「精神障がい者は、今の社会を新しく変えて行く存在である!」          

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「精神障がい者自立支援ネットワーク宮崎」

定例会報告:2015年・5月・4月・3月・2月・1月


5月の定例会

今日は、精神障がい者自立支援ネットワーク宮崎の定例会を行いました。
3ヶ月に1回は懇親会の日でして、それぞれ参加者が1品食べ物を持ってきて楽しく交流会をやる日でしたので唐揚げと根菜の煮物を持っていきました。

それぞれ自慢の料理を持って来ていただいたのを並べると、そこらのバイキングに見劣りしない料理が並んででいるのを写真に撮って感じました。

参加者は、食べながら現状を思い思いに語って如何に改善していけるか投げかけていました。

私も今の助成事業に申請することで当事者が今の現状から次のステージに進むことが出来るかが、最大の課題であるということを当事者と共に作り上げることを語り、行政の参加者には、単年度の助成事業には疲弊するので何とか中長期的な事業として組み立てることを考えてほしいと、レクチャーしました。

当然、心ある行政マンであればその事業を県なり国の事業を上手く組み込んで実施すれば可能であることなのですが、大半の行政マンは中々新規の事業をやりたがらないという現状に、参加している行政マンに愚痴を言ってしまいましたが、上手く知恵を使って中長期的に事業を取り入れることをお願いしたとこです。

何も利権が絡むということではなく、当事者が自分の持っている資源を活かすことが出来る事業であるピアサポート事業を実施して同じ仲間のエンパワーメントを高めて行く事業が大事であると思って具現化することを事業化することを推進するということだけの話なのです

4月の定例会

昨日は、夕方から精神障がい者自立支援ネットワーク宮崎の定例会を行いました。
参加者は、16名の内当事者4名でした。

今回は、就労に関するテーマで県との恊働事業で精神障がい者を雇用しているケーキのゴローズの内田社長さんと勤めている当事者の方を取材したDVDを上映して私達にとっての就労とは、ということで話合いました。

当事者の意見を聞くことで現状を理解して解決するきっかけにしているので、今回も当事者の方に意見を聞きました。

・一般(8時間・週5日)に合わせることが出来ない。
・自分の働く条件にあった就労があるとよい。
・勤めても相談できるとこがないと不安になる。
・職場の人間関係が上手くやっていけるか不安。
・一般就労したいけど支援者からまだ無理といわれる。
など、貴重な意見がだされました。

次に、この課題をどのようにクリアーしていくかということで話合いました。

現状は、当事者が一般に合わせることで一般就労という道を開くことが出来るのですが、その条件に合わせられない方は排除されるというのが、今の一般就労の在り方です。

この雇用する側の条件に合わせるという在り方になっているのを、働きたい方の条件に合わせた雇用形態、多様な働き方、に企業側も対応することで規格に合わない方の働く意欲を活かすことになるのではないかと思いながら、大手企業などが実施しているフレックスタイム制を全ての企業が導入することで、障害があっても、短時間労働や労働日数や会社か自宅かという条件で働くことのできる最善の方法かもしれないという結論に至りました

そのためには、働きたい方達が企業側にあらゆる雇用条件を満たす雇用形態を提案することで、現状の雇用に関する課題を解消することになることが大きな意味で体制(企業オンリーの雇用)を変えることになって全ての働きたいという意欲のある方が働ける社会になると妄想することが出来る話し合いになりました。

それに関した意見で、熊本県では企業側に対して働き手の条件を受入れるような雇用の在り方を検討する会が動き出したという情報提供もありました。

ということで、宮崎もやいの会やネットワーク宮崎やピアサポート宮崎で企業側に提案型の就労に関するフォーラム「私達にとっての働くとは!」という仮のテーマで当事者と企業側の方達に参加してもらって意見交換会を実施する企画を考えたいと思っているとこです。
 

3月の定例会

201539日の淡路5人殺人事件では、容疑者として逮捕された人物に精神科入院・通院歴があったこと、妄想の影響と見られる言動を繰り返していたことが報道されています。
一方で、A氏は向精神薬を服用していなかったこと、その背景に精神医療批判があったことも伝えられています。

以上の事件に関して参加者と話し合いました。
今回は、ホワイトボードに意見を記載しましたので画像を掲載します。


   

2月の定例会

ネットワーク宮崎の定例会で市民プラザの和室を借りて料理持ち寄りで懇親会をやるために早めに会場に行って待っていたらぼちぼちと開始時間より前に何人か参加者が来て珍しい料理と飲み物を提供してくれていたので、今回は時間厳守で始めた次第です。

料理を前にして待つほど辛いものはないので早速時間が来たので始めていたら続々と持ち
寄りの料理を持って参加者が来たのでどのような料理か期待しながら盛り上がってくるし、新しい料理がどんなものか楽しみながら過ごすことができた次第です。


料理を楽しみながらのこのような懇親会が一番楽しい集まりかも知れないと話しながら既
存の居酒屋でやるより色々な料理を持ち寄りでやる方が安上がりで色々な料理が食べられて楽しい時間を過ごせるのではないかとみんなで話した次第で、これからの懇親会は料理の持ち寄りでやりましょう、と言う意見が主流なのを感じながら次回からの懇親会の在り方を考える機会になりました。


テーブルオブドリームスを宮崎でもやりたいと思っていたので、今回の持ち寄りは次につ
ながる試みだったかもしれません。


みんなが食を通して楽しめる居場所があるともっとつながりができて色々な課題も解決で
きることになるのではないかと思いました。



1月の定例会

支援者で専門的なスキルを活用して支援する場合にボランティアではなく有料で支援する場合に、精神障害者の経済的状況(生活保護か障害年金)を考えると自費での受診は当事者にとって負担が大きいということを如何に解決するか話し合いました。

日本での認知行動療法に関して、自由診療だと経済格差によって病気の治療を受けられる方と受けられない方が存在することはおかしいというのが誰もが認識しているコンセンサスではないでしょうか。


イギリスでは、認知行動療法というカウンセリングによる療法が精神疾患者に対して効果があることを実証しているので医療として推進しているのを、我が国も参考にしてうつ病の増加に対する対策として認知行動療法を医療に組み込んで推進することで保険が適用されることになり、今までの自由診療(オープンプライス)だと1時間1万円が千円で受けられるようになったことは素晴らしく前進ではありますが、病院サイドとしては担当者が精神科医でなくてはならないという条件がついていることから認知行動療法を熟知した精神科医を雇用しなければならないのと、精神疾患は即効果があり改善するものではないので費用対効果を考えると積極的に推進する病院がないというのも現実です。


宮崎の病院で保険を適用して医療として実施しているとこはないのも現実です。

日本では、認知行動療法を熟知しているのは心理療法士なので、彼らが担当できるシステムであれば最善なのですが、医師法でそこにバリアが請じているということです。

改善が見込める療法があっても誰もが受けられるシステムではないということで、日本では、絵に描いた餅という施策になっているとこです。

ただ、現実的には改善する方法があるのにそれが活かされていないとこに憤りを感じますが、個人として多くの方が困っていることを社会的課題として気付くことがまず大事で、その次にはどうしたらこの課題を解決につなげることができるか、多くの方が抱えている課題を解決するのに社会的起業として考えなければならない現実だと思っているとこです。

社会的起業として考えると、社会に問題がありそれによって困っている方がいて、それを解決するのに行政も民間も対策をうたない課題に気づいた人たちが自分ごととしてボランティアではなく持続可能な事業として成立たせることができるかを起業として実践していくことだと思っています。

まずは、多くの精神疾患者が現実の生活の中で精神的な安定を求めて改善したいと思っているということは現実であるという第1の要因と、その課題を積極的に解決するためにカウンセリングやコーチングでのサポートをしたいと考えている方がいるという現実の第2の要因を、如何につなげて解決していくかということを踏まえれば、社会的起業として成立たせることを考える価値はあると思っています。


   
 
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