスペースのない法人に夕方から店を提供して利用させてもらったりするぐらい色々と協力してもらった支援者の一人です。 コーヒーを飲みながら待っていたら帰って来られたので、チラシを渡して色々話している時の表情がよかったので、写真を撮らせてもらったのですが、楽器のライアーは、癒しの竪琴として紹介されるぐらい癒しに効果があるということだったので、その効果で表情が優しい雰囲気を醸し出していたのかもと思いめぐらせました。 支援センタかふぇらてを開設してからは、以前みたいにフリーに時間がある状況ではなくなったので、気晴らしに伺うということがなくなったのですが、それでもここという時には訪ねて、お願いしたりしている状況です。 今回のイベントも高齢の親を持つ身としては切実な問題なので身近な方達に問題を共有してもらって、より親の願いを叶えられる地域での支援の在り方を考える機会にしてもらうように話して、協力をお願いした次第です。 申し込みは、以下のサイトから。 https://www.kokuchpro.com/event/m_moyai/ http://urx.space/07fg
NPO法人宮崎もやいの会として、久しぶりに企画したイベントのチラシができました。 来年の1月25日(土)に開催する『映画「ケアニン」の上映会と加藤忠相氏の講演会」のチラシができたので掲載します。 映画ケアニンは、地域の小規模介護施設で働く若者が主人公で、日々の介護の仕事を通して介護者&人として成長する姿を描いた映画であり、その映画のモデルになった小規模多機能施設を運営している加藤氏に講演してもらい、より介護の仕事の持つ魅力を語ってもらうことにしています。 介護の世界の問題だからと介護関係者だけの問題でなく福祉に携わっている方達に通底している問題でもあり、高齢者であれば誰もが自分ごととして考えなければならない課題であるのも現実です。 誰もが最期は納得する人生で終わりたいと思うのが当たり前で、そのために住み慣れた地域でいつもの日常を過ごしたいというのが思いで、それをどのように実現していくか、その課題に向き合って施設運営している方達が全国にはおられる中、加藤氏もその一人だと思えます。 地域での支援を考えた時に、他職種の連携によってより包括的に課題解決が可能になるのですが、連携がないために取り残されている人達がいることも現実で、地域によっては積極的に縦割りから横断的な連携を実施して成果を出してきている地域もあるのが現実です。 地域での生活を考えたら色々な課題に遭遇するのは当たり前でワンストップで相談を受け、他職種チームで支援するというシステムができることが成熟した地域社会ではないかと妄想しています。 名義後援は、以下です。 一般社団法人宮崎県介護福祉士会 一般社団法人宮崎県社会福祉士会 一般社団法人日本精神科看護協会宮崎支部 一般社団法人宮崎県精神保健福祉士協会
来年の1月25日(土)に市民文化ホール イベントホールで「ケアニン~あなたでよかった~」の上映会と映画のモデルになった介護施設の運営者:加藤忠相氏の講演会を開催することになりました。 このイベントの機会を生かして、9月から12月までの期間、毎月1回「加藤忠相氏の介護実践から学ぶ会」を実施することにしました。 加藤氏の介護理念は、介護に止まらずあらゆる立場の方に、特に看護・援助・支援に携わっている方に刺激になる実践なので、講演会前に学ぶ機会になればと企画しました。 「学ぶ会」の日程は、毎月1回、第2週の土曜日、10時から12時まで、市民プラザ4階で実施します。 案内は、イベントページを作りますので、詳細はページを確認していただくとよいと思っています。 https://www.facebook.com/events/2384731588280371/ NPO法人宮崎もやいの会としては、2015年に県内18ヶ所で「ふれあい交流会」を開催してから公にイベントを開催していなかったので、久しぶりに上映会申請及び加藤氏のゲスト依頼をワンダーラボラトリーの担当者に連絡して、30日の夜に担当者から加藤氏の出演はOKですので、開催準備を勧めてくださいという連絡があり、一安心したとこです。 これで、本格的にチラシの制作やSNSでの案内やイベントページを具体的に発信することを進めていきながら、何とかしたいと思っている方々と盛り上げていけたらよいと思っています。 一人でも現実の在り方に疑問を持って新たな道を模索されている方に出会う機会になることを期待しているとこです。
福祉のイノベーションで検索していたら、「僕らの仕事は、管理や支配をすることではなく、介護保険上の自立支援をすることなんです。」「自分の思い通りにいかない人を鍵や薬でコントロールしているだけです。」という言葉が目に留まったのでクリックしたら神奈川県藤沢市で老人介護施設を運営している株式会社あおいけあ代表の加藤忠相氏の講演での文章にヒットしたみたいで読ませてもらいました。 https://ninchisho-online.com/archives/15733/ 加藤氏の言葉が、介護だけの問題ではなく精神の世界でも、べてるの家の向谷地生良氏が、精神医療は囲療であり、看護は、管護であり、福祉は、服祉であるといったことを思い出させてくれるぐらいインパクトのある言葉でした。 大学卒業後、特別養護老人ホームに介護者として勤めたけど介護の在り方に疑問を持ってしまい25歳で起業することを選んだという稀有な人物です。 世の中、先駆者といわれる方の特徴は、既存の在り方に疑問を持つことが新しいシステムを構築することにつながり、より納得のいくシステムにイノベーションしていくことが不可避であるという時代でもあると思えます。 介護の世界のことをドラスティックにドライな視点で、じいちゃん・ばあちゃんに向き合って実践して感じた視点で書かれた文章に出会って、何が大事なのか、真摯に介護に向き合っている姿勢とその姿勢を客観的な言葉で論理的に語られているとこに、共感した次第です。 大施設という成果と効率を求めた施設のミッションは、施設中心に全てを成立させて、それ以外は不要なものとして排除していくという中に、人権や尊厳を無視した管理的なシステムが横行している現実に疑問を感じて、それを実行することに決別して新たな道を切り開いていくことを選ぶ人たちがいることに、まだまだ期待できる未来を感じたと同時に、私もそうありたいと感じた次第です。 加藤氏の施設をモデルにした映画「ケアニン~あなたでよかった~」の自主上映会ができるシステムがあったので申請して、上映会と講演会を令和2年1月25日(土曜日)に市民文化ホールのイベントホールで12時開場の13時開演、16時30分終了というスケジュールで開催することになりました。
豊中市社協でのコミュニティーソーシャルワーカー(CSW)の実績を見ていくと、家から地域へというときの地域資源をどうやって確保するかというときに、国の緊急雇用創出基金や安心生活創造事業を市が予算化して社協が委託を受けて実施してきたことが記載してある文をみて、なるほどこの手があるのを再び確認したとこでした。 県の家族会に身を置いていた時に国の予算があることを知ると県の担当にこの予算を使うことで効果があるということをレクチャーし、理解してもらい、委託を受けて活動を推進したり、理解のある担当者だと国の予算を先に知っていてこの予算はこの活動には使えます、と積極的に進めてくれるという過去の経緯がありました。 かふぇらての運営に携わってからは、あまり国の予算など見て精神障害者の地域での支援施策を生かした活動を実施するとこまで余裕がないのが現状だったので、興味が持てませんでした。 近頃、CSWの地域での必要性を感じてからは、色々と可能性を探っている中で、「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」の構築という資料を厚労省が掲載しているのを見て、鹿児島県が構築支援事業を活用して地域移行推進に取り組んでいるのを知り、以前、鹿児島県がピアサポート人材育成事業として、国の緊急雇用創出事業臨時特例基金を活用して実施したのを聞いて、通常、商工政策課が利用する予算を障害福祉課の担当者が精神障害者の雇用という視点から予算化したことに感心した次第でした。 今回も精神障害者の地域移行推進とピアサポート活用を促進する事業を国の予算を活用して実施しているのを見て、隣の鹿児島県の担当者の機転の利いた事業展開に感心しながら、精神の入院患者が鹿児島県は全国ワースト1を返上するために精神障害者の雇用や地域支援を積極的に事業として展開していることに、宮崎も全国ワースト3であるのに何を具体的に施策としてやっているのかと思いいたっているとこです。
「孤立している方々への地域支援がどれほど大切であるか考えさせられます。」という文章を受けての続きです。 犯罪を起こす人たちの背景を見てみると、地域で孤立していることが見て取れます。 現代社会の個人主義や成果・効率主義がもたらす自分さえよければという風潮が、孤立を生み出し、上下関係や主従関係によって縛られ、閉塞感を日々感じながら誰もが孤立して生きているということは、誰もが今の世の中、犯罪者になる可能性はあるということになります。 犯罪の要因である孤立を如何に回避することができるか、地域で人と人がつながる仕組みを作り、地域の人たちの協力で孤立を防いでいくことができるか、コミュニティ再生によって犯罪は防止できるのですが、現状は、コミュニティが崩壊していて孤立が進みSOSの声を上げられない家族や当人が声を潜ませて生活しているのが現状です。 そのような状況に積極的な支援を実施して効果を上げている大阪の豊中市社会福祉協議会をモデルに2014年にNHKで深田恭子さんがコミュニティソーシャルワーカー(CSW)を演じた『サイレント・プア』というテレビドラマがありました。 このドラマのモデルになったのが、大阪府の豊中市社会福祉協議会で、地域に制度の狭間にいて自らSOSを出すことができずに孤立する人たちを、行政と連携して支え、もう一度社会につなげていく活動を推進する専門職をCSWと位置づけ、2004年に大阪府が全国で初めて導入した制度です。 このような制度が、全国的に広がり地域に根差した支援として定着することで、多くの声を出せない人々が、日々の生き辛さから解放され、人とつながったり社会につながることで、自信や希望や誇りを持つことになり、自殺や犯罪の防止につながる支援だと思えます。 宮崎も積極的にCSWの育成や地域への配置を考えた施策につながる働き掛けをしていくことが求められている現状ではないかと思えます。 まさにCSWの活動は、アウトリーチによる地域での支援なのです。
ちょっと考えさせられる事件が続いています。 今回の吹田市での警察官拳銃強奪事件の容疑者が精神障害者保健福祉手帳を所持していたという記載がされていたことで、また、精神障害者に対して刷り込まれた偏見で犯罪者というイメージを持つ方がいるのも現実で、そのことが報道などで大きく取り上げられると、今まで順調に地域生活を送っていた多くの精神障害者の方に不安な気持ちを抱かせ、体調を崩したり、人の目が気になって外出できなくなってしまいます。 このような不安な気持ちの時こそ、一人の人間として優しく接することが不安解消につながるので、できるだけ優しく接することが、地域で共に生きてる人間として大事な対応の在り方だと思います。 容疑者が精神障害者であると、大きくメディアに取り上げられるたびに、精神障害者=犯罪者というイメージに囚われますが、実際の犯罪検挙人総数の中で精神障害者の数がどれほどか、調べたとこ平成29年度の犯罪白書で、検挙人員総数226,376人で、精神障害者等が4,084人で1,8%という数です。 精神障害者等には、精神障害者2,463人、疑いのあるが1,621人ということで、精神障害者の数にすると1%ぐらいになり、もっと少なくなります。 このようにメディアの報道によって、とても偏った、誤ったイメージを持ってしまっているのが現状です。 それに精神障害者で事件を起こしている人は、治療中断者など地域での支援を受けていない方であると報告されています。 地域で医療・福祉の支援をしっかり受けていれば、身近に信頼できる相談者がいるので、犯罪につながることを予防することになります。 孤立している方々への地域支援がどれほど大切であるか考えさせられます。
東京都練馬区の事件を観て、とうとう起きてしまったかという印象でした。 親として何歳になっても子供として対応してしまう習性が、ひきこもってしまっている息子に、長年、否定や批判といったネガティブな言動によって確執が続くことで、親も子も心が疲弊してしまい、親として将来のことを案じて絶望感や不安感が募り、悲劇を起こしてしまう原因になっている現実です。 ひきこもりに限らず精神疾患者及び知的・重度障害者や高齢者や幼児と同居している家族が孤立した状況には、並々ならない負担による厳しい現実があるのですが、そこに適切な支援がなされていないがゆえに悲劇が今も続いているのが現実です。 1970年に横浜市で母親による脳性マヒ児の絞殺事件が起き、子育てに疲れ絶望的になった母親の犯行に減刑嘆願運動が起きましたが、「重症児に生きる権利はないのか」「罪は罪として裁け」と訴えた脳性マヒ者団体「青い芝の会」による重症児殺し告発運動があり、「なおるか、なおらないか」「働けるか、否か」によって決めようとする、人間に対する価値観が問題なのだと問題提起していました。 親だから子供を殺してもよいのか、という問いにイエスという方はおられないでしょうが、親子であれ一人の人間として対等に接することが基本なのですが、確執や将来を悲観した状況では冷静に対応できない面もあるので、そのような状況に当事者・家族が信頼している専門職が訪問し、相談できる支援が必要と考えます。 精神障害者の地域支援においてACT(包括地域生活支援プログラム:24時間365日)という訪問型の支援があるのですが、この支援が当事者・家族にとって、今のとこベストな支援だと思えます。 国は、アウトリーチ支援事業として3年ほど推進しましたが、定着しなかったという現実です。 (日本の精神医療は、病院に来てください!という在り方) それでも心ある精神科医や専門職などによってACTが地域支援として立ち上げられている現状でもあり、全国津々浦々に開設されることを願っています。 精神に限らず孤立している家族に対する支援として、訪問型の地域支援が、安心して地域で暮らすことのできる支援と思えます。 ACTの紹介は、以下です。 https://actips.jp/about-act/a 親子の感情表出(Expressed Emotion:EE)が、高いか、低いかで、回復に影響するといわれています。 https://www.lab.toho-u.ac.jp/…/a…/expression_recurrence.html
今までの日々是出会は、以下に保存しています。 ・日々是出会:2017~18年 ・日々是出会:2016年 ・日々是出会:2015年 ・日々是出会:2008~09年 ・日々是出会:2007年